前回は、コーディネーション能力の7つの分類と
ゴールデンエイジの3つの分類について書きました。
(前回の記事はこちら)
まずは、コーディネーション能力について掘り下げてみましょうか。
①リズム能力
これは文字通りですからイメージしやすいと思います。
リズムにあわせて体を動かすこと。
ジュニアに多いのは、スキップだったりジャンプが手拍子似合わせてできない。
カウントに合わせて動けない、なども多かったりします。
②バランス能力
平衡感覚とも言ったりしますが、バランスを立て直したり、バランスが崩れないようにするといった能力です。
これは、特に「姿勢」と関わりが強く、
立ち姿勢、座り姿勢はもちろん、動作中(運動中)の姿勢に大きく影響してきます。
③変換能力
これは、状況によって自分の動きを変える
という能力なのですが、
状況判断やその情報を頭で整理して、体で表現する
という能力なので、スポーツには必須ですよね。
④反応能力
変換とも似ていますが、素早く反応できるか
というところがメインになります。
なので、かけっこのスタートなんかのイメージでしょうかね。
⑤連結能力
体をスムーズに動かす能力です。
協調性とも言いますが、
慣れないことをすると、ぎこちない動きになりますよね。
慣れてくるとスムーズに、滑らかに動くことができると思います。
まさにこれですね。
⑥定位能力
自分以外のものとの、位置関係を司る能力です。
例えば、ドッチボールのボールがどのくらいのスピードで、
どのくらいの時間で自分に当たるか、が認識できることですね。
球技には必須ですね。
⑦識別能力
道具などを使う能力です。
テニスは、ボールのスピードを計算して自分の体をコントロールし、
ラケットの角度なども計算して行う、
定位と識別能力を非常によく使うスポーツですよね。
ほとんどの球技スポーツで使います。
7つの分類を簡単に説明してみました。
スポーツにおいて、一瞬一瞬で7つの能力の中から必要な能力が異なります。
必要のない能力というのは、ありません。
もちろん日常生活でも使うものも多いので、
ジュニアだけでなく、高齢者にも必要な能力ですよね。
次回は、さらに掘り下げて
各能力向上のためのトレーニング例と交えて
書いてみようと思います。
長編になりますなw
スポーツバランス(Sports Barance)代表 栗田素直
■ホームページなどリンクはこちら■