泊の稲荷神社に寄ります。
港が見下ろせる高台にありました。
本殿は、海沿いの雪国という過酷な立地条件に備えてか、伝統的建築ではありませんでしたが、境内には印象的な古めかしいものがいくつも鎮座していました。

春の夜のゆめ


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      社 名■泊稲荷神社
      鎮座地■北海道古宇郡泊村大字泊村82
      祭 神■保食神(うけもちのかみ)
      社 格■村社
      創 建■享和元(1801)年
      参拝日■2013年9月14日
      本 殿■神明造
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まず、手水舎が気になります。
大きな岩でできたもの。雰囲気に満ちています。

春の夜のゆめ


「亀碑」と書かれた石碑もありました。
摩耗してよくわかりませんが、亀というか蛇のようなフォームのよう。
縁起がいいからでしょうか。気になります・・・

春の夜のゆめ


ほかにも「象頭山」と掘られた石がありました。隣には寄進者の名前が刻まれた石も。
いったいこれは、なんでしょう?

春の夜のゆめ


あとで調べてみたところ、「釈迦が修行し、また説法したというインド中部の伽耶(がや)城西方の山」だそうです。
つまりは仏教の石碑。神仏習合ですね。

神社からは、雄大な積丹の海岸が見えます。
神社のすぐ裏に、灯台があったので、驚きました。
こんなに神社と灯台が隣接しているところって、初めて!
すてきな配色です。
神社の敷地内と思われるし、もしや神主さんは、灯台守も兼任しているのかしら?

春の夜のゆめ


歴史が浅い北海道には、寺社は少ないものとばかり思っていましたが、こうやって周ってみると、思ったよりも多いことに気付かされます。

● 泊稲荷神社 狛犬