3/11/12 | KacmiのSparkly Diary in NEW YORK

KacmiのSparkly Diary in NEW YORK

「自由人」というよりは「宇宙人」!?
Dancer、Singer はたまた Pilates Instructorとして活躍する
Kacmiのキラキラな日常;)



あの日から一年が経ちました。

3/11/12は

朝からmiddle churchのworshipに参加。

今月はwoman monthと言う事できっと別のプログラムも用意されていたであろう時間を
日本の為に祈る時間を作って下さいました。



琴の奏者であるyumi kurosawaさん



彼女のオリジナル曲を披露して下さいました。

琴の演奏なんて、中学のとき以来ぶり。
しかもオリジナルの曲、日本人として本当に胸が熱くなりました。

音楽はすべてを超えて通じ合える、そう感じました。

教会中が拍手喝采になり、それは鳴り止みませんでした。


そして私たちも歌いました。

“Move Mountain”



高すぎて登るのが辛いなら、
その山ごと動かしてしまおう、と言う歌です。

シンプルだけどとても大好きな歌、
震災の事もそうですが、個人的にも精神的に参ってしまう出来事が多発していたので
本当に心に染みました。


“上を向いて歩こう”



去年のworshipで「ふるさと」を歌わせていただき、
今年もTeam Japan(クワイヤーの日本人メンバー)が一丸となりました。

今年はもう一つのmiddle choirのJunko Watanabeさんも参加していただき、
曲決めから訳詞、ソロの割り振り、日本語の発音の指導もアメリカ人のクワイヤーメンバーにしていただきました。

この映像はlivestreamで中継されていたのもあり、
最初のスピーチはJunkoさんも「日本の皆さんに日本語で何かを言いたい」という思いから
後半部分、日本語での言葉が入りました。


曲の編曲はゴスペルクワイヤーディレクターのJohnがしてくれました。
すばらしいアレンジです。

そしてサウンドチェックの時点で
Johnがアメリカ人メンバーに

「teの発音は英語のteでなくスパニッシュのteだ!」とか

「laはRの発音でなく、シンプルに出す音。巻きにいくのではなく、置いてくるように。」と

厳しく指導していた事に私は泣きそうになりました。


日本の歌をこんなにも真剣に
アメリカで、アメリカ人同士で指導してそして日本語で歌える事。

こんなに素晴らしい事はありません。

そしてクワイヤーメンバーもyoutubeを見たり、
リハーサルの録音を聞いて必死に慣れない言語を覚えてくれました。

本当に感謝です。



KacmiのSparkly Diary in NEW YORK



そしてその後はもう一つの本番へ。

コンテンポラリーアートと
福島の「いわきおどり」をコラボレーションしたアートショーに出演しました。


KacmiのSparkly Diary in NEW YORK


(ダンサーの皆と!)



第一部はアートとtannning machineをスピーカーにした音楽とのコラボ

たっくさんのお客さんでまったく見えませんでしたが(涙)
その世界観にびっくりしました!


第二部はいわきおどりとpainting、デジタル印刷したシルクを組み合わせながら踊りました。


KacmiのSparkly Diary in NEW YORK


(祭Tシャツ!)


福島、故郷の新潟と隣り合っていてもその踊りはまったく似ておらず、

地域に土着している踊り、とは
同じ日本国内、例えそれが近い土地柄でも
異なっているのだな、という面白さの発見でもありました。

そしてその踊りを踊る事で
福島の事を考えられる時間を貰えた事を有り難く思いました。





3/11という日に

二回も

自分のやって来たものである

「歌」と「踊り」で日本を想い、そして表現、

また少しでも貢献出来たのであれば幸せだと思いました。


思い上がりかもしれません、

それでも3/11は

世界中が日本を想ってくれた日なのだと、


そして日本国外にいる日本人の私たちが

その日の事を忘れないでいて欲しい、

そして私たちも心はいつも共にあるのだ、と言葉に、行動に出した日なのだ、と

私は思いたいのです。


ありがとう