過去問の見直しをさくさくとこなしているときにふと疑問に思ったこと。








19112 マスコンクリートに使用する混和剤については、一般に、単位セメント量を少なくするために、


AE減水材促進形とする。










答えは ×。






解説には、「促進形の混和材は、セメントの水和反応が促進され、初期の水和量を増大させるのでえ、使用してはいけない」








使用してはいけない、ってどういう意味よ?使用してはいけないものなのに、「AE減水材促進形」というものは存在するのでしょうか?






疑問に思ったのでちょっと調べてみると~






Q:まず、そもそも、AE材って何なの!




A:コンクリートに空気を連行して、空気量を増やして、ワーカビリティーを向上させたり、凍結誘拐に対する抵抗性を高めるために入れるもの!


    




Q:コンクリートを自力でぐりぐりかきまぜて、空気をいっぱい入れてはダメなの?




A:ダメダメ!ぐりぐりかき混ぜて入る空気は、粒粒が大きいのだ!AE材は、空気が非常に小さくて調子良いらしい。その小さな小さな気泡のおかげで、ボールベアリングのような働きで、ワーカビリティーも向上するとか。






Q:空気量を増やすことによるデメリットがあるらしい?




A:昔は、コンクリートに空気を入れることなんてとんでもないことだったそうです。水密性や強度低下を招くそうで、空気量が1%増えることによって、4~6%の割合で圧縮強度が低下するとのこと・・。




AE材での空気連行は、「単位水量」を減らすことができるので、それによる強度アップ!と、ほぼ相殺するそうです。






Q:AE材、減水材は、別物?




A:別物でーす! AE材は、空気を連行するもの。 減水材は、セメントの細かな微粒子の表面にくっついて、流動性を良くするもの。流動性を良くすることによって結果、減水効果があるので、減水材と呼ばれるそうです。でもでも、AE材も減水効果ありますが、そうは呼ばないらしいです。セメントに対して作用しないから、との事。




減水材は、セメントに直接作用するので、凝結速度をコントロールできるそうな。






Q:では、AE減水材って何者?






A:上記の2個の性質を併せ持ったもののことです。










Q:標準形とか、遅延形とか、促進形とか、何なの?




A:セメントに作用できる減水材において、セメントの凝結速度をコントロールできるものに関して、コントロールの具合で、この3つができるそうです。




ということは・・・・。そう、セメントに直接かかわっていない、AE材には、この種類わけが無い!ということです。




セメントの凝結を早めるものが、促進形、遅らせるものが遅延計。






名古屋一人でも自主勉強会。


促進形はコンクリートの凝結促進効果よりも初期強度発現の促進効果が高いので、低温時における初期強度の発現や型枠存置期間の短縮などを目的として使用されています。




これだ!






適用表

名古屋一人でも自主勉強会。






おぉお。AE減水材促進形は、 寒中コンクリートの施工時などに利用することになっている!


スリップフォーム工法などは、当然な感じしますね~








思えば、19112の問題は、「マスコンクリート」の場合の話でしたね。


マスコンクリートには使ってはダメ! 




ということで結論。







出展はココ。勝手に表などもお借りしました^^;








コンクリート用混和材の常識






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には、力学の読み物など色々あって面白そう。




あくまでも、「息抜きついで」に勉強になる読み物として^^










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