ありえないような海外の医療事情・・・
って言ってしまうのもとても残念だけど、
すごくイイ!!!って思うこともあれば、今回のようにとっても残念に思うこともある。
手術から1週間後。
予約していたBreast centreにまた行ってきた。
16時からのアポだったけど、時間通りに始まらないのがPublic。
それでも思ったよりも患者さんも少なくて、
今回は30分遅れでDrに会えた。
部屋に呼ばれて入ると、
そのDrは私が一般医から紹介を受けてきたときに初めて診察してくれた専門医。
彼が私に手術を勧めてきた医者だった。
その彼から、
Tell me what happened. (じゃあどうしたのか教えてください)
と言われたので、手術のことかな~って思ったら、
So.... you did biopsy. (えっと、精密検査をしたんだね)
なんとまぁ。1月の過去まで遡って聞いてきたよ彼・・・・・
本気で覚えてないのかな?と思って思わず言っちゃいましたよね。
「あの~、初めてここに来た時にあなたに会いましたよね。」
Sorry I don't remember. (ごめんね、覚えてない)
まるで二日酔いで昨晩のこと覚えてないや~みたいな軽い言い方されましたが、
私あなたに手術勧められて、本来なら避けたいところだった手術をする一大決心したのに、
簡単に覚えてないって言ってしまう彼がとても軽く見えて、
なんだかその瞬間の失望感が半端ない。
「精密検査して、良性の腫瘍だって分かったけど、診察後に簡単な手術だし、
摘出したほうがいいってことで先週手術したんです。」
そう言うと、
「あ、術後検診に来たんだね」
サラッと返す。
なんか腑に落ちないっすよ。
「じゃあ見せて」
診察台に横になり、傷口に貼ってあるウォータープルーフのシールを剥がしてくれた。
「うん、綺麗にできてるね。見てごらん」
恐る恐る見てみると、
右の乳輪の縁に合わせてけっこうカットされてます・・・・
多分5cmくらい?
そこから理解不能な発言があたしを襲う。
「君のは癌になる可能はない良性のfibroadenoma(乳腺線維腺腫)だけど、
戻ってくることもあるから、他のドクターと話をして、細胞摘出が必要かどうかを連絡するから」
手術終わってお疲れ様というねぎらいの言葉は一切なく、
また新たな問題のような発言をするので、意味が分からず、
「戻ってくるってことはまた手術が必要ってことですか?」
そう話しても、
「戻ってくるのはそんなに高い確率じゃないし、20人に1人とかだから、
まだ手術って決まったわけじゃないよ」
英語の医療専門用語が多すぎるからあたしが理解していないのか、
なんで手術前にこの腫瘍は戻ってくる可能性があるって言ってくれなかったのかも分からず、
ドクターも私を追い出すようにドア付近まで歩み寄ってきたので、
帰るしかなかった・・・・
私のポカーンとした顔を見て、
Did I scare you? (僕君のこと怖がらせたかな?)
って聞いてきたけど、失笑しかできず。
そんな不安いっぱいで帰宅した私に、
なんでもっと責めて聞かなかったの?ってボビオにもダメ出しくらう。
やっぱり張本人はショックが大きかったり、
頭の中が整理できなかったりで、
聞けないことがあるんですよ・・・・
普段ならガツガツ行きそうな私でも、こんな場面では委縮してしまう。
そんな時に現れた救世主。
同僚の同級生がなんとなんと、東大の医学部ご卒業の乳がん専門のお医者さんだったのです。何かあれば言ってくださいと言ってくれた同僚の言葉を思い出し、ちょっとお願いしてみることにした。
会ったこともない見ず知らずの人から、診察外の相談なんて本当に虫のいい話だけど、
彼に手術後に細胞検査が必要になることがあるのかを尋ねてみたら、
とても丁寧にわかりやすく説明をしてくれた。
手術後に細胞検査が必要になるときは、手術で摘出した腫瘍の病理検査が良くなかった、もしくは取り残しがあるなどが考えられるそう。やっぱり精密検査で良性と判断されても、腫瘍全部を検査できてないってこともあるみたいですねー。
担当医としっかり信頼関係を築いてくださいね、海外で不安なことも多いでしょうねという優しいお言葉つきで、
惚れ落ちそうになりました・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
もしかしたら悪性?とか全然そこよりも、彼の言葉があまりにも的確すぎて納得してしまって、なんだか逆に安心感。
ーいつでも連絡ください。
いつでも連絡しちゃいそうになります♡
今回の手術はPublic患者だからなのだと思いますが、Drは担当医ということでは指名できません。
いつも診察をしてくれてる先生が手術をしてくれる訳でもありません。
私の初めて診察をしてくれたこの軽そうな専門医は、
「僕が手術するよ」
ってはっきりあの時言ったのをボビオも私も聞いてたけど、
実際に手術した先生は全く違う人でした。
さらに彼は今回の術後検診でも私の顔を覚えてないので、
信頼関係を築けるのか!?という疑問が湧き上がってくる。
きっと東大先生は患者さんと信頼関係を築きながら、診察をしているんだろうなと思うと、
彼に担当してもらいたいくらい・・・
軽いドクターは帰り際に言いました。
「You don't have to come in to see me next time. I'll call you(次回は僕に会いに来なくでも大丈夫だよ。電話するからね」
そして、今日Breast centreからお呼び出しがかかりました。
しかも急に明後日。
呼び出しって言うのがとっても嬉しくないけど、
今回はボビオを連れていくので、彼に饒舌トークは任せよう。
全てが落ち着いてくれますように。
もう体にメスを入れなくて済みますように。
Wish me luck・・・・・
って言ってしまうのもとても残念だけど、
すごくイイ!!!って思うこともあれば、今回のようにとっても残念に思うこともある。
手術から1週間後。
予約していたBreast centreにまた行ってきた。
16時からのアポだったけど、時間通りに始まらないのがPublic。
それでも思ったよりも患者さんも少なくて、
今回は30分遅れでDrに会えた。
部屋に呼ばれて入ると、
そのDrは私が一般医から紹介を受けてきたときに初めて診察してくれた専門医。
彼が私に手術を勧めてきた医者だった。
その彼から、
Tell me what happened. (じゃあどうしたのか教えてください)
と言われたので、手術のことかな~って思ったら、
So.... you did biopsy. (えっと、精密検査をしたんだね)
なんとまぁ。1月の過去まで遡って聞いてきたよ彼・・・・・
本気で覚えてないのかな?と思って思わず言っちゃいましたよね。
「あの~、初めてここに来た時にあなたに会いましたよね。」
Sorry I don't remember. (ごめんね、覚えてない)
まるで二日酔いで昨晩のこと覚えてないや~みたいな軽い言い方されましたが、
私あなたに手術勧められて、本来なら避けたいところだった手術をする一大決心したのに、
簡単に覚えてないって言ってしまう彼がとても軽く見えて、
なんだかその瞬間の失望感が半端ない。
「精密検査して、良性の腫瘍だって分かったけど、診察後に簡単な手術だし、
摘出したほうがいいってことで先週手術したんです。」
そう言うと、
「あ、術後検診に来たんだね」
サラッと返す。
なんか腑に落ちないっすよ。
「じゃあ見せて」
診察台に横になり、傷口に貼ってあるウォータープルーフのシールを剥がしてくれた。
「うん、綺麗にできてるね。見てごらん」
恐る恐る見てみると、
右の乳輪の縁に合わせてけっこうカットされてます・・・・
多分5cmくらい?
そこから理解不能な発言があたしを襲う。
「君のは癌になる可能はない良性のfibroadenoma(乳腺線維腺腫)だけど、
戻ってくることもあるから、他のドクターと話をして、細胞摘出が必要かどうかを連絡するから」
手術終わってお疲れ様というねぎらいの言葉は一切なく、
また新たな問題のような発言をするので、意味が分からず、
「戻ってくるってことはまた手術が必要ってことですか?」
そう話しても、
「戻ってくるのはそんなに高い確率じゃないし、20人に1人とかだから、
まだ手術って決まったわけじゃないよ」
英語の医療専門用語が多すぎるからあたしが理解していないのか、
なんで手術前にこの腫瘍は戻ってくる可能性があるって言ってくれなかったのかも分からず、
ドクターも私を追い出すようにドア付近まで歩み寄ってきたので、
帰るしかなかった・・・・
私のポカーンとした顔を見て、
Did I scare you? (僕君のこと怖がらせたかな?)
って聞いてきたけど、失笑しかできず。
そんな不安いっぱいで帰宅した私に、
なんでもっと責めて聞かなかったの?ってボビオにもダメ出しくらう。
やっぱり張本人はショックが大きかったり、
頭の中が整理できなかったりで、
聞けないことがあるんですよ・・・・
普段ならガツガツ行きそうな私でも、こんな場面では委縮してしまう。
そんな時に現れた救世主。
同僚の同級生がなんとなんと、東大の医学部ご卒業の乳がん専門のお医者さんだったのです。何かあれば言ってくださいと言ってくれた同僚の言葉を思い出し、ちょっとお願いしてみることにした。
会ったこともない見ず知らずの人から、診察外の相談なんて本当に虫のいい話だけど、
彼に手術後に細胞検査が必要になることがあるのかを尋ねてみたら、
とても丁寧にわかりやすく説明をしてくれた。
手術後に細胞検査が必要になるときは、手術で摘出した腫瘍の病理検査が良くなかった、もしくは取り残しがあるなどが考えられるそう。やっぱり精密検査で良性と判断されても、腫瘍全部を検査できてないってこともあるみたいですねー。
担当医としっかり信頼関係を築いてくださいね、海外で不安なことも多いでしょうねという優しいお言葉つきで、
惚れ落ちそうになりました・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
もしかしたら悪性?とか全然そこよりも、彼の言葉があまりにも的確すぎて納得してしまって、なんだか逆に安心感。
ーいつでも連絡ください。
いつでも連絡しちゃいそうになります♡
今回の手術はPublic患者だからなのだと思いますが、Drは担当医ということでは指名できません。
いつも診察をしてくれてる先生が手術をしてくれる訳でもありません。
私の初めて診察をしてくれたこの軽そうな専門医は、
「僕が手術するよ」
ってはっきりあの時言ったのをボビオも私も聞いてたけど、
実際に手術した先生は全く違う人でした。
さらに彼は今回の術後検診でも私の顔を覚えてないので、
信頼関係を築けるのか!?という疑問が湧き上がってくる。
きっと東大先生は患者さんと信頼関係を築きながら、診察をしているんだろうなと思うと、
彼に担当してもらいたいくらい・・・
軽いドクターは帰り際に言いました。
「You don't have to come in to see me next time. I'll call you(次回は僕に会いに来なくでも大丈夫だよ。電話するからね」
そして、今日Breast centreからお呼び出しがかかりました。
しかも急に明後日。
呼び出しって言うのがとっても嬉しくないけど、
今回はボビオを連れていくので、彼に饒舌トークは任せよう。
全てが落ち着いてくれますように。
もう体にメスを入れなくて済みますように。
Wish me luck・・・・・