やっと「う」。週1ペースですな・・・。

つんく♂様はだいぶ先に進んで行かれましたけどもマイペースに行きます。

新譜でもなければ話題の曲ってわけでもないのに、そんなことに関係なくシャ乱Qのこと書ける口実ができて嬉しい限りです。

自惚れてFall in love


「自惚れて」を「うぬぼれて」と読むと教えてくれたのはシャ乱Qでした。

本題に入る前に・・・

勝手にブログタイトルにも掲げております通り、私、「劣等感」びいきなので「劣等感」に入ってる曲はすべてお勧めいたします。

それまでのアルバム「へなちょこ」、「売れっ子」、「ロスタイム」までちょいおちゃらけ要素もありながらいろんなことをやって、劣等感にきて今のシャ乱Qの基盤ができたような気がします。

上京物語が売れて、大阪に帰らなくてもよくなったものの、楽曲が支持を受けている割にはロスタイムが思ったよりも伸びていかず、次の新作製作にあたり某レストランに集合し、5人での話し合いをした結果できあがったのが劣等感。等身大の自分達の思いを素直に表現し、奇をてらった詞や曲ではなく、もっと女の子の胸を切なくさせるような内容、歌いやすいメロディにしつつ、日本人のもつワビサビの感情を詞や曲で表現、破れた恋の話がメインになっていながらもその中に自分達の夢や希望は捨てないぞ、俺達はまだまだこれからだぞという先の希望に向かっていくバンドとしての意思表明などいろんな思いが込められたアルバム。

もっと売れるため、もっと多くの人にシャ乱Qを知ってもらうため、派手な衣装に派手なメイク、いろんな武器を身にまとい、誰よりも目立つ武装をしたその戦略は変なバンド「シャ乱Q」を多くの人に知ってもらうためには大成功だったと思うけどやっぱり勝負師やGOLDENQはなんとなく、よそ行きな感じというか、世間一般の抱くシャ乱Qのイメージを若干意識しているような気がするのでそういった意味で”すっぴん”シャ乱Qは「劣等感」だと思うんです。孤独でも、もう武装するのをやめた大人なすっぴんシャ乱Qになった。

だからきっと今も変わらずシャ乱Qを愛してやまない人たちの多くが「劣等感」や「孤独」が好物なんだと思います。(もちろん勝負師やGOLDEN Qもステキです)

ライブでエロエロになったのもこの頃だそうで。それまでライブ中のお芝居が100%お笑い路線だったものを色気を意識するようになった。当時、つんく♂さんの「ヘンな色気」に気付いてくれた構成作家さんに感謝。94年冬の乱、気持ち悪くなるくらいエッチに、ファンの子達がいたたまれなくなって家に帰ってから指紋擦り減るぐらいオナニーするようなライブにしようってゆぅ狙いのライブ。そんなつんく♂さんの乳揉みライブに行って見たかったもんです。


劣等感/シャ乱Q
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中古だったら1円+送料340円でamazonで買えちゃうのはちょいと残念な気もしますが、誰かが聞いたものがまた誰かの手に渡り、より多くの人にシャ乱Qが聴いてもらえるならそれもいいかなーと思います。流行の歌が歌えないバンドじゃなくて、あえて流行の歌を歌わないバンド。自らを劣等バンドって言っちゃう自虐っぷり。狙って作る歌ではなく、自分達が伝えたいメッセージを伝える。だから決してカッコいいとは限らないし、情けなかったりもするけど・・・ほっとけないんです。周囲の流れに流されることなく、シャ乱Qがシャ乱Qとして、シャ乱Qを確立してくれるから、そのシャ乱Qの世界にハマっていつの間にか抜け出せなくなってしまうと私みたいになるので要注意・・・です。ちょっとうわべかすった程度じゃわからないと思うよ、シャ乱Qのいいとこは。

消えるバンドNo,1といわれ、自らを劣等バンドと呼び、活動休憩を挟みつつも結成20周年を盛大にやっちゃえるのはシャ乱Qぐらいでしょう?


さて、自惚れてFall in Love。


最初からつんく♂さんの声で始まる曲。ブレスまで分かるし、そんなとこで興奮したり。

でも改めてこんなにじっくり考えたのは初めてでした。久々何度も何度も繰り返し聞いたけど気持ちぃかった。とはいえ、音楽的なことは偉そうなこと何も言えないからたいしたこと書けないけども。


女の子の方から惚れられて、彼女から求められること、彼女が待っててくれることが当たり前で、少しばかり自惚れて、気がつけばあんな娘にFall in Love。大丈夫と安心しきってた彼女の心は離れていき・・・それでも「オレのことは頭の中にどれだけ存在してるの?」なんて聞いたり、もっと話がしたいとか、もっともっとってせがんでみたり、未練たっぷりで、あんな娘にFall in Loveした自分が悪いのに、きっと女の子の方から言われた恋だから自分が振られるのは納得いかず、「他に誰かいるなら俺のこと終わりにしよう」なんて自分から離れていくかのようなこの期に及んでも主導権を握りたがるオレ様。


いい女はそこで相手にしないんだろうけど多分、許してしまうタイプだと思われます、私(笑)こんだけ必死にもっと話がしたいとか思ってくれたら、突き放すことできないじゃん・・・。そやって何度も同じことを繰り返すんですけどね(爆)


こうゆう曲ってなかなかないですよね、最近。終わりそうだけど終わらせたくなくてギリギリのとこでただひたすら話をしたがってるっていう・・・日常に転がってるのはこぉゆう話の方が多いよな気もする。(私だけかw)男女の関係を綺麗にまとめて、どんだけ好きだとか、愛してるとか、恋の途中とか終わってからのこととか・・・そんなんはたくさんあるけども終わりそうな微妙な時期のお話。でもカッコつけてあっさりしすぎてるより、ちょっとぐらいカッコ悪いぐらいの方が人間味が溢れてて好きです。


長々と、最後まで読んでくれてありがと。