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寺 号■那古寺(なごじ)
山 号■補陀洛山
所在地■千葉県館山市那古1125
宗 派■真言宗智山派
開 基■伝・行基 伝・717年(養老元年)
本 尊■千手観世音菩薩
札 所■坂東三十三観音霊場 第33番
安房国札三十四観音霊場 第1番
関東八十八箇所 第56番
参拝日■2014.01.25
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坂東三十三観音霊場の第33番、つまり結願寺。
本来ならば、すべての霊場を回り終えたあとに、総締めとしてここを参拝するべきところ。
なので、今回は行かずにおこうかと、かなり迷いました。
でも、今後いつここまで来れるかわからないし、それならば参拝しておいたほうがいいかしらと、直前で行くことを決めました。
はじめ、本坊に向かいました。
弘法大師が祀られていますが、シンとして無人で途方に暮れます。
「ごめんくださーい(納経所に誰かはいるはずなのに)」
少しして、僧侶の方が通りかかったので聞いてみると、観音堂は別の場所にありました。
看板があったのに気がついていませんでした。
やはり坂東は違います。しかもここは結願寺。
華やかな朱の仁王門の凛とした迫力に圧倒されます。
今年は午年特別結願巡礼年。
このお寺ではちょうど先週からご本尊の扉をご開帳しており、幸運にもお姿を拝見することができました。
観音堂の中に係の人がいて「観音様の近くに行ってみていいですよ」と言っていただきました。
観音堂の屋根の部分には、赤い風神・雷神がいて、お堂を護っていました。
時代を感じる多宝塔
岩肌をくりぬいてお堂が建てられています。
納経所で、御朱印をお願いする時にためらいました。
なんといっても、まだ発願寺の杉本寺しか巡っていないのですから。
最初から一気に最後に飛んでしまった感じ。
不埒者です。
でも僧侶の方には今年は午年で特別開帳があることを親切に教えていただきました。
もともと、観音堂はこの那古山の山頂にあったとのこと。
1703年の大地震で、中腹に移されたそうです。
かつてあったという山頂まで登ってみました。
石段がきつくてフーフー言いましたが、上からご老人の方が軽快な足取りで降りてきたので、(負けてはいけないわ)と必死にももを上げました。
標高82.7mの那古山頂は海が一望できる高台になっています。
補陀洛山という名前そのままの景色が広がり、気持ちが良い眺めでした。
ここは南房総国定公園にもなっています。
広い山の自然林の中を散策路に沿ってぐるっと周り、ハイキング気分で山伝いに降りたら、お寺からは離れた場所に着きました。
納経所に戻ったら、僧侶に「時間的に山ルートを行きましたね。」と言われました。
「今は結願印は押せませんが、すべて参拝し終えたときにまたいらしたら、押してあげますよ」と言っていただきました。
午年結縁の散華と、特別巡礼の各霊所行事一覧表をいただきました。
これがあると巡礼しやすそう。悩んだけれど、やはり参拝してよかったです。
ところで、このお寺の敷地内に理髪店があるのが、気になりました。
「お坊さんが毎日剃ってもらってるのかなあ?」
「自分で剃るでしょう!」
結局わからないままでした。
● 那古寺日枝神社の狛犬
● 那古寺日枝神社の狛猪
● 那古寺の手水舎
寺 号■那古寺(なごじ)
山 号■補陀洛山
所在地■千葉県館山市那古1125
宗 派■真言宗智山派
開 基■伝・行基 伝・717年(養老元年)
本 尊■千手観世音菩薩
札 所■坂東三十三観音霊場 第33番
安房国札三十四観音霊場 第1番
関東八十八箇所 第56番
参拝日■2014.01.25
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坂東三十三観音霊場の第33番、つまり結願寺。
本来ならば、すべての霊場を回り終えたあとに、総締めとしてここを参拝するべきところ。
なので、今回は行かずにおこうかと、かなり迷いました。
でも、今後いつここまで来れるかわからないし、それならば参拝しておいたほうがいいかしらと、直前で行くことを決めました。
はじめ、本坊に向かいました。
弘法大師が祀られていますが、シンとして無人で途方に暮れます。
「ごめんくださーい(納経所に誰かはいるはずなのに)」
少しして、僧侶の方が通りかかったので聞いてみると、観音堂は別の場所にありました。
看板があったのに気がついていませんでした。
やはり坂東は違います。しかもここは結願寺。
華やかな朱の仁王門の凛とした迫力に圧倒されます。
今年は午年特別結願巡礼年。
このお寺ではちょうど先週からご本尊の扉をご開帳しており、幸運にもお姿を拝見することができました。
観音堂の中に係の人がいて「観音様の近くに行ってみていいですよ」と言っていただきました。
観音堂の屋根の部分には、赤い風神・雷神がいて、お堂を護っていました。
時代を感じる多宝塔
岩肌をくりぬいてお堂が建てられています。
納経所で、御朱印をお願いする時にためらいました。
なんといっても、まだ発願寺の杉本寺しか巡っていないのですから。
最初から一気に最後に飛んでしまった感じ。
不埒者です。
でも僧侶の方には今年は午年で特別開帳があることを親切に教えていただきました。
もともと、観音堂はこの那古山の山頂にあったとのこと。
1703年の大地震で、中腹に移されたそうです。
かつてあったという山頂まで登ってみました。
石段がきつくてフーフー言いましたが、上からご老人の方が軽快な足取りで降りてきたので、(負けてはいけないわ)と必死にももを上げました。
標高82.7mの那古山頂は海が一望できる高台になっています。
補陀洛山という名前そのままの景色が広がり、気持ちが良い眺めでした。
ここは南房総国定公園にもなっています。
広い山の自然林の中を散策路に沿ってぐるっと周り、ハイキング気分で山伝いに降りたら、お寺からは離れた場所に着きました。
納経所に戻ったら、僧侶に「時間的に山ルートを行きましたね。」と言われました。
「今は結願印は押せませんが、すべて参拝し終えたときにまたいらしたら、押してあげますよ」と言っていただきました。
午年結縁の散華と、特別巡礼の各霊所行事一覧表をいただきました。
これがあると巡礼しやすそう。悩んだけれど、やはり参拝してよかったです。
ところで、このお寺の敷地内に理髪店があるのが、気になりました。
「お坊さんが毎日剃ってもらってるのかなあ?」
「自分で剃るでしょう!」
結局わからないままでした。
● 那古寺日枝神社の狛犬
● 那古寺日枝神社の狛猪
● 那古寺の手水舎