シラバスのCD-ROM化 | 大学という斜陽産業

シラバスのCD-ROM化

いろんな大学で、シラバスがCD-ROM化される傾向があるようですが、勤務先では、学生から使い勝手が悪いと悪評だらけです。で、その声はあまり事務側に届いておらず、これまでと同じ形になりそうで、教員からも不満たらたらです。


ところで、勤務先の場合、紙資源の節約、というお題目の下でCD-ROM化したわけですが、資源全体の消費ということでは、本当にCD-ROM化の方が合理的なのでしょうか。


大学には、環境問題の専門家の先生が何人もいるのですが、彼らからは賛成とも反対との声も聞こえてきません。


大学的には、シラバスの作成費用は節約できているようです(印刷・製本代>CD-ROM製作代)。


個人的に「そりゃ、おかしいだろ」と思うのは、「紙資源を節約するために、シラバスをCD-ROM化します。そのため、WEB入力にご協力ください(強制ではないのは、お年寄り対策な訳で)」、というから協力したというのに、校正が紙できたわけです。


WEBならすべてWEBでいいじゃないの。入力画面と出力が違うというなら、出力をpdfにでもして電子メールで送って、チェックせよ、ですむんじゃないの、とあきれている次第です、はい。