人を試す人は、
人から試されることになります。
恋愛依存状態にあると、
心の根本的に、
「見捨てられるのが怖い！」
という見捨てられ不安という
心の仕組みがあります。
これは、幼少期に、
安心して家庭の中で過ごせなかった。
（例えば、離婚危機、
愛情不足と感じてしまうことがあったり、
親が家にいない時が多かった、
厳しい家庭or過保護、などなど）
という影響なのですけども。
「見捨てられ不安」
が大人になってもあると、
親だけでなく、
自分と関わるすべての人にも、
「あなたは私を見捨てない人だよね？」
と確認しないと、
怖くなってしますのです。
特に、友達より、
もっと心の距離の近くなる恋愛相手を、
「代理の親」
とみなしてしまう傾向があるので、
親にしてもらえなかったことを、
その恋愛相手に求めるのですね。
じゃあ、
見捨てられないために何をするか？
となると、
「自分を見捨てない人かどうか、相手を試す。」
ということをします。
意識的にやっている時もあれば、
無意識的の時もあります。
他人は自分の鏡。
自分が相手を試すということは、
相手からも自分が試されている、
ということでもあるのですね。
「ケンカをふっかけても、
ごめんと謝ってくれるよね？
そう言ってくれたら、
愛してくれている証拠だから」
と、相手を試している人は、
相手から、
「ごめんと言わなくても、
あなたは愛してくれているんだよね？」
ということを試されます。
「他の男性がいるようなことをほのめかして、
嫉妬してくれたら、
まだ自分のことを
愛してくれている証拠だから」
と、相手を試している人は、
相手から、
「他の女がいても、
あなたは愛してくれているんだよね？」
ということを試されます。
相手に見捨てられないように、
先にこっちが見捨てたほうがいい。
だから、
「別れる！」とついつい言ってしまう。
相手が
「そんなこと言うなよ別れたくない！」
と言ってくれたら、
見捨てられない証拠だからと、
相手を試している人は、
相手から、
「別れようと言っても、
見捨てたことにはならないよね？
だって、そっちが最初に別れるって
言いだしたんだもの。」
ということを試されます。
もしあなたが、
「オレは試していいけど、
オレが試されるのは無しだから！」
と、言われたらどう思いますか？
きっと、すごく怒りますよね。
そんなの、都合のいい話じゃないか！って。
もし、今相手を試しているのであれば、
それを相手に感じさせていること
になってますよね。
それがお互いに
コミュニケーションの一つの形として
やっているならいいのです。
嫉妬されたい女ー嫉妬したい男
そんな二人だったら、
バッチリ噛み合ってますものね。
ただ、これがお互いが消耗しあっている
コミュニケーションの形
だったら、相当疲れます。
不毛です。何も生まれません。
愛されたいなら、
試すことなしに、相手を愛しましょう。
そして、相手から
愛される自分自身を受け入れましょう。
そうじゃないと、
いつまでたっても試すことは終わりません。
愛されている自信がないから
試すのではなくて、
試しているから、
愛されている自信を無くすのです。
相手を試すことをやめて、
相手から愛されていることを、
そんな「愛される自分」を受け入れた時、
世界はガラッと変わります。
試さなくても、
愛されていることには変わりなくて、
幸せに満ち溢れている世界が、
そもそもあったんだということを。
見捨てられることも怖いかもしれないけど、
自分が愛されていることを認めること。
＝実は私は幸せなんだと認めること
そちらの方が、実は…怖かったりして…？
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