ジャズのルーツ
ジャズのルーツは、黒人奴隷達が歌っていたワークソング(働いている時に歌った歌)やブルースです。それにクラシックの要素が絡み合い、1900年代初頭にニューオリンズでジャズが産まれました。
ジャズのルーツの一つにもなっている「ブルース」の語源はブルー(「憂鬱」を意味する「ブルー」に、複数型の「S」がついた形)とも言われています。夢やファンタジーを歌うクラシックやミュージカルとは対極をなし、ジャズの歌詞は日々の生活の中の生々しい出来事、憂鬱感、愚痴、家族や恋人などについて歌っています。
「世の中は金」、「俺の彼女はブサイク」といった生活に密着したリアルな歌詞が多いのは、ブルースがジャズのルーツの一つだからかもしれません。