定休日:なし
温泉パス:なし
営業時間:24時間??
別府には日本全体の一割にもなる温泉数があるという。
しかし、そんな温泉大国別府には、山奥に知る人ぞ知る温泉がコンコンと湧出する場所があると聞いて行ってみることにした。
まずは別府の中でももっとも山側である明礬温泉を目指す。
ちなみにここを右に曲がるとこれまた有名な「温泉保養ランド」である。
ちなみに別府に関しては名湯を書きだしたらキリがない。
後日、気が向いたら書こうと思う。
先程の道から数百mの所に鶴見霊園という墓地の方に向かって伸びる有り得ない傾斜の道があるので、そこを登っていく。
ちなみに自分は自転車で行ったが、この秘湯3つに関しては自転車以外の乗り物を勧める。
永遠と続く鶴見霊園を左手にグングンと悪路を登る。
こんな道、旅チャリで登れるわけがない。
というような悪路×傾斜が襲いかかる。
しばらく走る(いや押す)と、こんな場所に出る。
ここまで来ればもう、到着したも同然だ。
(アプローチは大変だけど、その分価値はある)
と、こんな看板が…実は数年前に秘湯好きの神戸の看護師が殺される事件が発生したのはこの別府三秘湯なのである。
まぁ、当たり前の話ではあるけれど、女性は特に気をつけた方がいい。
☆別府三秘湯その一☆
「鶴の湯」
別府三秘湯の中では一番アクセスしやすく、地元の方にも人気の温泉。
泉質は白濁した硫黄泉で地元の人の話では毎日入ったら水虫が完治したらしい。
秘湯とは思えない程、キレイに掃除されており、清潔感がある。
まさに地元の方のおかげである。
冬には温泉が枯れることもあるそうだがここ数年は枯れていないらしい。
湯温も源泉近くはちょうど良いぐらいなので、入りやすい温泉だ。
周囲にはこのような山があるのだが、温泉の常連さんに寄れば、他にもあるよと教えて頂いた。
実は自分も存在は確認していたのだけど、例の事件の影響で閉鎖されたという情報を聞いていただけに嬉しい限りである。
聞けば、事件以降、確実に入浴者は減り、看板やフェンスも設置されているが、入ってはいけないということではないらしい。
山道を30分程歩くとこんな場所に付く。
ここを右に降りていく。
奥に脱衣所が見えてきた。
近づいてみると…
☆別府三秘湯その二☆
「へびん湯」
これは確かにスゴイ。
湯船は全部で四ヶ所。
上流程、湯温が高くなるようだ。
湯は透明の単純泉か?
ここはとにかく湯がキレイな印象だった。
川沿いのため、川のせせらぎを聴きながらの入浴は贅沢そのものである。
さて、それでは最後の秘湯を目指そう。
ここから更に歩くこと20分。
ちなみに写真左下が鶴見霊園だ。
山の中なのはお分かりだろうか。
そして、この分岐が現れたら、看板ある右奥方面へ(笑)
するとこんなフェイスがあるが…
要するに事件が起きた際に看板やフェンスがないと責任問題になるから地主さんが付けたものらしい。
なので、ここからは自己責任となる。
一応、こういう風に書いてはある。
が、行けることを知ってしまったら行くべよ。
ちなみに例の女性はこの途中の駐車場で殺されたようだ。
というのも今でも供え物などがあったので、すぐ分かった。
まぁ、正直言って、夕方に女性一人で来るのはキチガイとしか思えないような場所である。かくいう自分も夕方に来ているのだが・・ww
しばらくするとこのような草木のない荒れた場所が現れるので、その上を更に登る。
そうすると現れるのが・・
☆別府三秘湯その三☆
「鍋山の湯」(泥湯)
ここはその名の通り、泥が堆積した泥湯であり、先程の温泉保養ランドと同じような温泉だ。向こうは1,000円、こっちならタダである。
そして、ここはこれだけで終わらない。
泥湯から100mぐらい下った、藪をかき分けていくと・・
☆別府三秘湯(おまけ)☆
「鍋山の湯(隠し湯)」
その名の通り、藪の小道を通った先にある。
ここは先程の泥湯に比べるとキレイな湯なので、泥だらけの身体を流すのにちょうどいい。ここは湯温を調節できるようにバルブがあるので、自分で調節するといいだろう。
その名の通り、藪の小道を通った先にある。
ここは先程の泥湯に比べるとキレイな湯なので、泥だらけの身体を流すのにちょうどいい。ここは湯温を調節できるようにバルブがあるので、自分で調節するといいだろう。
この別府三秘湯は秘湯中の秘湯と言える。
なぜなら、昔は多くの人が入っていたそうだが、現在では例の事件の影響で入りに来る人が減っていると地元のおっちゃんたちが言っていた。
確かに知らないで来たら、ゲートなどもあり、入れないと思ってしまうだろう。
だからこその知る人そ知る温泉。
三湯とも泉質、雰囲気が異なり、それぞれ良かった。
オススメである。
訪問日:2014年2月1日