1号機、燃料棒すべて落下の可能性と発表



 




東京電力は12日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉圧力容器の水位が、当初の想定より大幅に低く、完全露出した核燃料が、容器底部に落下しているとみられると発表した。

 原子炉を冷やすため水で満たす冠水(水棺)作業が進む格納容器内の水位もはっきりせず、水は漏れだした可能性が高い。東電は「圧力容器の温度は100~120度と安定しているが、冠水作戦は再検討が必要」と説明し、毎時約8トンの注水量を増加させる検討を始めた。

 東電によると、圧力容器の水位は、10日から原子炉建屋内に入った作業員が水位計を調整して判明。これまで水位は、燃料頂部から約1・6メートル低い位置で事故直後からほとんど変化しなかった。そのため、水位計を調整したところ、燃料頂部から5メートル以上低いことが明らかになった。燃料は長さが約4メートルであることから、完全に冷却水から露出した状態。東電は、既に燃料の大半は溶けたり、崩れたりして、底部に落下したとみている。経済産業省原子力安全・保安院は、圧力容器の温度も低いことから、「燃料は容器底部にたまった水によって冷やされている」と指摘した。

(2011年5月12日13時54分 読売新聞)





既にこの件についてはご存知の方も多いと思うが、いつもながらどうしてこう政府関係の発表って具体性が無いのだろう燃料棒が全て落下してそれがどういう事態になるのかどういう危険があるのかって具体的に分かりやすく発表して欲しいものだねぇ~!ま~メディアがいたって落ち着いてるところからメルトダウンとか最悪に事態に進展しないことだけは確かだろうが、確か炉心ってコンクリートの床面を突き抜けて下に落下することは無いと言う話は聞いたことがあるが地震でそのコンクリートが崩れていた場合は危険だろうけどこの文面では容器底部に溜まった水で炉心が冷やされてるとの事だから大丈夫という事かな!ま~東電の発表が事実ならと言う前提だが、、、、





X-CHANNEL2011.05.12-07