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      寺 号■大聖院(だいしょういん)
      山 号■妙高山
      不動尊号■高塚不動尊
      所在地■千葉県南房総市千倉町*1大川817
      宗 派■真言宗智山派
      開 基■天平年間(729~66年) 良弁僧正
      本 尊■不動明王(秘仏)
      童 子■普香王童子
      札 所■関東三十六不動霊場 第三十三番
      詠 歌■東海の 波の荒さを 高塚の 山を力に 世を渡る船
      参拝日■2014.01.25
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海沿いの房総フラワーラインからほど近い場所にありますが、お寺までの道は車一台とおるのがやっとの細さで、大きな車で行く人は注意が必要です。



こちらが本堂です。
お寺は山裾に立っており、奥の院は山頂にあるとのこと。
山頂は880m。先ほどの那古寺の山は標高82.7mでしたが、フーフー息切れしました。
ここは、そこの10倍以上の高さ・・・!

奥の院好きとしては非常に気になるところですが、特に寺社に興味があるわけでもない連れにそこまで大変な思いをさせることはできず、名残惜しげに山頂を見上げるだけにしました。



住職にご朱印をいただくと、ご親切に「本堂の奥に不動堂があるのでよければ参拝していってください」と言っていただきました。
「扉は閉まっていますが、開けて結構ですから」
まあ、嬉しいことです。

裏に回ってみると、すぐ目の前ではなく、長い石段を上った先に、赤いお堂があります。
あれだろうとあたりをつけて登りました。
(表示があればよいと思いますが、檀家さんはみんなわかっているからでしょうか)



緊張しながら赤い引き戸をギギ~と開けると、重々しい音がします。
そこは不動堂。ぜいたくな貸し切り参拝です。念入りにお参りしました。



お堂内には、ところせましと千社札が貼られ、時代がかった雰囲気に満ちています。
このお寺の由緒が9枚の絵になって飾られていました。
連れは、奉納用に並べられた護摩木を「祈願する内容によっていろいろあるんだね」と珍しそうに眺めていました。

狛犬はいませんでしたが、不動堂のお賽銭箱に、狛犬と獅子の姿が描かれていたので、嬉しくなりました。