今回ご紹介するのは、4月29日に発売となった全米ベストセラー『Me2.0』の邦訳版。アメリカで話題となった自分ブランドを確立するためのノウハウ決定版がついに日本上陸ということで、ネット関係者を中心に、かなりの話題を呼んでいます。
アメリカのパーソナルブランディングの第一人者であり、わずか27歳にして、世界的なマーケティング戦略家のアル・ライズや世界的ベストセラー『ハイコンセプト』の著者ダニエル・ピンク、『影響力の武器』のチャルディーニなど、有名人の人脈をつかんだダン・ショーベル。
本書には、彼が実際に試し、効果のあったSNS、そしてその活用法が書かれています。
いま日本で話題の「Twitter」や、アクセス数でGoogleを超えた「Facebook」、転職活動に有効な「LinkedIn」ぐらいなら知っている方も多いと思いますが、本書には、みなさんが自分ブランドを構築するための、さらにマニアックなサービスがいくつも紹介されています。
自分への評判をウォッチする掲示板監視ツール「ボードトラッカー」や、ツイッターを監視する「サーチツイッター」、自分をメディアに売りたい方が活用する「PRリーズ」…。
日本ではまだ、ここまでマニアックなサービスは普及しないと思いますが、注目したいのは、本書が紹介している、アメリカの就職・転職事情。
「有効求人の80%は一度も広告されておらず、企業の社員の半分以上は人脈を通じて現在の仕事を得ている」という事実は、われわれが就職・転職サイトに頼っているために、みすみすチャンスを逃していることを物語っています。
Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」