最近忙しいながらも本は読んでいるのですが、感想を書く時間がない逸野です←

 

とりあえず今月一番の山を越えたので、久しぶりに書こうかなと。

 

それがこちら。

 

 

 

 

よく行く本屋さんに結構しばらくおすすめ本として置いてあって気になってたんですが、まぁ暇もお金もなくて買う機会がなくて。

それが昨日借りられたので早速読みました。

以下、ネタバレ含む感想です。

 

本の裏側にあるあらすじを読む限りSFっぽいのかなと思って若干身構えて読み始めました。文章固いかなと。

そうしたらそんなことは全くなく、主人公の一人称形式で表現もかなり柔らかく、すごく読みやすい。

借りて帰ってきてその日のうちに読み終えられる軽さです。ページ数はそれなりにありますがw

 

ある日突然庭にロボットがやってきて、柳の木の下に座ってる。奥さんにせっつかれて渋々見に行くのは両親が死んで色々中途半端な状態を抱えたまま怠惰に生きる主人公。

何とかロボットと意思疎通を図ろうとするも、喋ってくれるのは自身の名前と思われるアクリット・タングという言葉と、九月半ばだというのにオーガストという言葉だけ。

正体不明でぼろぼろのこのロボットを、奥さん的には捨ててきて欲しいんだけど、主人公は興味を惹かれ、しかも壊れかけているのを発見して、何とか直してもらおうと、タングに刻まれたかすれた文字を頼りに作り主を探す旅に出る……。

 

近未来の話で、AIだとか、アンドロイドとかもいる世界観で、箱型ロボットのタングは旧型なんだけど他のアンドロイドやロボットと何かが違う。最初は僅かな単語しか喋らないタングが、旅を通して段々と表現豊かになっていく様子は子供が成長する過程に似ていて、というか言動もかなり子供だし道中主人公はかなりタングの扱いに手こずるんですが、どんどん愛情が深まっていって、本当の親子みたいになっていく。とても温かい気持ちになる物語です。

 

最初はタングのわがままに見ているこっちまでいらだったりするんですが、段々とそれすら可愛いと思えてくる不思議な物語です。

ロボットやアンドロイドの構造設定に関してはそこまで深く言及されていないので、専門知識がなくても読める、けどそこを追求する人には物足りないかなって感じですかね。

その辺差し引いても、登場人物が魅力的なので、十分楽しめる作品となっていると思います。

楽しい読書体験でした。

まだやることが多々あってゴタゴタしているのですが、余裕ができたら本を買って手元に置きたいなと思ってます。

 

ではでは。

AD