皆さんは、「太陽炉」についてご存知ですか?
原理は簡単。
小学生の時の理科の実験で、「虫眼鏡」で黒い紙を燃やしていた、あれと同じです。
太陽光を収束させて、熱エネルギーに変換するのですが…
そこで得られる熱エネルギーは膨大なもので、最高到達温度は3000~3500℃にもなるとの事。
これからは、こういった「クリーンエネルギー」を、もっと活用して貰いたいですね。
日本でも、実験は続けられているようですが、日本の気候を考えると、国内で実用化するのは難しいでしょうけどね。
しかし、高温少雨…砂漠化の進む地域は、世界中の彼方此方にあります。
先ずは、海岸線に近い所から…
そういう場所で、太陽エネルギーを活用する施設を建てれば、様々に利用できるのでは?
水蒸気でタービンを回せば、電力が得られますし、
水蒸気を発生させる過程で、海水を用いれば、農業・工業用水に利用できるでしょう。
飲用には、浄化設備が要るでしょうけどね。
そして、今では、農作物は「必ず土壌から作られる物」ではなくなっていますから、
例え、砂漠化した高温地帯でも、外断熱工法による「大規模生産プラント」を建てて、海水を淡水化すれば、食糧生産施設が出来るかも知れません。
東京のあるビルの地下で、実験的に農作物が作られているのを、応用して。
「では、作物の生育に必要な日光はどうするのか?」という疑問もあるでしょうが、
太陽光は、光ファイバー等で伝達が可能ですから、日光を完全に遮断した建物内でも作物は育てる事は可能です。
そういった事で、同じ面積の土地で、より多くの作物を、その種類に関係無く、必要なだけ生産できるかも知れません。
エタノールを生産する為に、サトウキビを生産するのも良いでしょう。
そして、これらによって削減されるCO2の排出量は、「排出権」として売買も可能でしょう。
今、世界中で、この「排出権」を巡るビジネスも拡大しつつありますしね。
以上は、「地球温暖化」のテーマを端に、私なりに書いた『机上の空論』です。
何処かで、誰かがこれを見てて、もっと良いものに変えてくれれば「幸い」です。
という事で、これをネットに託して、今夜はこの辺で…
お休みなさい。