はじめまして、僕の名前はキュンです
可愛すぎてみんながキュンキュンするから、キュンって呼ばれてます
みんなが令和令和と騒いでたあの時、
平成最後の子として産まれてきました。
とても神秘的+壮絶だった妊娠・出産だったので、記録として残しておきます。
妊娠後期に差し掛かる検診で、
あら、逆子だわ!!
大半は元に戻るから大丈夫よ!
とmidwifeに言われたものの、
いつになってもひっくり返ることはなく、逆子体操やらお灸も試してみたけど、動じないお腹の中のキュン36週で逆子って100人居たら3人の珍しいケースでもあるらしい。よりによって、また珍しいケースにどハマりするタイプ(後々さらに珍しいケースがまた再来することに…)
35週あたりでドクターと会い、ECV(external cephalic version)ー外回転術を受けることになった。私がお世話になったドクターは、偶然にもオーストラリアの逆子分娩でも有名で、特にこのECVでも実績のある名医のDr Andrew Bisits。
彼が私の担当医だったことは本当に幸運でした。
エコーで確認して、キュンの逆子のポジションなら自然分娩できるから大丈夫と言ってくれ、まずは外回転術で逆子が直るか試してみることに。
まずは外回転術すら聞いたことがない…手でクルッと回すのよ〜と軽く説明受けたけど、良く分からない。これは技術と経験のあるドクターじゃないと成功率も低い。手でお腹を押しながら、赤ちゃんを誘導してポジションを変えるという昔ながらの方法。
見ちゃいけないと思いつつも、やった人たちの経験談やらFacebookの逆子コミュニティで色々なコメントを見たら、
痛い
発狂しました
あんな酷い経験二度とゴメン
見、見るんじゃなかった…
恐ろしいコメントが多くて、
これから我が身に起こることに不安と緊張が襲い掛かる…
そのまま緊急帝王切開になることも稀にあるとのことだったので、ボビオに仕事を休んでもらい、37週半に入院手続きをして病室へ。
まずは子宮を柔らかくするための注射。
それから30分くらい待つ。
それから緊急オペになっても良いように別室に移動すると、続々とドクターたちが部屋に入ってきた。今回はドクター2人(ECV初)と、Dr Andrewによる3人。Dr Andrewはエコーを見ながら、他のドクターたちに指示を出す。私の隣にはmidwifeが居て、息を大きく吸ってー、吐いてーと指導してくれて、それはそれはとても心強いサポートだった!
1人のドクターがお腹を下からグリグリと力づくで押し、お腹がこんもりと山になる。
それから、ゆっくりとお腹の外側を回していく。
息を深く吸って、吐いたらまたグリグリと手を回していく。それを繰り返すこと10-15分。
ドクターたちが手を止めて急に部屋を離れてく
半分まで来たから、10分後にまた戻ってくるよ
そんなに簡単にクルッと回らないらしく、
とりあえず休憩挟んでまた残りをやることに。
またゾロゾロと戻ってきて、お腹をまた強く押され施術が始まった。
隣で待っていてくれたJがトイレと騒いでるのが聞こえる…ボビオとJがトイレに行ってる間。
ぐるん!
おおぉーーーーー、今お腹で回転したーーーー!!ともろに感じたと思ったら、
ドクターたちがもの凄い笑顔と拍手!
確かにキュンはお腹ででんぐり返ししてくれて、
大成功に終わったECV!!
初めてだったドクターが、
私の記念すべき初のECV成功の赤ちゃん!
あなたは本当に天使だわ
と満面の笑みでお腹に話しかけてくれた。
トイレから出てきたJとボビオはまさしくこの素晴らしい瞬間の全てをミス!笑
それでも逆子が直ってくれただけでも感謝感謝
終わってみた私の感想は、
全然痛くないし、
怖がることもなかった!
なぜあんな恐怖を煽るような経験談があるのかすらも理解できないくらい、全く痛みはありませんでしたー!
長男の時に比べて、
逆子の胎動って、やっぱり足のポジションが下にあるからか、恥骨らへんに激痛走ったり、胃の下くらいが異様に飛び出てて(多分頭があるから)違和感半端なかったのは確か。
数日後に義理母もシドニーに到着し、
逆子も戻って、あとは出産待つだけだね〜と話していたのですが、
ぐるん!
ある日の夜、
キュンは何とまたでんぐり返しをして、
逆子に戻ってしまったのです…