高校陸上生活引退戦!!~川崎市秋季市民大会最終日~100m!!(小説編
きょう遂に約5年間にわたる陸上生活を終えたsprinterでっす
なんだか今は不思議な気持ちですね。。。
終わった実感がまだ完全じゃないんでしょうけどね(笑
きょうのプレイバック
きょうはすこーし遅刻をしてしまいましたが、8時に現地入り!!
僕は近くに住んでいるので、自転車でGO!!
そのわりに遅れましたけど…
そして9時半からの最終戦…一般男子100mにそなえアップ
いつもはみんなとしますが、一人で。
レース前まではあまり話さず集中していました。
「いつもどおりにしよう。」と昨日から考えていました
ココから小説風(笑
なので、アップを軽く2周。
その後、体操、ストレッチを長めに。
プログラムでレーンを確認し、今回はエントリーする日にいなかったので、走らないから、快く、ナンバーカードを貸してくれた友達に感謝しながら、60分前から始まる第一コールへ
名前に丸をつけ、腰ゼッケンをもらう。
この時点で一人で色々と「最後のコールだ」、なんだと考え、思いにふけっていた
二高の陣地へ戻り、軽く会話をした後、コントレ(基本動作、スパイクを履く前のドリルみたいなもの)を軽シューでじっくりと。
水分を補給しに戻り、その後すこーし休む。
グラウンドをゆっくりと眺めてみる
早く履きすぎたり、すぐ走ったりすると、疲れるし、その後の時間の余りに戸惑うので、少し時間をあけてスパイクでドリル
そして流し
緊張がどんどんこみあげてくる。
「あぁ足がもつだろうか。」
「疲労がたまってるな。」
「アップは足りてるだろうか。」
様々な不安を、ぬぐいさろうと、自分を励ましながら、その不安一つ一つに言い訳を、頭が自動的に考え出す。
そろそろか。
まだオレンジパンツをはいていないし、腰ゼッケンをつけていないので、荷物をまとめ、一人でコール場所&スタート付近へ移動する。
トイレでつけ、荷物を置く。
コールがちょうどはじまっていた。
自分は23組中、22組なので時間はあるだろうと、ジャージをはおい、歩き出す。
理由は様々に考えられる。
落ち着いていられないから。
動いていないと体が冷えてしまうと思ったから。
少しでも不安感や緊張感から抜け出したいがために、話し相手を探していたのかもしれない。
基本動作やうでふり、流しを繰り返しながら、友達、先輩、仲間などと軽く会話、談笑する。
わざと多く笑い、わざと楽しそうにする。
明らかに後者の理由である。
自分のコールがすむまでなんどとなく動いていた。
バッチリからだは熱くなっていた
いいコンディションが出来上がっていた。
「コールは今何組??」と近くにいた後輩に聞くと、「20組です。」
とのことだったので、ぬいで待つ。
コールをいつもどおりに済ました。自分は引退への階段を、着実に一歩一歩ふみしめていた。
もうすぐだ。
19組の友達を応援し、我に返る。
もう時間はないんだ。。。
ユニフォーム姿になってレーンの後ろに付く。
前の組がスタートし、係員のおじさんが一言。「はい、入って良いよ。」
もう逃げられない
自分の中で、
引退したくない気持ち、まだスタートしなくて良いよ。といういやなことを後に持ち越す気持ち、ケガを恐れる自分を押しつぶしそうな不安が入り乱れ、結託し、
平常心で自分をいられなくさせようとする。
スターティングブロックをいつもより、長めに調整する。
「絶対にスタートで突っ込んでやる。」「失敗はしない。」
という気持ちのあらわれだろう。
感触を確かめ、係りのおじさんが、「出発します(もうスタートしますよ)。」という声がかすかに聞こえ、
あらためて引退という2文字が頭によぎる。
もうでてしまうのか。もう終わってしまうのか。
スタートのファンファーレが流れる。
そのときの自分には、悲しい、卒業ソングのような哀愁の響きに聞こえた。
「位置について。」
ジャンプし、深呼吸。
手をかける。
意識するべきことを頭に思い浮かべる。
その時は向かい風だったので、前傾を考えていた。
「用意。」
さようなら。
バン
わーわーわー
周りの声が聞こえる。
「あぁやっぱり前傾がうまくいかなかったよ。」
「加速で、ケガしなくてよかった。」
「さぁ後は後半だ。偶然ぬけそうな好敵手がいる。勝負だ。」
短い間でいろんな言葉、考えがよぎった。
さぁ後半50mの勝負。
最終的には、
1、2年のころ、さんざんけがをしたせいか、勝手に自分の頭に、心にしみついた、
「怪我しちゃうからセーブしよう。」
という、悲しい、ぬぐいきれない自己防衛本能が働いてしまった。
結果、勝負に負け、2位。
練習不足がたたり、持ち前の後半の加速がほとんど、機能しなくなっていた。
それは大会前から充分わかっていたからよかった。
しかしながら、最後の、その、自分で力をセーブしてしまった気持ち、
スタートが、加速が結局、最後になってもうまくいかないことが、
自分に対して腹立たしかった。
自分をのろった。
ちょっぴりくやしかった。
しかし11秒にのったし、勝負もできた。
ゼッケンを返し終わるころには普通の素の自分にもどっていた。
いっしょに走った後輩と軽く話す。
親に笑顔を返す。
深々とコースに頭を下げ、スタート位置に荷物を取りに帰る。
こうして引退レースは、ハッピーでもなく、バッドでもなく、普通に終わった
「あぁこれでよかったのだろうか??」
「当たり前だろ!!」
自問自答しながら、陣地へ戻る。
戻ったときの、後輩や仲間の暖かい、ほんとうにありがたい声かけによって、
結局90%ハッピーエンドで終了した。
でしたどうでした??
陸上やっている人ならお気持ちわかりますか??
やってない方でもわかっていただけたらうれしいです
てか長文スイマセン。
またまた遅い更新でしたが、明日は、確信、自分の陸上に対しての思いをつづります。
またお付き合いいただけたら大変うれしいです
きょうは昨日に続き、ペタはできませんでした。
すいません。
まとめてになりますが、明日、お返しします。
お待ち下さい。申し訳ないです。
ではまた明日