子どもと体育の今 | SPORTS PLANET スポーツプラネット

子どもと体育の今

こんにちは。
埼玉県川口市に総合型地域スポーツクラブを立ち上げて
活動している石井邦知です。

最近は、総合型クラブの活動と直接関係はありませんが、
私の知人が監督をしている少年団サッカーチームの練習に参加したり、
リングビーの小学校出張授業に参加したり、
小学校に入っての体育活動コーディネーター業務をしておりますので、
そこで子どもたちについて感じたことについてお伝えしたいと思います。

まず自身が驚いたのは、
右投げの子どもが右足を前にしてボールを投げようとしたり、
逆上がりのできない子が補助板(写真参照)に頼りすぎていたり、
馬跳びで下になる子が馬役の時に足で支えきれなくなるといったことです。

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また統計資料を見ると、一般的に言われる"子どもの体力低下"の中で
ソフトボール投げの平均値が特にはっきりと落ちていることがわかるのですが、
投げること以上にボールなどをとるということに
慣れていない印象を持ちました。

総じて上半身・下半身のいずれも日常生活で使う機会が減っているのかもしれません。
これは自動ドアなど日常生活で便利なものが溢れ、
体を使う機会が減ったという要因もあると思いますし、
ボール遊びが禁止になったり、
アスレチックなどの遊具がなくなってしまった公園が増えて
手足を十分に使って遊べる機会が減っているという要因もあるのだと思います。

さらに体育の授業としては、元々授業時間が短い上に、
児童の誰かが和を乱すとさらに練習などの時間が縮まるというケースも何度か見受けました。

以上からも児童に関することには、実に様々な問題が潜んでおり、
総合型クラブとして何ができるかというのはどの地域であっても
今後はよりいっそう課題になってくると思われます。

このような背景からも自身の活動には、
公園でも気軽に遊べる"リングビー"を取り入れていますし、
以前このspoplaにも取り上げられていたベトナム発のスポーツ"ダーカウ"にも
現在注目しています。

そして今後はさらに新しい解決策が何なのか、模索していきたいと思います。


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