題名の通りですが、ASUS B85M-G + (話題のPentium Anniversary Editionこと)Pentium G3258 でLGA1150環境を新たに入手しました。

購入したB85M-Gの初期BIOSは『0904』(2014/01/17 リリース)・・・Haswell Refreshに対応した最も古いバージョンのようです。
Pentium G3258で起動するか少し不安でしたが、無事起動し、UEFI上で(USBメモリに書き込んだ)最新BIOSに書き換え完了しました。

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B85M-G + G3258 メモ (更新中)

消費電力 (ワットチェッカー計測) □
環境: B85M-G + G3258 + メモリ1枚 (2GB 1333MHz) + SSD + PicoPSU120 + オンボードLAN (1.0 Gbps接続)
ACアダプタは古い液晶モニタ用(日立製 12V 60W)を使用しました。

[定格動作] (クロック・電圧AUTO、C6有効、EPU無効)
15W / 50~53W (アイドル / Prime95 Large FFT)

[定格クロック+各電圧下げ] CPU電圧: Offset -0.15V iGPU電圧: Offset -0.1V メモリ電圧: 1.35V
14W / 40~42W

[OC] 4.0GHz/1.025V
14~15W / 58~62W

[OC] 4.2GHz/1.1V
17W / 64~68W



オーバークロック

・B85M-Gでの基本的なオーバークロック (Non-Z OC)
UEFIにて
1. CPU Core RatioをSync All Coresに設定
2. 1-Core Ratio Limitを任意の倍率(4.2GHzにOCしたければ42)に設定
3. CPU VoltageをManual Modeに変更 -> 任意の電圧に設定

・ASUSの人によるOCガイド
http://rog.asus.com/forum/showthread.php?48976-Overclocking-the-Pentium-G3258-–-The-Basics

・オーバークロック時は固定電圧のみ?
ちょっと頑張ってみましたが、アイドル時:低電圧/高負荷時:高電圧・・・という風に自動切替にできず、一定の電圧に固定されてしまいます。
OC時のCPU電圧は素直にManual Mode(電圧固定)にするのがよさそうです。



その他

・Haswell PentiumはC7 stateに非対応 (C6 stateまで対応)
Pentiumでもできるものと思っていました。i3以上で対応しているそうです。



不具合

 ・再起動時に特定のUSB機器が認識されなくなる事がある (BIOS バージョン 2108) 対策可

再起動時に接続したUSB機器が認識されなくなり、一度抜き差しして再認識させるまで、使用できなくなります。
発生はランダムですがかなり高い頻度で起こります。
全てのUSB機器に対してに起こるものではなく、影響を受けるものと受けないものに分かれるようです。
追記: 対策方法が見つかりました。以下の通りです。
UEFI (Advanced Mode) -> Advanced -> USB Configuration -> Intel xHCI Mode を Smart Auto (デフォルト) から Enabled に変更。

 ・OC設定時 UEFI BIOSのCPU電圧設定がまわりが微妙におかしい (BIOS バージョン 2001)

OC設定時にCPU電圧をoffsetモードにすると無視されてしかもOCが有効にならなかったり
何故かoffsetが反映されるもやはりOC状態にはならなかったりなどちょっと変なところがあります。
上記のようにCPU Core Ratio = Sync All Cores / CPU Voltage = Manual Mode にすれば問題なくOCは可能です。



AI Suite III (Performance and Power Saving Utilities) 関連

 ・AI Suite IIIがインストールできない場合
1) DrvResourceフォルダ以下の(全ての).exeファイルに対して右クリック→プロパティを開く
2) プロパティの右下の「ブロックの解除」をクリック
3) 互換性タブにて、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック。(→OK/適用をクリック)
4) AsusSetup(一番上のフォルダにあるもの)を実行

http://www.tomshardware.com/answers/id-1782754/asus-suite-iii-setup-start.html
を参考にしました。上記URLではすべての.exeに対して作業を行うように書かれています。
もし依然インストールできない場合は、DrvResourceフォルダ以外の.exeファイルに対しても上記作業を行ってみて下さい。

 ・「不明なデバイス」(AMDA00 Interface)のデバイスドライバがインストールできない
AI Suite IIIをインストールしてからでないとインストールできないようです(環境によってはできるのかもしれません)。
AI Suite IIIを使わない場合は、ドライバ未インストール、あるいは無効にして問題ないようです。

 ・AI Suite IIIや関連プロセスがWindowsと同時起動するのが困る
http://www.overclock.net/t/1139980/how-to-disable-ai-suite-from-startup
に対処方法が書かれています(古いバージョンなのでタスクやサービスの名前が違います)。

基本的にはタスクスケジューラーのASUS以下のタスクを全無効、ASUS関連のサービスを全て手動、でいいようです。
ただAwayModeを使用する場合はDipAwayModeのタスクは有効のままにするか、無効にした場合は、DipAwayMode.exeを手動で起動する必要があるようです。

 ・AI Suite IIIの完全アンインストール
http://rog.asus.com/forum/showthread.php?34503-AI-Suite-III-Cleaner
に専用ツールが置かれています。

 ・CPUクロック/電圧を同時変更するとフリーズする場合がある
私の環境の問題かもしれませんが、OC(4.0GHz/1.025V)状態から、定格クロック(3.2GHz/0.87V)のプロファイルを読み込んで適用すると高確率でフリーズもしくはリセットします。
また、プリセットを使用せず、同様の変更を手動で行っても、同様にフリーズ・リセットが発生する事を確認しています。
上記のように、大幅なクロック/電圧下げを同時に適用するのが良くないようです。
クロック/電圧を下げたい場合、まずはクロックを下げて適用、その後で電圧を下げて適用すれば、今のところフリーズは発生していません。
クロック・電圧を上昇させる(例:3.2GHz/0.87V -> 4.0GHz/1.025V)場合は、同時適用でも問題は発生していません。


□ ドライバ □
Intel Iris and HD Graphics Driver (Intel)
Intel Chipset Device Software (INF Update Utility) (Intel)
Ethernet Driver (Realtek)
HD Audio Driver (Realtek)
Intel ME Management Engine Driver (ASUS) (「Chipset」内)
ASUS_AMDA00_ACPI (ASUS) (「ユーティリティ」内)