バスケットボールストリート

先日、渋谷を歩いていると人だかりを見つけた。
何事かと思い足を運んでみると、そこには雨の中、ユニホームを来たbjリーグ選手とチアリーダがいた。

そう。渋谷のセンター街がバスケットボールストリートと名前を変更したのである。

改名した理由は、「怖い街」というイメージを改めたい、という狙いからだ。

渋谷のセンター街といえば、顔黒（ガングロ）少女、その男性版のセンターＧＵＹ（ガ

イ）らが集まり、路上看板や通行を妨げるチラシ配りなど印象を悪くさせている。

そこで世界的に人気があり、近くの国立代々木競技場第二体育館でプロバスケ「ｂｊリーグ」の試合が行われてきたことから、バスケットボールストリートと名前を改名したのである。


全国的にも新しい試みで面白いが、名前を変更しただけでは特に治安が良くなるとは思えない。
変更後bjリーグの公式ホームページ・各チームのサイトを覗いてみたが、バスケットボールストリートの話題はこれといってなかった。

そこで双方のためにも苦言をしたい。

まず改名のプロモーションでbjリーグの選手を呼ぶのであれば、パレードをするのではなくて、ファンと一緒にゴミを拾って街を綺麗にするなど何かしらアピールが欲しかった。また今後もbjリーグと提携していくなら渋谷の街の治安をよくするというコンテンツを作って工夫をしていかなくては名前負けをしてしまうのでないか。

bjリーグ側としても、渋谷の若者達にリーグを知ってもらうのにいい機会なのに特にこれといった告知はしていない。例えばバスケ通りにある店舗と提携して企画を行い「bjリーグ」の知名度を上げるような仕掛けをするなど、なにか工夫が欲しい。

今の流れを見ていると双方にともメリットをいかしきれていないように思う。

まだ改名をしてまもないが今後、双方にとってプラスになるような使い方をしていって欲しい。

今後のバスケットボールストリートのありたかを楽しみにしていきたい。

コユキ