Brexit・・・6月23日にイギリスでEU離脱を問う国民投票が行われます。マーケットは、この結果に集中しているようで、事前調査で、離脱派が有利という報道が出れば、マーケットは大きく下落していきます。一気にリスクオフ・ムードになります。

VIX指数という、投資家の恐怖度を表す指数は跳ね上がりました。

昨日の欧州市場は軒並み下落、日本市場も大幅下落でした。NY市場も3日続落です。

日本市場は、為替の動向次第といえるでしょう。このような、マーケットを揺るがす世界的なビッグイベントでは、為替市場の反応が早く、イギリスがEU離脱となれば、リスクオフによる円買いがすすむと思われます。

ドル/円の節目である105円台を割り込んできたら、100円台まで一気に行くのではと見られています。

ということは、いまはマーケットでは円高圧力が強いということなのでしょう。

FOMCが今日からですが、大方の予想通り、利上げ見送りはともかく、ドットチャートと呼ばれる、各委員の今後の金利予想を表すものが下方修正されると、更にドル売り・円高がすすむのかもしれませんね。

足元のドル/円は106円調度をはさんでの展開で、なんとか105円台には行かないような動きにはなっています。

日銀も今回は円安になる緩和拡大には動かないでしょう。イギリス国民投票を前に動いたら。結果次第で円高になった時に手の打ちようがありませんし、アメリカとしても、ドル高になる日銀の政策をさせるわけにはいかないでしょうからね。

いやいやかなり神経質な展開になってきましたね...