ふだん、「や~毎日、うっとうしいですね~」とか あいさつを交わしていても、
どんな生活をされているかはよく知らない。
そういうお付き合いが多いわけですが、ふとした雑談からその方の意外な一面を知ることもあります。
献血、ってありますよね。
街角に、赤十字マークがついたバスかなんか駐車していて、拡声器で「ご協力おねがいしま~~す」。
ただいま、血液が不足しております。献血にご協力くださ~~い。
というあれです。
その献血を、定期的にされている方がおりました。
小生は、実に小心者。
健診での採血も、腕に刺された採血用の注射針をみられない。
反対方向の壁の方をみたり、壁にかかった時計をながめたり、「はやくおわってちょう~」と。
で、すぐ終了。長くても2分てとこか。
献血の場合、何10分もかかるよう。
だから、テレビをみながらの献身的おしごと。
経験がないから、どんなプロセスか知らなかった。
いったん採血したあと、必要な成分を取り出したあと、また、ある部分を体にもどすんだそうです。
「エッ それって、複数回、針を体にさしちゃうこと?」
そうなんです。
小さな傷でも、気になってしょうがないのが自分。蚊に刺されたあとも。
ひっかき傷も。
針を刺されるなんて、健診だから我慢するけど、「チック」×2 で、しかも、抜くのも2回。
あ~恐ろし。
でも、この自分の血液が、だれかの治療に役立つ。
というそのことで、献血がされる。
ほんとうに頭が下がる。
★
小生には、大学4年の長女がいるんですが、その自動車免許ケースがあったので何気にめくってみたら
献血カードが目に入った。定期的に献血を繰り返しているようだ。
ふ~む。
勉強はきらい。 だらしない。 一日中パジャマでごろごろ。
と、どこをとっても、低評価のむすめでありんす。
でも、親のしらないいい事もしてるんだと、ちょっとだけ感心。
免許証のうらには、脳死の場合、臓器提供の意思のところに○もあった。
全ての臓器の提供というところに○。
小生は、すべて×
けちだから。
もしかして生まれ変わる時に、不自由になるかもなんて、仏教徒らしからぬ自分であります。