映像学部授業!! | 「宇宙ショーへようこそ」学生応援ブログ

映像学部授業!!



5月26日
立命館大学映像学部の正課授業であるクリエイティブ・リーダーシップセミナー(CLS)にて、

『宇宙ショーへようこそ』
監督の舛成孝二氏、
プロデューサーの落越友則氏
宣伝プロデューサーの野村信介氏


をお招きして、180分間の特別講義を行って頂きました!!

当授業は登壇者に対する交渉から講演内容の構成・台本作成・当日の運営等全てを
私たち学生が担当。本当に緊張しましたあせる





授業開始前にまさかの照明トラブルが発生するも、司会者2名(寺澤・森口)による明るい挨拶で
幕を明けた『宇宙ショーへようこそ』特別講義。
会場は立命館大学の学生によって満員に埋まっており、学生はそれぞれにこれから始まる講義が
待ちきれないという様子でした。





そしてその授業の始めに、なんと!サプライズで公開前の『宇宙ショーへようこそ』の
冒頭部分を特別に上映
鑑賞後には大きなどよめきが起こり、ざわざわと『続きが気になる』という声が!
会場内は大変盛りあがっておりました。






<舛成孝二監督>
上映後まず最初に1部として、舛成孝二監督に御登壇頂き、
アニメ制作を行う上での演出についてのお話をして頂きました




『宇宙ショーへようこそ』の絵コンテをスクリーンに投影しながら、アニメ制作を行う上でどのように絵コンテやレイアウト、背景画、原画を製作し、組み合わせて完成していくのかをステップを踏みながら詳細に教えて頂きました。

私たちも本物の絵コンテや背景画を目にした事はなかったので、とても勉強になりました!
(実習の授業で絵コンテを書いているのですが、やっぱり本物は違うな…と痛感・°・(ノД`)・°・)


それを踏まえ 作画段階の絵とアニメでの完成状態の画を比較し その画を例にしながら1コマの画がどのように仕上がっていくのかを説明して下さいました。


さらに、『R.O.D.』や『かみちゅ!』の映像をシーン毎に提示しながら、キャラクターへの細かな演出の方法を【見えない部分の演出】、【時間と空間の演出】、【視点の誘導】、【感覚の再現】と詳細に分けて説明していただきました。

私たちが何気なく見ているシーンでもこのお話を聞いてから見ると、なるほどビックリマークと思う所がいっぱい!
細かな所まできちんと演出をしておられるからこそ、見る側は主人公の心境や微妙な環境の変化を感じる事が出来るのだなーと思いました。


監督は「視聴者には気づかれないように、このような演出を行う技術は大変難しい」と仰っておられましたが、学生に向けては「難しいけれどがんばって学んでいってもらいたい」というお言葉を頂きました。本当に頑張ろう!って思います(‐^▽^‐)


舛成監督のお話の1つ1つが学生の心に響いているようでした。






<宣伝プロデューサー 野村信介氏>
舛成監督に続いて、『宇宙ショーへようこそ』宣伝プロデューサーである野村信介氏に
御登壇頂きました。

ANIPLEXという企業のご紹介から始まり、今までに宣伝担当を行った作品紹介、そして宣伝マンである
野村氏の1日のスケジュールについてお話を伺いました。

野村氏の仕事をお聞きしていると、早朝から深夜まで休みなく働かれており、その激務の様子に学生も驚きの色を隠せない様子。

「宣伝マンというと華やかなイメージを持たれやすい」とご自身も仰っておられましたが、会議の資料作りや作品の売り込みに足を運んだり、キャストの方々へ差し入れを買いに走ったりと、意外にも地味で細かなお仕事が……。
でもそのようなお仕事があるからこそ、私たちは色々な物についての情報を得る事が出来るわけですよね(ノω・、)

また、野村氏が制作なされた『宇宙ショーへようこそ』の“修学旅行は宇宙でした”というキャッチコピー制作の裏側なども話して頂き、どのような考えの元でコピー制作しているのかについて学ぶ事が出来ました。

キャッチコピーだけでなく、ボディと呼ばれる少し長めの文章制作についても、その大切さやキャッチコピーにはない情報の盛り込み方を教えて頂きました。

学生に対しては「思ったら行動する」というメッセージを送り、行動に移すということの重要性を伝えて下さいました。
思い立ってもなかなか行動に移せない事が多いので、身にしみました…。
 





<プロデューサー 落越友則氏>

そして最後に、『宇宙ショーへようこそ』のプロデューサーである落越友則氏に御登壇頂きました。

なんとここまでで既に予定時間をオーバーしている状態!長時間での講義に気を遣い、「○○分を目標に話します!w」と気さくに声かけしお話を始めて下さいました。

落越氏は、まず
プロデューサーとは「芸術作品をビジネスにする」存在であると定義。

そして、携ってこられた作品の紹介を基にして御自身の経歴を紹介。

さらにはプロデューサーという立場ならではの著作権に関するお話もして頂き、アニメ制作の難しいビジネスや権利等の部分を教えて頂きました。

また、『宇宙ショーへようこそ』のベルリン国際映画祭での様子や、ベルリン国際映画祭という大舞台に挑戦する難しさについても教えて頂きました。

落越氏のお話は、プロデューサーならではの視点や考えが織り込まれた大変勉強になる内容で、会場内に多くいたプロデューサー志望の学生を筆頭に熱心に聞き入っている様子。

そして最後に、学生に対し プロデューサーになる為に必要であるものは「覚悟」であるというメッセージを送って頂きました。





 大盛況の前半部分はここまでです!後半部分は次の記事でお伝えします!お楽しみに★




<参考関連URL>
●アニメ!アニメ! HP
http://animeanime.jp/report/archives/2010/06/post_215.html 
●映画『宇宙ショーへようこそ』公式HP
http://www.uchushow.net/
●株式会社アニプレックス
http://www.aniplex.co.jp/
●A-1 Pictures
http://www.a1p.jp/
●立命館大学映像学部
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/5206/date/1/year/2010
※本企画は2009年後期開講授業プロデュース実習Ⅲ&Ⅳ内でのコンペティションで
 最優秀となったプロモーションプランを基に運営されています。


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