春季大会が開幕した。
新生法政の初戦は、リーグ戦ライバルの中央大。
怪我人を多く抱える法政。
FWでは、1,2年生だけで5人と、実に若い布陣で中大に挑んだ。
今季初戦、どこまでやれるか注目していた。
ラグビー祭の時、選手の体つきや、動きを見て、オフシーズンを有効に使っていたのが
推察できたので、そこそこはやれるだろうと思っていたが・・・・。
開けてみれば法政爆発 快勝だった。
上出来だった。
もちろん、何と比べるかにより、人それぞれ評価は割れようが、
少なくとも昨年春の初戦と比べれば、明らかにレベルが高くなっているのは明白だ。
結果は以下のとおり。
法 政 中 央
前半: 35 3
後半: 31 28
合計: 66 31
法政快勝
実に面白い、安心してみていたられた。
(前半)
1分:開始早々中央左サイド陣内深くに入り、法政ボールのラインアウト。
法政若手FW 見事キャッチすると、そのままモールを組み、一気になだれ込んでトライ。
最後は牧野内選手か?
過去法政の病気だった開始10分の課題は克服したのか?
素晴らしい集中力だった。G成功。
法政7-0中央
6分:中央法政反則から、公式戦ということもあってPGにより手堅く得点をとる。
法政7-3中央
18分:しばらく膠着状態続く。中央陣内に入り密集の中、小池選手の突進から左展開。
加藤→金→森谷とつなぎトライ。金選手の素晴らしいディフェンス、ラン、パスは
今年も健在。
前半のみの出場だったが、攻守で活躍。存在感十分。
去年、BKでトライがとれずに苦しんだが、これを見ると明るい。G成功
法政14-3中央
31分:やや攻めこまれ、法政陣内でしばらく続くも、法政ボールを奪い加藤選手へ。
加藤選手、中大左サイドに空く無人エリアに素晴らしいキックでエリアを奪い、
そこに半井選手が走りこんでキャッチする。中大も懸命なディフェンスで防ぐも、
更につめていた越田選手が受け取り飛び込んでトライ。
加藤選手 よく見えている。今日の加藤選手のパス、キック、ランは素晴らしい。
また、半井・越田両選手も素晴らしい動き。
法政一気に突き放す。G成功
法政21-3中央
33分:目を離している間に法政更に追加のトライ。G成功
法政28-3中央。
40分:法政陣内からボールを奪うと半井選手素晴らしい突破で中央陣内に入り込む。
中大も懸命のディフェンスだが、堺選手が素晴らしいフォローでボールを受けると、
素早く加藤選手へ。更に小池選手にパス。小池選手、隙を突いて素晴らしい突破。
30m走ってトライ。力強い突破は今年も健在。
法政35-3G成功
前半終了。
・FWに若手が多く、押されるかと思っていたが、のびのびプレーで中央を翻弄。
・中村-加藤選手のHB。4年となり、今年にかける思いを感じる。落ち着いて裁き、
安定している。また、ディフェンスでも体を張り、この点でも素晴らしい。
・牧野内選手 ルーキーながら堂々のAデビュー。攻守で大活躍。後半も魅せる。
・久々に見た堺選手の圧倒的運動量は健在。攻守で神出鬼没。見ていて驚く。
3列益々競争激化。
・金選手、門間選手のタックルは素晴らしく、歓声が上がる。
・森谷選手体が大きくなり、迫力十分。攻守に活躍。キックでは難しい角度を悉く決める。
35-3と中央をノートライに抑える。
安心してみていられる。
ディフェンスでも粘り強いタックルで、中央の攻撃の芽を素早く摘む。
前半を見る限り、各自が集中。素早い出足で、しっかりタックルに行っている。
ディフェンス面でも成長している。
一方、中央大学。こちらもベストではないようだが、正直まだまだといった感じ。
凡ミスが多く、守れない、走れないといった感じだ。
(後半)
3分:点差が離れ、緊張感が緩んだのか、タックルミスから大きくゲインされ、
この日初めてのトライを許す。G成功
法政35-10中央
6分:負傷の奥田選手に代わり入った石澤選手がいきなり魅せる。
豪快な中央突進。中央何人のディフェンスが彼についたのだろうか?
でも倒れない。22mライン内に大きく入ると左展開。
加藤選手大きく左に振ると、これまた後半からCTBに入った猪村選手が楽々トライ。
取られても、すぐ取り返し、中央にペースを渡さない。G失敗。
40-10中央
12分:中大陣内中央深くでスクラム。先ほどと同様の展開。加藤選手ロングパスから猪村と
渡り、トライ。G失敗
法政45-10中央
20分:やや中大陣内に入ったあたりで、反則。法政ボール。
中村選手、相手の隙を突く素早い仕掛けからゲインすると、森谷選手素晴らしい突破で
30mほど走っただろうか、中央にトライ。G成功
法政52-10中央。
法政3連続トライで、一気に試合を決める。
26分:カウンターをくらい、トライされる。G成功
法政52-17中央
29分:リスタートのキックオフ。高く上がったボールは、素早く走りこんだ牧野内選手がキャッチ。
素晴らしい。更にそこから中大ディフェンスをこじ開け怒涛の突進で22mライン内に大きく入る。
どよめきにも似た歓声の中、加藤選手へ。
後輩から受けたパスを、加藤選手、右に展開するかに見えたが、開いたスペースに
自ら持ち込み、トライ。
これまたすぐに取り返す。G成功
法政59-17中央
33分:中央トライ。
このあたりに入るとメンバーが大きく入れ替わり、大差もあって集中力をやや書いている感じ。
タックルが甘い。
法政59-24中央
39分:中大陣内22mラインを越え、Gラインまで10mというところでスクラム。
加藤選手の突破を、大政選手がうまくフォローし、トライ。
法政66-24中央
ロス:完全に気が抜けたのか、中大にあっさりトライを許し、最後が締まらない。
法政66-31中央
そしてノーサイド。
法政初戦としては、去年を思い返せば、上出来ではないだろうか?
格段に動きが違う。
後半は、ちょっと点を取られたが、メンバーを多く試せたのはよかったと思う。
見ていて楽しかった。
1、2年生がのびのびプレーし、B戦でも69-29と圧倒。
全体において、レギュラー争いが激化。
肩書きなど役に立たないことは明白だ。
去年の実績がどうだとかは役に立たないだろう。
こんなに走れるのか・・・といった感じで、
ガラリと印象がかわった選手は多数。
上級生の自覚が出て、意気込みもかなり伝わってくる。
秋まで激しい競争になる感じだ。
まだ始まったばかりだが、勝っても負けても今年はいい試合が見れそううな気がする。
次の日大戦が楽しみだ。
頑張れ 法政!