WBC問題について考えるその2 | SPORTS PLANET スポーツプラネット

WBC問題について考えるその2

どもtomoxです。

前回はWBC問題について、個人的な見解を述べましたが、今回は別な視点でこの問題についてのべます。

この問題にスポーツ誌ナンバーのサイトで「言わせろ!ナンバー」のコーナーにて「第3回WBC、不参加でも仕方ない?
というタイトルで、読者およびファンから意見を募っていました。

意見をざっくりとまとめると

WBC不参加支持(あるいは不参加は仕方なし)
 ・MLBの強引なやり方、MLBが得するやり方に不満がある。
 ・選手にとってリスクはあるのだから権利は当然
 ・大会そのものの価値に疑問
 ・あくまで国内リーグ戦重視

と多くは選手会側の意志に理解を示している意見が多く見られます。

参加すべき(参加して欲しい)
 ・ファンの気持ちを考えてほしい
 ・お金の問題や条件などはファンには関係ない
 ・サッカーのW杯も色々問題をクリアして来て今があるのでWBCに参加し続けた方が良い
 ・勝てるときに勝っておいた方が良いので参加して欲しい
参加すべきの意見は、不参加支持の意見よりまとめると多岐にわたりますが、表現は違えど、”日本代表”の試合が観たい!という気持ちが強そうです。


これらの意見の中で、大会参加・不参加支持よらず、共通して上げられた意見があります。
それは、MLB主催ではなく、日本がリーダーシップをとって、野球の世界大会開催に努力すべきといった意見ですね。

さて私は不参加支持ですが、参加を希望している意見については、1ファンとしてではなく日本の野球界、野球を取り巻くスポーツビジネスとしての観点で考えると、非常に考えさせられる意見です。ファン層拡大のためには、純粋な”レベルの高い試合””世界の舞台で夢や感動を与えてくれる試合"を見せると言うのは必要なのでしょう。地上波での野球中継が、昔と比べ大きく減少した現在では、興味を持って見ている人以外は野球に触れる機会が少なくなっています。これが長く続くと今後のプロ野球の観客動員数に影響してきます。この観点から言えば、WBCは非常に重要な大会となるわけです。

一方、既に野球ファンで、国内プロ野球球団でどこかにひいきチームを持っているファンにとっては、自分のチーム選手が活躍するのはうれしいが、反面疲弊して、あるいは負傷し、その後のシーズンに影響あっては困ると言う考えがあります。また、出場した選手の中にはより一層メジャーへのあこがれが強まり移籍流出が加速し、しいては国内のチームの弱体化、魅力が乏しくなると言った事も出てくるでしょう。(現にそうなっていますが)

以上の観点は、あくまで一例ですが、このように観点をかえて考えると、このWBC問題は日本野球界にとって非常に難問です。

参加・不参加が問題ではなく、”これからどうするか?”が非常に重要なことだと考えます。

少々まとまりにくくなってしまったので、次回はもう少し掘り下げたり、今後どうするかの部分で自分なりの考えを述べたいと思います。




WBC問題参考サイト

WBCで米側“ウルトラC”?仰天“日本人チーム”が参加か(zakzak)
日本のWBC3連覇は幻に終わるのか!?参加を巡る日米対立の“お家事情”。(Nunber Web)