電話ごときでイライラオロオロしていた方とお会いしてきました。
お会いする前に感じていた印象は、正直いいものではありません。そんな気持を持ちながらお会いするのは失礼だとは思いつつも、もう私達だけの問題ではなくなっているので…

釣書の写真にあったその方の顔は、すんごくイカツく笑顔が想像出来ない顔です。
元ドイツ代表サッカーチームのGK、オリバー・カーンのような顔。決して悪い顔ではないんです。ただ、柔らかい部分のなさそうな顔。なのでこれからオリバーと呼ばせていただきます。

最初に抱いてしまった印象とは裏腹に、オリバー氏は大変礼儀正しく笑顔が案外かわいい男性でした。何よりも、今までのお見合い男性ではよくいた、友達とお見合いと区別が付いていないタイプの人ではないのに一安心。
会話がはずみます。数年前まで東京で暮らし、今は実家に戻って地元で働いているそう。東京では有名な女優さんの旦那さんと酒飲み仲間だったんだとか、有名代理店に席を設けて働いていた時期があったり。笑ったり驚いたり楽しい時間が過ぎます。ちょっとした気になる事もありますが、気のせいかもしれません。

そろそろ、なんて言葉が出てやっと2時間以上話していることに気が付きました。
立ち上がりかけた時、「お手洗いはいいですか?」って聞かれて行って帰ったきた時に、お相手が店の外にいます。私をトイレに行かせてさっさとお会計を済ませて外で待っている…ちょっと胸がトキメキました…。

ここまで書くとなんだか私ってば、オリバー氏の過去の栄光とマナーにトキメいているような世知辛さを醸し出しています。
でも久しぶりに感じた楽しい会話の中身を考えてみると、オリバー氏は自分の話と私の話を聞く分量をよく心得ているようでした。
これってちゃんと彼女がいた男性特有のものだと思われるのですが…
そして適度な「深入り度」です。すごく微妙なものだと思いますが、いい感じで自分の話せるギリギリを聞かれるとなめらかに答えてしまい、それまでの上辺だけの会話を少し脱したような気分です。
過去に聞きすぎて「詮索好き」と咎められたことがあるので勝負どころですが…。
この時も「ちょっとそんなことまで話させるの?」とは思いましたが自分に興味を持ってくれてるんだと思うことに。

さてオリバー氏とは次もお会いました。
でも人の第二印象ってどうやって受け止めたらいいんでしょうね。お見合いって難しい。。。