天皇杯のジャイアントキリングについて語ろう！！
ジャイアントキリング【 Giant Killing 】
・スポーツにおいて、格下の選手やチームが圧倒的に格上と思われていた選手やチームに勝つこと。番狂わせのこと。
「Giant Killing」とは、英語で弱者が強者を倒すという意味であり、「大物食い」とも訳される。
■ なぜ天皇杯ではジャイアントキリングが起きるのか
天皇杯全日本サッカー選手権大会(以下、天皇杯)において、このジャイアントキリングが起こることは大きな名物となっている。
天皇杯とは、プロからアマチュアまで参加資格のある日本最大のサッカーのオープントーナメントである。
1発勝負であるがゆえに、何が起こるか分からないのが魅力だ。上のカテゴリのチームと戦うことは、下のカテゴリのチームにとって失うものは何もなく、高いモチベーションで挑むことが多い。逆に上のカテゴリのチームにとっては、「勝って当たり前」と見られながら戦うことは、なかなか難しいものである。
これが、ジャイアントキリングを起こす大きな要因となっていると言える。
今年も、既に数多くのジャイアントキリングが起こっている。
現在3回戦を終えてベスト16が決まっているが、なんとJ2所属のチームが7つも勝ち残っているのだ。
4回戦は9月に開催される予定だが、今年の天皇杯もまだまだジャイアントキリングから目が離せなそうである。
■ ジャイアントキリングの豆知識を知る
さて、どうせならこの機会に、ジャイアントキリングについての豆知識を知るのも悪くない。
2005年からの10年間の記録を調べてみたので、振り返ってみよう。
筆者が独自で調べたデータのため、間違っていた場合には、ご容赦いただきたい。ご指摘いただければ訂正します。
以下、クイズ形式で進めようと思うので、皆さん、正解を考えてもらいたい。
※ジャイアントキリングの対象は、Jリーグ所属のクラブを倒した場合に限る。(今年はJ3も含む)
※2005年大会から今年2014年大会までの10年間の記録。(2014年大会は3回戦まで)
① 10年間で起こったジャイアントキリングは何回か？
② 最もジャイアントキリングが起こった大会は、いつ？
③ 最もジャイアントキリングを起こしたクラブはどこ？
④ 都道府県別に、最もジャイアントキリングを起こしたのは？
⑤ 最もジャイアントキリングを起こされたクラブはどこ？
⑥ 逆に、現J1所属クラブの中で、ジャイアントキリングを起こされていないクラブはどこ？
⑦ ジャイアントキリングを起こされた連続記録を持つクラブはどこ？それは何年連続？
⑧ 最もカテゴリが離れたジャイアントキリングは、どこのクラブの対戦か？
⑨ ジャイアントキリングを起こされた年に、J1優勝した唯一のクラブはどこか？
さあ、いかがだろうか？
いくつくらい分かっただろうか、あるいは想像がついただろうか？
以下、正解を記載する。
① 10年間で起こったジャイアントキリングは何回か？
正解は、80回。
1大会あたりの平均が8回。これを多いと見るか、少ないと見るか。
ちなみに今年は既に10回のジャイアントキリングが起きており、まだ起きる可能性がある。
② 最もジャイアントキリングが起こった大会は、いつ？
正解は、2009年大会と2011年大会。
共に、13回ジャイアントキリングが起きている。
2009年大会は、当時J2所属のベガルタ仙台が、3回戦で大宮アルディージャを、4回戦でFC東京を、準々決勝で川崎フロンターレを破り、ベスト4にまでコマを進めている。
ちなみにこの年、仙台はJ1昇格を果たしている。
2011年大会は、なんと当時J2所属の2チームが決勝へ進出している。FC東京と京都サンガF.C.だ。
FC東京は、3回戦でヴィッセル神戸を、準々決勝で浦和レッズを、準決勝でセレッソ大阪を破っている。対する京都は、3回戦でモンテディオ山形を、4回戦で鹿島アントラーズを、準決勝で横浜F・マリノスを破った。
FC東京はこの大会で優勝を果たし、J1昇格も成し遂げたのだった。
③ 最もジャイアントキリングを起こしたクラブはどこ？
正解は、コンサドーレ札幌、松本山雅FC、愛媛FC、サガン鳥栖、の4チーム。
各チーム、4回のジャイアントキリングを起こしている。
印象深いものとしては、
札幌が2006年大会で3度のジャイアントキリングを起こしベスト4に進出、
愛媛が2007年大会で、対戦当時J1首位の浦和を撃破、
鳥栖は2007年大会から2009年大会まで3年連続でジャイアントキリングを達成、
松本は、2009年と2011年にジャイアントキリングを起こしているが、2009年には当時所属していた北信越リーグからJFLへ、2011年にはJ2への昇格を決めていることか。
ちなみに大学では、明治大学が最も多くのジャイアントキリングを起こしている。(3回)
④ 都道府県別に、最もジャイアントキリングを起こしたのは？
正解は、東京都。
計11回は最多である。うち、FC東京が3回、明治大学が3回で並んでいる。
ちなみに2番は長野県で、7回だ。
松本山雅が4回で、ライバルのAC長野パルセイロが3回と続いている。
⑤ 最もジャイアントキリングを起こされたクラブはどこ？
正解は、ヴィッセル神戸。
なんと10年間で6回もやられているのだ。
相手はバラエティに富んでおり、2006年はYKK AP(現カターレ富山、当時JFL)、2008年はサガン鳥栖(当時J2)、2010年は柏レイソル(当時J2)、2011年はFC東京(当時J2)、2012年はSAGAWA SHIGA FC(現在解散、当時JFL)、そして今年2014年が関西学院大学である。
ちなみに2番は3チームあって、アルビレックス新潟、浦和レッズ、東京ヴェルディである。(5回)
⑥ 逆に、現J1所属クラブの中で、ジャイアントキリングを起こされていないクラブはどこ？
正解は、清水エスパルス。
現J1所属の18チーム中、この10年でジャイアントキリングをされていないのは、たったの1チームなのだ。
これは私の中では、意外であった。別の見方をすれば、それだけ天皇杯という大会は、何が起こるか分からないと言えるのだろう。
ちなみに、現J2所属の22チーム中、Jクラブになってからジャイアントキリングされていないのは、全部で10チームである。
うち、2005年以前からJリーグ入りしていたのは(10大会ともJクラブとして天皇杯を戦ったのは)、アビスパ福岡とザスパクサツ群馬の2チームだけである。
残りは、2006年以降にJリーグ入りをしたクラブなのだ。
これは面白いデータなのだが、2006年以降にJリーグ入りしたクラブは、全部で13。
このうち、ジャイアントキリングされたことがあるのは、たったの2つだけなのだ(ロアッソ熊本、ギラヴァンツ北九州)。
もちろんJクラブとしての歴史が浅い分だけ、その機会が少なかったと見ることもできるが、それにしても他のクラブと比較すると、少ないと感じる。
これは私見であるが、ここ10年ほどでJリーグへ新規加盟してきたクラブというのは、地域リーグやJFLを地道に戦って昇格してきたクラブばかりである。
このようなクラブにとって、天皇杯とはまさに、憧れのJクラブと戦える夢の舞台だった。
その時の気持ちを忘れることなく、Jクラブになった今でも戦っているのではないだろうか。
もちろん正確なことは分からないのだが。。。。
⑦ ジャイアントキリングを起こされた連続記録を持つクラブはどこ？それは何年連続？
正解は、東京ヴェルディ。
2006年大会から2010年大会の、5大会連続である。
ちなみに相手は、2006年は栃木SC(当時JFL)、2007年はHonda FC(JFL)、2008年はサンフレッチェ広島(当時J2)、2009年はホンダロックSC(JFL)、2010年はFC町田ゼルビア(当時JFL)、となっている。
⑧ 最もカテゴリが離れたジャイアントキリングは、どこのクラブの対戦か？
正解は、ベガルタ仙台と奈良クラブの対戦(2014年大会)
仙台はJ1所属、奈良は関西リーグ1部所属のため、実質5部である。
J1に対して5部がジャイアントキリングを起こしたのは、史上初である。
ちなみに、地域リーグのチームがJ1を破った例は、他にも2つある。
2009年、当時北信越リーグ所属の松本山雅FC(現J2所属)がJ1浦和レッズを破った。地域リーグのチームがJ1を倒したのはこれが史上初であったため、驚きを持って伝えられた。
2012年、四国リーグ所属のFC今治がJ1サンフレッチェ広島を倒し、こちらも話題となった。
(注:奈良クラブの所属する関西リーグも地域リーグであるが、今年からJ3が創設されたため、実質5部となった。それまでの地域リーグは実質4部。)
⑨ ジャイアントキリングを起こされた年に、J1優勝した唯一のクラブはどこか？
正解は、サンフレッチェ広島。
上述の2012年、広島はJ1初優勝を成し遂げたのだった。
ちなみに今年、ジャイアントキリングされたチームがJ1優勝を果たす可能性がある。
第21節終了時点で首位の浦和レッズ、3位鹿島アントラーズ、4位川崎フロンターレが、既にジャイアントキリングされている。現時点では2位のサガン鳥栖を含めたこの4チームが、優勝の可能性が高いと思われる。
一体どうなるのだろうか？
■ 自分ならではの楽しみ方を作ろう
今回は、この10年間における天皇杯のジャイアントキリングに絞って、話題を進めてきた。
このように、これまでの記録を集めて分析してみると、色々な発見があることが分かる。
中には、なんとなくそうかもと感覚的に分かっていたものもあれば、意外だったものもあったのではないだろうか。
こういう発見を、自分で探してみるのもまた楽しい。データや記録をもとに、今年の天皇杯やJリーグを予想してみてもいいだろう。
そして、友達同士でそれぞれの発見や予想を語り合うのもいいだろう。
筆者は、そんなちょっとマニアックな遊び方をしている。ちょっと一目置かれるのも、また気持ちがいい(笑)。
皆さんも、こんな遊びをしてみるのは、いかがだろうか。
野口 学
・スポーツにおいて、格下の選手やチームが圧倒的に格上と思われていた選手やチームに勝つこと。番狂わせのこと。
「Giant Killing」とは、英語で弱者が強者を倒すという意味であり、「大物食い」とも訳される。
■ なぜ天皇杯ではジャイアントキリングが起きるのか
天皇杯全日本サッカー選手権大会(以下、天皇杯)において、このジャイアントキリングが起こることは大きな名物となっている。
天皇杯とは、プロからアマチュアまで参加資格のある日本最大のサッカーのオープントーナメントである。
1発勝負であるがゆえに、何が起こるか分からないのが魅力だ。上のカテゴリのチームと戦うことは、下のカテゴリのチームにとって失うものは何もなく、高いモチベーションで挑むことが多い。逆に上のカテゴリのチームにとっては、「勝って当たり前」と見られながら戦うことは、なかなか難しいものである。
これが、ジャイアントキリングを起こす大きな要因となっていると言える。
今年も、既に数多くのジャイアントキリングが起こっている。
現在3回戦を終えてベスト16が決まっているが、なんとJ2所属のチームが7つも勝ち残っているのだ。
4回戦は9月に開催される予定だが、今年の天皇杯もまだまだジャイアントキリングから目が離せなそうである。
■ ジャイアントキリングの豆知識を知る
さて、どうせならこの機会に、ジャイアントキリングについての豆知識を知るのも悪くない。
2005年からの10年間の記録を調べてみたので、振り返ってみよう。
筆者が独自で調べたデータのため、間違っていた場合には、ご容赦いただきたい。ご指摘いただければ訂正します。
以下、クイズ形式で進めようと思うので、皆さん、正解を考えてもらいたい。
※ジャイアントキリングの対象は、Jリーグ所属のクラブを倒した場合に限る。(今年はJ3も含む)
※2005年大会から今年2014年大会までの10年間の記録。(2014年大会は3回戦まで)
① 10年間で起こったジャイアントキリングは何回か？
② 最もジャイアントキリングが起こった大会は、いつ？
③ 最もジャイアントキリングを起こしたクラブはどこ？
④ 都道府県別に、最もジャイアントキリングを起こしたのは？
⑤ 最もジャイアントキリングを起こされたクラブはどこ？
⑥ 逆に、現J1所属クラブの中で、ジャイアントキリングを起こされていないクラブはどこ？
⑦ ジャイアントキリングを起こされた連続記録を持つクラブはどこ？それは何年連続？
⑧ 最もカテゴリが離れたジャイアントキリングは、どこのクラブの対戦か？
⑨ ジャイアントキリングを起こされた年に、J1優勝した唯一のクラブはどこか？
さあ、いかがだろうか？
いくつくらい分かっただろうか、あるいは想像がついただろうか？
以下、正解を記載する。
① 10年間で起こったジャイアントキリングは何回か？
正解は、80回。
1大会あたりの平均が8回。これを多いと見るか、少ないと見るか。
ちなみに今年は既に10回のジャイアントキリングが起きており、まだ起きる可能性がある。
② 最もジャイアントキリングが起こった大会は、いつ？
正解は、2009年大会と2011年大会。
共に、13回ジャイアントキリングが起きている。
2009年大会は、当時J2所属のベガルタ仙台が、3回戦で大宮アルディージャを、4回戦でFC東京を、準々決勝で川崎フロンターレを破り、ベスト4にまでコマを進めている。
ちなみにこの年、仙台はJ1昇格を果たしている。
2011年大会は、なんと当時J2所属の2チームが決勝へ進出している。FC東京と京都サンガF.C.だ。
FC東京は、3回戦でヴィッセル神戸を、準々決勝で浦和レッズを、準決勝でセレッソ大阪を破っている。対する京都は、3回戦でモンテディオ山形を、4回戦で鹿島アントラーズを、準決勝で横浜F・マリノスを破った。
FC東京はこの大会で優勝を果たし、J1昇格も成し遂げたのだった。
③ 最もジャイアントキリングを起こしたクラブはどこ？
正解は、コンサドーレ札幌、松本山雅FC、愛媛FC、サガン鳥栖、の4チーム。
各チーム、4回のジャイアントキリングを起こしている。
印象深いものとしては、
札幌が2006年大会で3度のジャイアントキリングを起こしベスト4に進出、
愛媛が2007年大会で、対戦当時J1首位の浦和を撃破、
鳥栖は2007年大会から2009年大会まで3年連続でジャイアントキリングを達成、
松本は、2009年と2011年にジャイアントキリングを起こしているが、2009年には当時所属していた北信越リーグからJFLへ、2011年にはJ2への昇格を決めていることか。
ちなみに大学では、明治大学が最も多くのジャイアントキリングを起こしている。(3回)
④ 都道府県別に、最もジャイアントキリングを起こしたのは？
正解は、東京都。
計11回は最多である。うち、FC東京が3回、明治大学が3回で並んでいる。
ちなみに2番は長野県で、7回だ。
松本山雅が4回で、ライバルのAC長野パルセイロが3回と続いている。
⑤ 最もジャイアントキリングを起こされたクラブはどこ？
正解は、ヴィッセル神戸。
なんと10年間で6回もやられているのだ。
相手はバラエティに富んでおり、2006年はYKK AP(現カターレ富山、当時JFL)、2008年はサガン鳥栖(当時J2)、2010年は柏レイソル(当時J2)、2011年はFC東京(当時J2)、2012年はSAGAWA SHIGA FC(現在解散、当時JFL)、そして今年2014年が関西学院大学である。
ちなみに2番は3チームあって、アルビレックス新潟、浦和レッズ、東京ヴェルディである。(5回)
⑥ 逆に、現J1所属クラブの中で、ジャイアントキリングを起こされていないクラブはどこ？
正解は、清水エスパルス。
現J1所属の18チーム中、この10年でジャイアントキリングをされていないのは、たったの1チームなのだ。
これは私の中では、意外であった。別の見方をすれば、それだけ天皇杯という大会は、何が起こるか分からないと言えるのだろう。
ちなみに、現J2所属の22チーム中、Jクラブになってからジャイアントキリングされていないのは、全部で10チームである。
うち、2005年以前からJリーグ入りしていたのは(10大会ともJクラブとして天皇杯を戦ったのは)、アビスパ福岡とザスパクサツ群馬の2チームだけである。
残りは、2006年以降にJリーグ入りをしたクラブなのだ。
これは面白いデータなのだが、2006年以降にJリーグ入りしたクラブは、全部で13。
このうち、ジャイアントキリングされたことがあるのは、たったの2つだけなのだ(ロアッソ熊本、ギラヴァンツ北九州)。
もちろんJクラブとしての歴史が浅い分だけ、その機会が少なかったと見ることもできるが、それにしても他のクラブと比較すると、少ないと感じる。
これは私見であるが、ここ10年ほどでJリーグへ新規加盟してきたクラブというのは、地域リーグやJFLを地道に戦って昇格してきたクラブばかりである。
このようなクラブにとって、天皇杯とはまさに、憧れのJクラブと戦える夢の舞台だった。
その時の気持ちを忘れることなく、Jクラブになった今でも戦っているのではないだろうか。
もちろん正確なことは分からないのだが。。。。
⑦ ジャイアントキリングを起こされた連続記録を持つクラブはどこ？それは何年連続？
正解は、東京ヴェルディ。
2006年大会から2010年大会の、5大会連続である。
ちなみに相手は、2006年は栃木SC(当時JFL)、2007年はHonda FC(JFL)、2008年はサンフレッチェ広島(当時J2)、2009年はホンダロックSC(JFL)、2010年はFC町田ゼルビア(当時JFL)、となっている。
⑧ 最もカテゴリが離れたジャイアントキリングは、どこのクラブの対戦か？
正解は、ベガルタ仙台と奈良クラブの対戦(2014年大会)
仙台はJ1所属、奈良は関西リーグ1部所属のため、実質5部である。
J1に対して5部がジャイアントキリングを起こしたのは、史上初である。
ちなみに、地域リーグのチームがJ1を破った例は、他にも2つある。
2009年、当時北信越リーグ所属の松本山雅FC(現J2所属)がJ1浦和レッズを破った。地域リーグのチームがJ1を倒したのはこれが史上初であったため、驚きを持って伝えられた。
2012年、四国リーグ所属のFC今治がJ1サンフレッチェ広島を倒し、こちらも話題となった。
(注:奈良クラブの所属する関西リーグも地域リーグであるが、今年からJ3が創設されたため、実質5部となった。それまでの地域リーグは実質4部。)
⑨ ジャイアントキリングを起こされた年に、J1優勝した唯一のクラブはどこか？
正解は、サンフレッチェ広島。
上述の2012年、広島はJ1初優勝を成し遂げたのだった。
ちなみに今年、ジャイアントキリングされたチームがJ1優勝を果たす可能性がある。
第21節終了時点で首位の浦和レッズ、3位鹿島アントラーズ、4位川崎フロンターレが、既にジャイアントキリングされている。現時点では2位のサガン鳥栖を含めたこの4チームが、優勝の可能性が高いと思われる。
一体どうなるのだろうか？
■ 自分ならではの楽しみ方を作ろう
今回は、この10年間における天皇杯のジャイアントキリングに絞って、話題を進めてきた。
このように、これまでの記録を集めて分析してみると、色々な発見があることが分かる。
中には、なんとなくそうかもと感覚的に分かっていたものもあれば、意外だったものもあったのではないだろうか。
こういう発見を、自分で探してみるのもまた楽しい。データや記録をもとに、今年の天皇杯やJリーグを予想してみてもいいだろう。
そして、友達同士でそれぞれの発見や予想を語り合うのもいいだろう。
筆者は、そんなちょっとマニアックな遊び方をしている。ちょっと一目置かれるのも、また気持ちがいい(笑)。
皆さんも、こんな遊びをしてみるのは、いかがだろうか。
野口 学