先日、重ね煮教室へ行って参りました
講師は、船越耕太さん
先日、TVはなまるマーケットに出られていた、
船越康弘さんの息子さんです
船越康弘さんについては http://wara.jp/
。
そして、お会いしたいな~と思っていたところ
高松で開催されると知り、もちろん出席です
まずは、切り方や包丁の動かし方、姿勢から教わります。
こちら、姿勢を指導いただいてるところ。
立ち位置は、足を90度にして半歩前に。
足の親指側に力をいれ、手は小指側に意識します。
包丁の使い方は、飛行機が着陸するようにスライド。
野菜の切り方も。これは実際に聞いて欲しいな~。
それは、まさに身体の気の流れ&大地との循環のようでした。
重ね煮とは、こちら
をご参考に。
そして、お野菜を切って並べて、鍋に入れて、火にかける前に
皆で祈りのように言葉をかけるのです。
『天地(あめつち)のお恵みと、
これを作られた方のご愛念に感謝して
料理させていただきます。
この食べ物が私たちの身体の中に入って、
自他共にお役に立ちますように。
ありがとうございます』
この言葉が染み入ります。
この言葉、いただき~~と密かに思った私
まずは、基本の重ね煮。これが作ってみたら、なんとまぁ~。
今まで私が重ね煮と思って作っていたものは、なんだったのか…と言うくらい。
とっても美味しい
そして、出来上がりとそうでないものとの違いを
作る途中の蒸気の匂いで教えて頂いたのですが。
まだ十分でない途中のものは、香りがきつい
にんじんだけの独特の匂いが鼻につく感じ。
ここで食べれば、重ね煮なんてこんなものか・・・と思うかも。
でも、重ね煮として完成したものは、香りが甘く全てが一体となった香り。
これを覚えれたことが、一番の収穫かも知れない。
家でも美味しい重ね煮が出来そう
やはり、料理も五感の世界だなぁ。
そして、1週間も保存が出来て、アレンジがきくし
料理の味も奥行が出るのだから
作らなきゃ損損。
家で教えて頂いた通りに作っていくとですね
野菜の声が聞こえるんですよ~。
というか、野菜が喜んでいるのが分かるんです。
今までどんな痛い切り方してたんだかな~。
切ってるそばから、みずみずしく見えるんですよね。
そっか~野菜たちは収穫された後もこうやって生きてるんだね~
生きてるイノチを食べるから生かされてるのね~。
動物たちも亡くなった後も感情や意識は身体の中に生きてるんだな~
とか色々思ったわけでして。
またまた~とツッコミが入りそうなので小さく書いてみた。
きっと、野菜が喜んでいると感じるのは、
私自身が喜んでいるのだろうな…と思うのです
野菜と向き合う姿勢、意識、切って欲しいように切る行為が
それらを経て、自分の中に入っていくわけですから、喜ぶよね。
で感覚的にそう思わせたのかな。
野菜を切りながら、こんな感覚を味わうとは夢にも思ってなかったので
なんだか新しい世界が広がった感じです
こんな想いで作られる料理ですから、それは美味しいのも納得。
そんなことを教えて頂いた、船越耕太さんに感謝して
主催して下さった、柏木里美さんに感謝して
身体に触れる職業の私は、食も身体も意識や触れ方、
動かし方など・・・同じだね~ということに、
えらく感動しっぱなしでした。
意識は、いろんな物に影響しそれが波及するのね。