※2010/06/15 内容を一部追記いたしました


2008年9月11日に値段が改定され、一気に次世代機の台風の目となりつつあるXbox360。

しかし機種だけでもアーケード・エリート・スタンダードと3機種あったり、

周辺機器もハードディスクやメモリーユニットなど数多くあり

「これからXbox360をはじめたい」という初心者の方にとってはいまいちわかりづらいのが実情です。


そこで今日は「いまさら聞けないXbox360」と題し、

Xbox360の基本的な仕様をお伝えしていこうと思います。


[2010年6月15日追記]

2010年6月24日に本体性能を大幅に向上させた

「新型エリート本体」が発売されることとなりました。

これにともない現行2モデルの発売は当面継続されることとなっていますが、

「現行エリート本体」「アーケード本体」ともに値下げが予定されているそうです。


また「現行エリート本体」「アーケード本体」は在庫のみの流通となるようで、

マイクロソフトは「新型エリート本体」以外にも「新型アーケード本体」の発売も予定しています。

当記事でも詳細が決まり次第随時差し替えてまいりたいと思っておりますが、

これからXbox360を新規購入される方・買い替えを予定されている方はご注意くださいね。



Q. 「Xbox360って3機種あるけど、具体的に何が違うの?」


結論から申し上げると、本体自体の基本的な性能は全く同じです。

一番低価格のアーケードだから遊べないゲームがあるとか、

一番高価格のエリートだからエリートにしかできない楽しみ方があるということはありません。

違いは付属品や「パッケージとして最初からできることが違う」ということです。


▽付属品一覧


●共通

 ・Xbox360本体

 ・ワイヤレスコントローラ


●「アーケード」に付属するもの

 ・メモリーユニット(256MB)

 ・コンポジットAVケーブル

 ・Xbox LIVE アーケード オムニバス ディスク

 (ゲームのお試し版などが収録されているもの)

 ・Xbox LIVE 1ヶ月ゴールド メンバーシップ

 (サインアップ時にシルバーメンバーシップを選択した場合)

◆Xbox 360 アーケード(HDMI端子搭載)
◆Xbox 360 アーケード(HDMI端子搭載)

定価(改定後)19,800円(税込)


追記:2009年3月現在、現行タイプは生産終了しており

    在庫終了とともに記憶媒体「256MBストレージ」が内蔵されたタイプに変更されます。

    詳細は下記リンク先をご参照ください。


[関連リンク]

いまさら聞けないXbox360「新型アーケード本体(256MBストレージ内蔵)」編

(小生のホビーブログ)



●「スタンダード」に付属するもの

 ・ハードディスクドライブ(60GB)(9月11日以降)

 ・メディアリモコン

 ・D端子 HD AVケーブル

 ・LAN ケーブル

 ・Xbox LIVE 1ヶ月ゴールド メンバーシップ

 (サインアップ時にシルバーメンバーシップを選択した場合)

◆Xbox 360(60GB:HDMI端子搭載)(発売日以降入荷分)
◆Xbox 360(60GB:HDMI端子搭載)

定価(再改定後) オープン価格(実売価格25,000円前後)


※2009年9月10日の価格改定によりスタンダードタイプは生産終了となり、

  以降は在庫限りの販売となります。



●「エリート」に付属するもの(現行タイプ)

 ・ハードディスクドライブ(120GB)

 ・D端子 HD AVケーブル

 ・HDMI AV ケーブル

 ・オーディオ アダプター ケーブル

 ・ヘッドセット (ブラック)

 ・LANケーブル

 ・Xbox LIVE 1ヶ月ゴールド メンバーシップ

 (サインアップ時にシルバーメンバーシップを選択した場合)

 ・「ハードディスク転送キット」無料申込権


※2009年9月10日から発売の「新型エリート」では付属品が変更され、

  HDMIケーブルは付属せずコンポジットAVケーブルのみが同梱されます。

◆Xbox 360 エリート(HDMI端子搭載)
◆Xbox 360 エリート(HDMI端子搭載)

定価(再改定後) 29,800円(税込)


2009年9月10日発売◆:「Xbox360 エリート(新型・120GB)」

定価 29,800円(税込)


※2009年9月10日よりエリートモデルは39,800円→29,800円と価格が変更となります。

  また現行エリートモデルも並行して同価格(29,800円)で発売が継続(在庫限り)されます。

  現行機が「黒色」・新型が「白色」のパッケージでの発売となりますので、

  店頭でご購入の際は必ずパッケージの色を確認されることをお勧めします。


[2010年6月15日追記:]

2010年6月24日より、上記性能から大幅に変更が加わった新型エリートが発売になります。

性能を大幅に向上させながら価格は現行エリートと同じであるなど注意すべき点が多いので、

現行モデルをご検討の方も以下のリンクより詳細を確認されることをお勧めします。

(当記事のエリートモデルについても、後日記事内容を差し替えさせていただきます)


■いまさら聞けないXbox360「新型エリート編」 (小生のホビーブログ)



Xbox360の3機種は機種ごとに付属品が違うため、

セットごとに買い求めた当初からできることが違ってきます。

ではなぜ違ってくるのか、Xbox360でできることから見ていきましょう。


●Xbox360の主な基本性能


・Xbox360のゲームを遊ぶ(セーブには記録媒体が必要)

・初代Xboxのゲームを遊ぶ(ハードディスクが必要)

・Windows PCの動画・音楽を再生する、画像を表示する

・デジタルカメラを接続して画像を表示する

・ポータブルミュージックプレイヤーを接続して音楽を聴く
・DVD・CDを再生する

・ゲームの体験版をオンラインでダウンロードして遊ぶ

 (Xbox LIVEシルバーメンバーシップ登録以上が必要(無料))

・Xbox LIVEに接続してオンラインプレイを楽しむ

 (Xbox LIVEゴールドメンバーシップ登録が必要(有料))

・ボイスチャットをする(ヘッドセットが必要)


当然のことではありますが、これら基本的なことは3機種すべてで問題なくできます。

ここで覚えていただきたいのは「Xbox360本体にはデータを記録する装置がない」ということです。


ゲームデータのセーブをしたり体験版を保存したりするためには記録媒体が必要です。

しかしXbox360自体には記録媒体がないので、一部の機能を楽しむためには

外部の記録媒体として「ハードディスク(HDD)」「メモリーユニット」取り付ける必要があります。


Xbox 360 ハードディスク(120GB) Xbox 360 メモリーユニット(512MB)
◆Xbox 360 ハードディスク(120GB)
◆Xbox 360 ハードディスク(20GB)
◆Xbox 360 メモリーユニット(512MB)
◆Xbox 360 メモリーユニット(64MB)

ゲームデータをセーブするだけなら容量が少なくていいので「メモリーユニット」で事足りるのですが、

体験版や動画などサイズが大きなものだと「メモリーユニット」では容量が足りず保存できません。

このため「アーケード」ではゲームデータのセーブ以外は難しいということになります。


またXbox360では初代Xboxのゲームの一部を楽しむことができるのですが、

楽しむためには「初代 Xbox ゲーム互換性アップデート」を利用することが必須です。

これはHDDが必要になるため、「アーケード」で初代Xboxのゲームを遊ぶことはできません。


「スタンダード」はHDD60GBのもの、「エリート」はHDD120GBのものが最初から付いてくるので

HDDが必要となるすべての基本性能を買ったその日から楽しむことができます。


ただHDDの容量が「エリート」のほうが大きいため、より動画や体験版を多く保存できます。

今後本体のアップデートで「ゲームソフトをHDDにインストールして楽しめるようになる」ことが

公式に発表されており、容量的にも「エリート」のほうがより多くのゲームを保存できることになります。


また「エリート」を購入した方のみ、Xbox360用HDDからゲームデータなどを別のHDDに転送できる

「ハードディスク転送キット」を無料で送ってもらえる特典がついてきます。


なお「アーケード」で付属する「メモリーユニット」ですが、

容量は小さめですがHDDに比べて小型・軽量のため

セーブデータを持ち歩いたりするにはこちらのほうが便利です。


以上のことから各機種ごとの特徴をまとめると以下のようになります。


「アーケード」

 ・3種類の中で一番安価

 ・Xbox360のゲームのみを楽しみたい場合は一番手軽

 ・記録媒体の容量が少ないので、体験版やゲームソフトのインストールができない

 ・付属する出力ケーブルがコンポジットのみ(どちらかというとブラウン管テレビ向き)


「スタンダード」

 ・Xbox360の基本性能が買ったその日に楽しめる(ボイスチャット以外)

 ・3機種で唯一メディアリモコンがついている

 ・出力ケーブルがコンポジット・D端子の2種類あり多様なオーディオ機器に対応

 ・「とりあえずXbox360の性能をひととおり試してみたい」という方向け


「エリート」

 ・3機種の中で一番高額

 ・Xbox360の基本性能が買ったその日に楽しめる

 ・3機種で唯一本体がブラック仕様

 ・3機種で唯一HDMI端子が付属している (現行機種では全モデルに搭載)

 ・3機種で唯一ハードディスク転送キットが無料で手に入る

 ・付属品・特典が一番多く、価格的には割安



パッケージによって購入当初すぐにできることには差ができてしまいますが、

3機種どれを使っていても後で周辺機器さえ揃えることができればすべての性能が楽しめるので

まず最初に「Xbox360で何がしたいか」を考えてから機種を選択することをおすすめします。

また、お手持ちのビジュアル機器にあわせてモデルを選ぶのもいいかもしれません。


小生的おすすめですが・・・

非常に難しいですが「スタンダード」か「エリート」をおすすめしたいです。

やはり購入当初からすべての基本性能を楽しめるのは大きいですし、

この2種類ならビジュアル機器を買い替えることがあっても周辺機器を買い足さなくていいため、

コストパフォーマンスにも優れていると思います。



次回は「Xbox360のアクセサリー・Xbox LIVE(メンバーシップ)について」を予定しています。

引き続きおつきあいいただければ幸いです。



■「いまさら聞けないXbox360」一覧はこちらから