「センス・オブ・ワンダー」 | ◎時空の螺旋◎ spatio-temporal-*HELIX*

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この世界の美しさ
自然の摂理の巧妙さ
命の営みの不思議さ

センス・オブ・ワンダーをアートで表現します。

「センス・オブ・ワンダー」

 

 

 

ヒツジグモ

 

虹がかかった

トカゲのしっぽ

 

トンビを見つめる

トケイソウ

 

オオスカシバに

胸ときめいて

 

空の青と

アオスジアゲハ

 

水晶と

孔雀の羽に

ヘビのぬけがら

 

宝物をしまったら

 

あの空めがけて

遊びにいこう

 

 

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「センス・オブ・ワンダー」

って何回言うねん!

と自分でもツッコミたくなりますが

ついに絵のタイトルにしてしまいました。

 

私のセンス・オブ・ワンダーの思い出は

兄とともにあります。

 

きれいなトカゲを捕まえようとして

切れたしっぽがうねうね動いて

2人して絶句したあの日や

 

庭にやってきたオオスカシバを

新種だと騒いで

昆虫図鑑をめくったあの日や

 

寝っ転がって眺めた空

 

取り合いになった宝物たち

 

今ではその思い出が宝物たち。

 

石井桃子さんの言葉が染みます。

 

子どもたちよ

子ども時代を

しっかりとたのしんでください

おとなになってから

老人になってから

あなたを支えてくれるのは

子ども時代の「あなた」です。

 
 
兄は感受性が強くて
繊細で優しいのを隠すかのように
ぶっきらぼうで威圧感があります。
 
「何やってんねん何で平坦な道でこけんねんわけわからんわ」
と言いつつ抱き起こす手つきが優しいことや
「大丈夫?」
なんて絶対に聞かない代わりに
ケガの有無を素早くチェックしてたことを
私は知っています。

 

そんな兄がお見合いをすることになりまして。

 

兄の良さが分かる人だといいな、

と思って、兄を想って、

この絵ができました。