大阪のインテリアコーディネーター事務所、Office SPIRALの水田です。お客様のご要望にセンスをプラスして、おしゃれなお部屋を創造します♪
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さて先日お客様が、
「引っ越しすることになって、いざ自分でカーテンを選ぼうと思っても、どう選べばいいか分からなかった!」
とおっしゃっていました。
 
確かに、カーテンを選ぶ機会は、カーテン屋さんやインテリアコーディネーターでもない限り(笑)そんなに何度もあることではないですよね。
 
果たして、自分の好みだけで選んでいいものか。好みで選んで、いざ吊ると、部屋に合わないのでは?と不安になったり。
 
そして、そうしょっちゅう買い換えるものではないので、失敗もしたくないですよね。
(お値段も張りますし……。)
 
 
そこで、今日の記事はカーテンの選び方です。
ま、基本、カーテン選びに正解も不正解もないのではありますが、これを押さえておけば大きな失敗はないであろうということを、書いてみたいと思います。
事例写真を最後にまとめて載せますので、どうぞ最後までお読みくださいね。
 
【カーテンの色の選び方】
カーテンって何色がいいんでしょう。
部屋の壁がほとんど白であることが多いので、それと同化するように選ぶならベージュやオフホワイトです。
ただ、これらはのっぺりした感じになりやすく、白すぎると病院やオフィスのような無機質な部屋になってしまいます。
白やベージュのカーテンは、家具や、こまごました室内のものがとても目立つためごまかしが効かず、実はおしゃれにまとめるには高度な技が必要なんです。
 
ではどんな色がいいのかというと。
 
意識するのは
・部屋の中にある他のアイテム(家具など)の色
・床の色
 
です。
 
特に、部屋の中にある、ソファやラグなど、ファブリック(布地)と、カーテンの色味を調和させること。
カーテンももちろん布地なので、ファブリック同士をコーディネートするということです。
 
カラーコーディネートの仕方はここには到底書ききれないので、また別の機会にさせてくださいm(__)m
 
 
【カーテンの柄の選び方】
次に柄について。
カーテンには、無地、ストライプ、チェック、幾何学、花柄、蔓や葉、クラシックなダマスク柄など、いろんな柄があります。
 
柄によって、受けるイメージがかなり違って来ます。好き嫌いがはっきり分かれるので、柄については自分の好き嫌いで選んでいいと思います。
 
 
・ストライプは、甘くなくシンプルにまとめたい時におすすめ。天井を高く見せる効果あり。
 
・チェックは、カジュアルで軽快な印象に。
 
・幾何学柄は最近人気。細かい幾何学柄は、無地に近い感覚で使えます。少しレトロ感が出ておしゃれ。
 
・花柄は上品で優しいイメージ。
 
・蔦や葉っぱ柄は、ナチュラルでホッとするようなイメージ。インテリアに合わせやすい定番です。
 
・ダマスク柄、ペイズリーなどの古典柄は格調高くフォーマルで、ずっと背筋の伸びる雰囲気になります。
 
 
【カーテンの柄の大きさについて】
柄の大きさにも注意しましょう。窓の大きさ、部屋の大きさとのバランスを考えることが大事。
 
大きな窓には大柄がよく映えます。大柄のカーテンは勇気がいるとのお声もありますが、これ一つでグッと部屋が引き締まり、おしゃれな空間にしてくれます。
 
逆に小さな窓に大きな柄のカーテンを吊ると、大胆な柄を十分生かしきれない場合があるので要注意(そういう時は、カーテンをあえて床まで作ったりしても良いです)。
 
 
【カーテンの機能性】
生地の柄や色とは別に、機能性にも注目します。ただ、特に必要が無いところまで機能付きのカーテンにしなくていいと思います。
 
カーテンの主な機能は
・遮光 
外が明るい朝や昼間に、室内を暗くする暗幕のような効果です。夜勤やお昼寝をする方、ホームシアターなどに。
元々遮光性能の付いていない生地でも、裏地を付けることで遮光カーテンにできますよ。
 
・ウォッシャブル
家庭の洗濯機で洗える生地です。ほとんどポリエステル100%のものです。
綿や麻、シルク、レーヨンなどが入っていると縮んだり、刺繍が美しく入っているものは生地がつれる、表面加工で風合いを出したものなどはそれがはがれてしまったりするので、専門のクリーニング屋さんに出しましょう。
お洋服と同じですね。
 
・ミラーレース
レースカーテンに、屋外から部屋の中が見えにくい加工をしたものです。ピカピカと光るブライト糸を織り込んで、光を反射させて視線を遮ります。
 
・UVカット
同じくレースカーテンで、紫外線を遮る加工をしたものです。ミラーレースと共通している事が多いです。部屋に光を入れながらも、紫外線だけをカットします。
 
・保温
生地そのものが持っている特性で、厚みのある生地になるほど、外の音や寒さを遮り、中の環境を守ってくれます。
 
・遮音
生地の中に遮音シートを挟みこみ音を遮ります。もちろん、完全な遮音はカーテンだけでは困難ですので要注意。
 
 
それでは実際の事例を見てみてくださいね。
 
子ども部屋のカーテンはこんなビビッドな色で可愛いプリント柄、おすすめです。お子さんの記憶に残りそうですね。
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こちらは女性の一人暮らし。
細かい幾何学柄ですが、無地の生地との組み合わせでポイント使いにすることで、メリハリをつけてみました。
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男の子の部屋。
無地の生地を3色切り替えて、大柄のカーテンのようにしています。ちょっと写真が暗いのですが、右の壁のクロスと色を合わせました。

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真っ白の壁にこんな大胆な柄を。

ほかのインテリアアイテム(絵画やクッション、小物など)でこのカーテンの中の色を繰り返すと、うまくコーディネートできます。
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小さな窓には、このような無地に近い全体柄がおすすめです。グレイッシュなピンクが甘すぎず、大人の女性に合います。黒いタッセルをアクセントにして引き締めました。
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いかがでしたか?
オーダーカーテンはアイデア次第でいろんなことができるので、わたしはよく生地を組み合わせて、上の写真にもいくつかあったように、オリジナルなデザインでカーテン業者さんに作ってもらっています。
カーテンは特別な時だけ出してくるものでは無く、家で毎日目にする存在です。だからこそ、思い切り気に入ったものになるよう、心を込めてデザインを起こします。
 
今日の記事がお役に立ちますように。
 
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インテリアコーディネート、セミナーなど承っています。空間全体のコーディネートでなくても、カーテンの掛け替えだけでももちろん承ります。お手持ちの家具などとコーディネートさせていただきます。
 
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