教育実習 | 大学という斜陽産業

教育実習

先日、ゼミ生が研究室を訪ねてきた。


来月(といってももう来週)から教育実習に行くので、ゼミを欠席するとのこと。もちろん、これは制度的には公欠扱いになるし、何ら問題ない。


が、話はそこで終わらなかった。


「教育実習の訪問指導をお願いできませんか」


と。確かに毎年、教職担当の教員だけでは回りきれないので、ゼミの教員にも協力してもらえないか、という話はある。協力できることがあれば、ゼミ生のことでもあるので、それはそれで構わない。しかし、今回はその理由がちょっと腑に落ちない。というのも、


「教育実習に行く学校の所在地が県外だから行けない」


とのこと。確かに県外だ。でも、大学の所在地から、その県外の学校までは非常に近い。逆に県内の方が大学から遠い場合だってあるが、それは県内だという理由で行くらしい。


さらに許せないのは、大学の旅費規程。個々人の通勤経路に関係なく、県内の拠点の駅(東京で言うところの東京駅)からしか旅費が出ないというのだ。おいおい、自分の通勤経路にその駅は入っていないぞ。ということは、校務で行くにもかかわらず、一部の旅費は負担せよ、ということか。


細かいことを言えば、前もって概算払いしろよ。なんで立て替えなくっちゃいけないんだよ(小遣い少ないのに・・・)。