■装弾|IMPERIAL、KEMEN、B&P、Winchester1350、ELEY | クレー射撃・狩猟・ショットガン・クロカン四駆!

■装弾|IMPERIAL、KEMEN、B&P、Winchester1350、ELEY

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猟銃・散弾銃(ショットガン)のお話を中心に、
射撃のことや装弾のことをいろいろ勝手にだべっております。
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所持許可が下りてからまだ20日と経過していないが
すでに4種の装弾を試し、明日の射場では5種目も試す予定。

やっているうちに色々試したくなるらしいが、
私の場合最初から色々試したい人だった。

先輩方によれば「いきなり違いなんてわからんよ」
とのことだったが、案外そうででもない。

1発ずつ初矢と二の矢に入れて撃つ、なんてやり方だと
確かに分かりづらいかもしれない。

その日は、ある装弾をずーっと使い続け、
最終ラウンドに別の装弾を使ってみるとはっきり違いがわかる。

その日ずーっとリコイルが体にインプットされているので
突然別の装弾を撃つと如実にわかるわけだ。

私の場合、前の射撃で半端になったAを残しておく。
そして次の射撃のときにBの装弾で撃つ。
その日の最後にはBに半端が出るので
前回のAの半端分を最後のほうで使ってみるのだ。

すると、その日体にインプットされたBのつもりで体は準備しているから
BとAとの違いがかなり分かりやすい。

ちなみに、どうやらクレーをやる人たちは
"固い"とか"やわらかい"だとかでリコイル(キック)の強さを表現しているみたい。
リコイルってのは反動のことです。
まさか英語的にソフトとかハードとか言うから直訳なのかしら・・・?


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猟銃・クレー射撃のあれこれ-猟銃 クレー射撃 装弾
<上の写真について>
左のELEY(エレー)はまだ撃っていない。
明日の射場で撃ってみようと思っている。
店の話によれば最も「やわらかい」装弾の一つだそうだ。
ようするにリコイルが優しい。
但し威力もそれなりなのでやはり強い弾にくらべ
クレーの撃破確率が少し下がるらしい。
こないだ散々Win1350を撃った後に
B&Pを撃ってみて如実な違いがわかった。
1350は「ガツン」とくるキックで"固く重い"感じ。
B&Pは「ドォーン」とくるキックで"ゆったりずっしり"な感じ。
「キックの強さ」でいうと1350のほうが「強い」と感じる。
あくまでシナジーで私が撃った所感である。

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猟銃・クレー射撃のあれこれ-猟銃 クレー射撃 装弾
KEMEN(ケーメン)のほうが"固い"とか"強い"と
言われる類の装弾でIMPERIAL(インペリアル)が
"やわらかい"とか"弱い"とか言われる類の装弾。
双方ともキャラクター(クセのようなもの?)はなく、
素直に「ドンッ」と反動がくる。
あとはキックが強いか弱いかの違い、といった感じ。


上記5種までで言うと、まだELEYは撃ってないので別として
・Win1350
・KEMEN
・B&P
・IMPERIAL
の順で強い。
が、強い装弾のほうが撃破率が高かったかというと
私の腕ではそのような僅差を証明するデータは出せない。。

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猟銃・クレー射撃のあれこれ-猟銃 クレー射撃 装弾
ちょっとB&Pでこんなことを試してみた。
裏からペンライト(肉眼なら太陽光がベスト)を中てると中が透けてみえやすい。
これで分解しなくてもB&Pのワッズの形状がわかった。
ワッズは火薬と散弾の間に入っているもので
散弾のクッション兼カップとなっている。
透けているのはちょうどクッションの部分で、
ここである程度激発の衝撃を緩和し
散弾の"つぶれ"を防止してくれるらしい。
それにより飛翔中の散弾のエアダイナミクスが向上し
パターン(散開)がよくまとまる。
また、銃口から飛び出るまで散弾はこの
ワッズに包まれているので銃身内を
スムーズに滑走し飛び出てくる。

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猟銃・クレー射撃のあれこれ-猟銃 クレー射撃 装弾
ワッズ側にまで侵略しているガンパウダー(火薬)。
こう見る限りB&Pは四角形のチップ上らしい。
KEMENは潰れた米粒のような形状だった。
このようにワッズ側に来ているパウダーが
銃身内に残る火薬カスの正体かもしれない。
ワッズと銃身の間に挟まれたまま飛び出て行ったとしたら
銃身内でズルズルすれるわけだし、銃口では火花になりやすいかも。
銃身に残る火薬カスは、火薬のコーティング剤の
燃え残りとも言われているので、やはりこういうふうに
ワッズ側に出てきているパウダーが容疑者の可能性大か?

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猟銃・クレー射撃のあれこれ-猟銃 クレー射撃 装弾
実際に発射される散弾の粒。
発射後の薬莢と、不発弾をばらした後の散弾を
射場でもらってきたもので撮影しています。
これはクレー射撃用でさらにトラップ専用なので
7.5号と言われる大きさ。
目視で1mmくらいの直径です。
これが数百個飛んでいく。重量でいうと24gになります。
トラップ射撃の公式戦は7.5号24gと決まっているのです。

一度、初心者が間違えて地面を撃ってしまったのを見た。
足元の芝生がベコッっと吹っ飛びめくれていた。
ゴルフクラブでおもっきし地面をほじったような
状態になっていた。

至近距離でヘッドショットなら即死。
30m離れて胴体に直撃なら即死はしないかもだが
大量の散弾がめり込みとんでもないことになりそう。


それぞれ発射後の薬莢の中。
きれいさっぱり。

猟銃・クレー射撃のあれこれ-猟銃 クレー射撃 装弾
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