北海道に来て、各神社に必ずと言っていいほど「忠魂碑」があることに気が付きます。
これまでもあったのかしら?特に意識したことはありませんでした。
それよりも、狛犬が本州よりも独創的なものが多いのが気になります。

    -【狛犬ノート】----------------------------

      タイプ■ドロンズ型?
      建 立■明治44年4月
      寄進者■村の船長はじめ、船中一同
      理 由■航海安全
      保存状態■良
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目玉があり、表情豊かな狛犬。誰かに似ている・・・
私が子供時代の林家こん平氏、もしくはドロンズ石本氏。
暫定的に、ドロンズ狛犬と名づけてみます。

【阿形】

二段重ねのような長い爪をしています。蹄にも見えますが、狛犬は、いくら想像上の生物とはいっても、奇蹄類ではないはず。
八重歯に見えるチャーミングな牙。
耳は平たく、顔の脇についています。

春の夜のゆめ


「阿」の顔はユニークで、笑っているみたい。
こちらも見ていると笑みがこぼれてきます。
怖くなーい!悪を威嚇するというよりも、むしろ参拝者を歓迎してくれているよう。

春の夜のゆめ


横から見ると、尻尾は太くて短め。

春の夜のゆめ


後ろ姿に入った曲線は、和菓子のようにも見えてきます。
全体的に安定感があり、折れそうな箇所はありません。

春の夜のゆめ


【吽形】

「吽」は片目のみ。あれ、目は描かれたものでしょうか。
こちらはちょっと警戒しているような、人見知りのはにかみ顔です。

春の夜のゆめ


気がつけば、短足・・・。

春の夜のゆめ


台座に奉納情報がくっきりと掘られており、見やすくて助かりました。

春の夜のゆめ


春の夜のゆめ


村の船長はじめ、船中一同が奉納したもの。
明治44年4月奉納。
石の素材が白いため、朱鳥居と緑の草に映えていました。
かわいいですねー。

● 神恵内厳島神社