酒造り唄で日本酒大賞功労賞 | 山本祥一朗の酒情報

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阪田美枝さんは「日本酒で乾杯推進会議の百人委員」のお一人だが、かつて平成11年度に「日本酒大賞功労賞」を受賞されている。

それは「定本・日本の酒造り唄」を出版された功績による。阪田さんはその前に「日本の紙漉き唄」を出版されていた。それというのも「日本の心」を追い求めてのことである。

阪田さんは同志社大学を卒業された後、図書館での勤務や音楽関係の仕事を通じて、幼い頃から母親が長唄の師匠だったこともあり、「日本の心」に強い関心を抱いた。その一つとして「日本の紙漉き唄」をまとめて出版された。これに次いで出されたのが「酒造り唄」である。

最近では来るべきオリンピックの前兆というわけでもないが、世界中からがわ国の古き良きものが注目されている。紙漉きにしても日本酒にしても、わが国ならではの最も誇るべき伝統の一つである。