ライセンス認証ウィザードが起動しない | SPSS備忘録

ライセンス認証ウィザードが起動しない

なんと、SPSS 16.0のインストールが成功しても、そのあとライセンス認証ウィザードが起動できない場合があるそうです。見たところこの認証ウィザードもJavaで作られているようですが、それがWindowsのセキュリティをかいくぐれない場合があるようです。


いろいろ聞いたり、調べたりしたことによると、5月9日の記事 による方法の応用で、認証ウィザードを使わないでライセンス認証を済ますことが出来るようですので、この方法で認証したあとでSPSSを使用しましょう。


(1)SPSS 16.0のインストールされているディレクトリ(初期設定で「C:\Program Files\SPSSInc\SPSS16JA\」)に「echoid.exe」という実行ファイルがあります。これをダブルクリックすると、Windowsコマンドプロンプトが起動して、


Locking Code1:XX-XXXXX


というものが表示されます。この「XX-XXXXX」が電話認証に必要な「Lock Code」です。このコードはコンピュータごとに違いますので、実際にインストールするコンピュータのコードを調べておいてください。


(2)ライセンスの電話認証窓口に電話をします。日本の電話番号は「03-5466-7187」です。そこで(1)で調べた「Lock Code」と、CD-ROMとともに紙で提供されている「ライセンス認証コード」(英数字20桁)を担当者に伝えます。

(3)しばらくすると、末尾が「#」の非常に桁の長い「ライセンスコード」が(2)の担当者から伝えられます。テキストエディタを起動し、このライセンスコードのみをエディタ貼り付け、SPSS 16.0がインストールされているディレクトリ(初期設定で「C:\Program Files\SPSSInc\SPSS16JA\」)に「lservrc」という名前で保存します。「lservrc」には拡張子がないのでご注意ください。既に「lservrc」がこのディレクトリにある場合はどこかに退避させてから今回のライセンスコードで作成したものをこのディレクトリに残してください。


この状態でSPSS 16.0を起動させることが出来ます。なおディレクトリ名などを変えれば、SPSS 13.0以降のほかのバージョンでもこの方法で認証できます。