sourceのブログ



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こんにちは。

読者の皆様、ご無沙汰しています。

最近多忙を極めていてなかなかブログも更新できず、情報伝達ができておらずすいません。


先週末のディワリから、4週連続での野外イベント出店が続きます。

この検査キットを配布してかれこれ6年。

いろんな人に出会い、いろんな意見を聞き、いろんな情報を耳にしました。

性病が流行しているという事実とは逆に、若い人の性病に関する関心や知識は

とても十分とは言えません。


厚生労働省の研究事業にあやかって、街頭にでて啓発活動をする機会を

得られたわけですが、なかなか面白い収穫があったと個人的には思ってます。


しかしそんな研究事業も今年で最後、配布に行くイベントは残すところあと6日程、4イベントとなりました。

このクラミジア検査キット無料配布イベントも、今年で見納めになるので、

迷っているかたは今度こそもらってくださいね。


さて、10月15日~16日にかけて、横浜山下公園で、配布イベントやってきました。

配布結果は・・・


男子:31個   女子:58個


2日間で上記の個数を配布しました。

1日目はとても天気が悪かったですが、途中からは晴れ空も見え、

通算でまあまあの数が配れたので、個人的には5段階評価で4ぐらいでしょうか。笑


実は私、山下公園での配布参加は初めてでした。

いつもは代々木公園でやってますので、なんか違和感。笑


代々木公園との決定的な違いは、カップルの数が圧倒的に山下公園の方が多い、

ということ。

実際、私たちが検査キットを持って帰りませんかと話しかけたのも、

男女アベック(すべての人たちがカップルなわけじゃないので)が多かったです。


性感染症については、自分だけではなく、パートナーと意見を共有しあうことが

重要なトピックです。

しかし、私たちの経験上、カップルを相手に検査キットの配布や、

性に関するお話はとても難易度が高いです。


なぜなら、相手の前で性に関する話をおおっぴらにするのは恥ずかしいから。

または、自分や相手が性病に感染していることを疑いたくないから。


こう思うこと自体は当然のことです。

でも、よく考えてみて。

これって、大切な人に取るべき適切な態度でしょうか?


いろんな野外イベントに5年間(浪人の1年間はお休みしてましたが)出続けて、

私のあくまで個人的な意見ですが、残念ながら相手の意思を尊重しあえるカップルは少ないんじゃないかと思います。


検査コーディネーター(検査キットを配ってくれてるボランティアさんのこと)に、

検査キットやコンドームを持って帰らないかと話しかけられた時の男女アベックの

定番リアクションパターンを紹介します。


①♀「へぇ~、こんなの配ってるんだ。タダだし、欲しいな~」

 ♂「お互い浮気してなきゃかかんねぇだろ、止めとこう」

 と、彼が彼女の手を引いてスタスタ・・・。


②♂「あ、すいません僕たち付き合ってるわけじゃないんですよ」

 と、あっさり拒否・・・。


③♀「私たちは大丈夫でしょ」

 ♂「だよね、俺たちに限って、ないな~い」

 と、お二人とも興味はさらさらないご様子・・・。


こうしたリアクションに対して、私たちは次のように対応します。


①に対して

 「あなたが浮気したことないにしても、彼女の元彼を知ってますか?その元彼の彼女は?もしくはあなたの元カノからすでに感染してる疑いだってあるんですよ。出来れば定期的に、最低でもパートナーが代わるごとに、検査したほうがいいですよ」


と、説明します。

みなさん、誰から感染したのか気にしているようですが、そこは重要ではありませんね。もし陽性とわかっても、いつ誰からもらったのかもはやわからないですし。

陽性=浮気と考えるのはちょっと早いですね。


もしくは、そのことはわかっていても、パートナーの目の前で検査キットをもらうのが

恥ずかしいだけかもしれませんが。


②に対して

 「付き合っていないから性病に感染しないのですか?今のパートナーや過去のパートナーから感染したかもしれませんよ。」

と、説明します。

私たちは、カップルと見込んで話しかけているのではなく、ただ25歳以下の

方と見受けたために話しかけているのです。

その時一緒にいる人との関係は全く関係ありません。


③に対して

カップルに限らず、一般的に多いリアクションです。

エイズ検査のポスターにものっていますが、性病は元カノから、あるいは元彼の元カノから、もしくはその元カノの元彼から移っている可能性だってあります。

性感染症は、あなたが思っているよりもずっと身近な存在なんです。

自分は大丈夫、と思っている人ほど、安易な行動をとっていたりするものです。



でも、こういう話はとてもいいづらかったりしますよね、わかります。

特に自分の検査結果を相手に伝えるときとかは。


ここで、実際に私がパートナーにとった行動を紹介します。


まず私のことについて、私の検査結果は陰性でした。

そして、私は半年に1回ほど、定期的に検査をしています。


その上で、パートナーに検査を勧めました。

お互いが浮気していようがなかろうが、私の結果が陰性だったからといって

私のパートナーも陰性とは限らないからです。


だって、お互いいつも予防措置(ゴムをつけるってことね。)をとるし、

相手が陽性であってもウイルスを防げていたと思うから。


パートナーには、自分が相手を大切に想っていることや、性病の合併症が恐ろしいこと、検査をすること自体の意義について自分の言葉で説明したら、納得してくれました。


街頭で、パートナーとうまく性関連のコミュニケーションがとれてない方が

多いなと思ったので、参考までに自分の体験談を載せてみました。


それでは、今回は私の暇つぶしのためにながながと書きましたが、

みなさんにイベントにおこしいただけるのを願ってます。


それではイベントにて☆