☆みなさん漢方薬を正しく選べるようになってきました!小太郎漢方小グループ勉強会
日曜日は札幌で、漢方薬メーカーさま主催の勉強会で、身体の治し方をお話ししてきました。
スマホを忘れたので、小太郎さんが撮ってくださったお写真をいただきました^^
今回は「乾き(目・髪・皮膚・便)」のパターン分析と処方についてみんなで勉強しました。
この講座では、
1、まず「こんなひとが相談にきましたよ~」と、症例検討
から始めます。
ご相談者さまって、ご自身の気になってることはお話しくださいます。
が、「どうしてその症状が出るようになったか」をわたしたちが推理するのに必要な情報は、質問しないと出てきません。
そこで、実際の店頭だったらほかに何を聞くか、まつもとがご相談者さまに成り代わってお答えしますので、受講生のみなさんにどんどん質問していただきます。
実戦形式のトレーニングですね。
みんなが一通り聞きたいことを聞いたあとは、
2、このひとは「どんな方向性のお手当をすると治るか、またその処方は?」
を考えていただきます。
つまり、ご相談者さまの症状について、
●どこのバランスが崩れているか(病位)
●その崩れ方のパターンは?(弁証)
●どうすれば治るか(治法)
と治すための理論を組み立て、推理していくのです。
この理論があって、初めて、
●漢方薬はどれを選択するか(処方)
が出てくるのです。
面白いでしょ^^
そうして、ご自身の理解度を各自確認していただいてから、講義に入ります。
今回のテーマ(今回だったら「乾き」)が起こる仕組みと、治し方をお話しして、最後に処方です。
漢方薬の勉強会は、「漢方薬」の説明に終始することが多いです。
もちろん、漢方薬の構成は「方剤学」という一分野、効果を出すには欠かせない知識です。
が、漢方薬の選択の前に、「どうして起きたかパターンを見抜く」というステップがないと、「じゃ、どうして治すか」を導き出せず、必要な漢方薬を選べないでしょ?
漢方相談を始めたい/ステップアップしたいという、漢方初心者のための講座なら、ここのトレーニングが必要ですよね。
今回ご参加のみなさんは、続けて受講されてる方ばかりだったので、技術がかなり向上していました!
足りない情報を取っていく質問(問診)も、ムダなく手早くできていました。
技術が不足なうちって、今回のお悩みに関係のない質問をグルグル続けて、必要な情報を漏らしたりするんですが、今回はこれ、なかったですね。
それから、この症状の起こったバランスの崩れパターンの推理も、適切でした。
受講生の中で、意見が割れなかったですもんね!
全員正解を導き出せていました。
そして、最後の処方。
これも、意見が割れていません。
推理が同じだと、出すものも同じになります。
こういうトレーニング、わたしが勉強を始めた頃に、できる場所があったらよかったな~……
基本、まつもとは、「自分が受けたかった」と思う内容で講義しています。
後から来る方々には、なるべく歩く道をつけておきたい。
何しろ、漢方薬の世界には、自分が地図なし、コンパスなしで、深い森に入り込んでしまったような出会いをしてしまっているので。
後から来るみなさんには、できるだけこうした意味の薄い苦労はしないでいただきたいと思ってるのです。
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