更新遅くなりました。


今年もようやく配布活動終了できました。

sourceもイベントでこれまでお世話になりました。

麻布大学、法政大学市ヶ谷キャンパス、日体大での配布も終わり、報告ブログにて締めたいと思います。



10月29、30日麻布大学学園祭(2日間通算)

女:159  男:122


11月5、6日法政大学学園祭(2日間通算)

女:146  男:153


11月5、6日日体大学園祭(2日間通算)

女:163  男:159


2011年の学園祭配布結果は以上です。

数年続いたクラミジア検査キット配布イベントもこれで終了です。


今年度、この検査キットの配布数は・・・


女:1036  男:874  総数1910


でした。

今年はというと、検査コーディネーター(検査キットを配るボランティアさん)

の積極性、意識が最も高かったように感じます。


前身Campus AIDS Interfaceからsourceへ活動をひきつぎ、

シンボルだったオレンジ色の軽トラがなくなり、ピアス販売もなくなりましたが

私たちの活動はそれでも目立っていました。


これもボランティアの方々のご活躍のおかげですね。(しみじみ言ってみたり)


まあ自己評価はさておき、秋の学園祭はすっごく楽しかったです。


なぜかって?


自分と同世代の方たちと直にコミュニケーションがとれるからです。

実際にイベント会場へ出向き、声をかけ、性の健康についてお話をする。


当たり前のようにやってきたけど今考えるとすごい大変なことでした。


だって、日本人て性の健康について他人と話す機会が全くないので、

知らない人に話しかけられたって本音を話せるはずもないんです。


法政大学市ヶ谷キャンパスでの自主法政祭のとき。

私はここのキャンパスに通う学生の一人なのもあり、同級生や先輩後輩の

反応を結構楽しみにしてました。


今年は学食にブースを出したので、例年ほど目立つことは出来ませんでしたが、

それでも全力のアピールをしたつもりです。



サークルで出店している方たちのところへ出向き、みんなで

検査キットやコンドームをもって帰ってくれるとちょっと嬉しかったです。

さすが法政、なかなか個性豊かな人たちに多く出会いました。


なかには、「俺が(性病に)かかるわけがない。そんなの有り得ない。」と、

根拠は存じませんがなかなか強固な主張をしている方もいました。


全体の印象としては、男性が多数を占める大学ということからか、

男性に対して話しかけたり検査キットをお渡ししたりすることが多かったです。


また、よい反応を見せる人も、男の子が多かったように感じました。

いつもは、女性がより積極的に反応を示して、男性は恥ずかしそうにしたり、

拒否反応を示すのですが、法政は逆だったという印象です。


話は変わるのですが、このブログを書いている当人、実は昨年

カナダの大学にちょこっと留学してました。


大学構内の掲示板では、当たり前のように、コンドームを使用するよう呼びかける

手書きのポスターが貼られていて、私のいた大学では年に1度、健康フェスタなるものを開催。性感染症だけじゃなくて、肩こりとか糖尿病とかいったことまで、企業やNGOがブース出店に来て情報を得ることが出来ました。


大学の保健室では一人3個まで無料でコンドームが

配布されていました。あと、女性用のナプキンとかかみそり、シャンプーとかの無料試供品も入り口にあって、なかなかアツい場所だったので結構みんな出入りしてました。


留学中に、私は1度風邪をひき、そのとき大学の診療所で見てもらった話です。

みなさんも病院に行くと問診表かかされますよね?

これまでかかった病気とかアレルギーとかを書くあの紙です。


私も記入するよう言われ、書いていくと、一番下にはこんな欄を発見。


「以下、女性のみ記入」



・・・あら?


良く見ると、性感染症の感染歴の有無、私生活でのコンドームの使用率、

性交渉の頻度などの記入欄です。


そう、内科など性病には直接関係ない診療科でも問診表でこうした項目

を設けています。その記入欄を見て、可能性があると思えばお医者さんが

検査を勧めるのでしょうね。


学校、病院、まちなかetc・・・


普段生活しているところで当たり前のように性の健康に注意を呼びかけているのです。


日本では絶対に目にしない光景ですね。

こうした環境もあって、欧米の学生はコンドームとか避妊、性病のトピックに

ごくフツーに溶け込んでいます。


日本の学校もこういうところを見習って欲しいな~

と個人的に思ったりします。


数年間続いたこの活動を通して、保健所の機能の薄さ、病院のいきづらさ、

どれだけ情報にアクセスしづらいかがよく分かりました。

無料で開放されるはずの保健所だって、予約がないと検査できないんですから。


全ての配布活動が終わり、市ヶ谷キャンパスを出て飯田橋のデニーズで

みんなでお疲れ会を開催。


コンドームケースをテーブルに出しっぱなしで、性教育やらジェンダーやらいろんな

お話をしました。店員さんはテーブルの上のコンドームケースをみて含み笑いをしてました。笑


かなり濃いお疲れ会をして解散、なかなか面白い活動であったことを確認し、帰宅。


検査キットをこれまでもらった方、検査してくれた方、もらったけど検査しなかった方、

これが性の健康について向き合うきっかけになれば嬉しいです。


1年間どうもありがとうございました。

今後も何らかの形で活動を継続させていくので、今後ともよろしく御願いいたします☆



written by なっちゃん



















































































































先週のディワリに引き続き、代々木公園でアースガーデンに出店してきました!!


配布結果は・・・

男性:29個、女性:88個

の検査キットを配布することができました:)


1日目の土曜日は天気が悪く、来場者も多くなかったので若干苦戦、

大変でした・・・。


2日目はなんとか天気も回復し、スタッフも多くみんなで協力プレーの中

戦略的に配布できました!!


検査キットをもらっていただいた方は驚くかもしれませんが、

sourceでは1時間ごとのシフト表を組み、ブースでみんなの荷物を預かったり、

ブース前で声だしを担当する人、出張配布に出かけて休憩中の方に

検査キットを配布するスタッフなど、かなり緻密に役割分担をして

動いているんです。


また、出張配布のスタッフは、イベント会場内の人通りの多いところを見極め、

そこを集中的にマークしています。

検査キットを配布するために、いろんな工夫を重ねているんですね。



イベントに遊びに来て、「検査キットどう?」と話しかけられたら、

おびえずに話を聞いて検査キットをもらってあげてくださいね。


私たちはあーしろこーしろというのではなく、症状の出にくい性感染症が増加している事実と、若年層の対策が甘いこととの関係をお伝えしているだけですから。


よく、イベントの後ツイッターを見ると、こんな意見を目にします。

「今クラミジアとかいう性病の検査キット勧められた。つまり俺(私)はそういう風に見られてるんだな」

「今日のイベントで性病の検査キット配ってたけど、今彼氏(彼女)いないから大丈夫だよ。笑」



私たちは、何千という来場者があるイベントに出向き、その中で、対象者である25歳以下に見えた方々全員に声掛けしているのです。

別に、あの人性病にかかってそう、とかいう偏見で声掛けしているのではありません。


ご気分を害してしまったら申し訳ないのですが、あくまで年齢のみで判断しているのです。


また、現在特に性交渉を持つパートナーがいないことを理由に検査キットを断る方

もよくいらっしゃいますが、現在パートナーがいるかどうかは全く関係ありません。


だって、今パートナーがいなくても過去のパートナーから感染しているかもしれないでしょう?


自分が検査を受ける必要性について疑問を抱いている方は多くいらっしゃいます。

ただ、そうした方に、私は次のようにお話しします。


「私も定期的に検査はしています。ただ、その理由は自分の健康管理だけでなく、

パートナーの健康を害さないことです。」


性感染症は、どちらかが感染すればもう一方にも移すかもしれない病気。

だから自分がかからないようにする、定期的にチェックするというのは

パートナーへの思いやりともいえませんか?


性感染症は他にも、淋病や梅毒、ヘルペスやカンジダやトリコモナスと、

たくさんあってそれぞれ症状が出づらかったり放っておくとあとで

大変なことになる病気も。


「妊婦健診の時が初めてでした」では遅いことに気づいてください。

残りの出店は11月5、6日の日体大(青葉台)と法政大(市ヶ谷)

のみです。


気になる方は必ずもらいに来てくださいね。


~終~




















sourceのブログ



sourceのブログ


こんにちは。

読者の皆様、ご無沙汰しています。

最近多忙を極めていてなかなかブログも更新できず、情報伝達ができておらずすいません。


先週末のディワリから、4週連続での野外イベント出店が続きます。

この検査キットを配布してかれこれ6年。

いろんな人に出会い、いろんな意見を聞き、いろんな情報を耳にしました。

性病が流行しているという事実とは逆に、若い人の性病に関する関心や知識は

とても十分とは言えません。


厚生労働省の研究事業にあやかって、街頭にでて啓発活動をする機会を

得られたわけですが、なかなか面白い収穫があったと個人的には思ってます。


しかしそんな研究事業も今年で最後、配布に行くイベントは残すところあと6日程、4イベントとなりました。

このクラミジア検査キット無料配布イベントも、今年で見納めになるので、

迷っているかたは今度こそもらってくださいね。


さて、10月15日~16日にかけて、横浜山下公園で、配布イベントやってきました。

配布結果は・・・


男子:31個   女子:58個


2日間で上記の個数を配布しました。

1日目はとても天気が悪かったですが、途中からは晴れ空も見え、

通算でまあまあの数が配れたので、個人的には5段階評価で4ぐらいでしょうか。笑


実は私、山下公園での配布参加は初めてでした。

いつもは代々木公園でやってますので、なんか違和感。笑


代々木公園との決定的な違いは、カップルの数が圧倒的に山下公園の方が多い、

ということ。

実際、私たちが検査キットを持って帰りませんかと話しかけたのも、

男女アベック(すべての人たちがカップルなわけじゃないので)が多かったです。


性感染症については、自分だけではなく、パートナーと意見を共有しあうことが

重要なトピックです。

しかし、私たちの経験上、カップルを相手に検査キットの配布や、

性に関するお話はとても難易度が高いです。


なぜなら、相手の前で性に関する話をおおっぴらにするのは恥ずかしいから。

または、自分や相手が性病に感染していることを疑いたくないから。


こう思うこと自体は当然のことです。

でも、よく考えてみて。

これって、大切な人に取るべき適切な態度でしょうか?


いろんな野外イベントに5年間(浪人の1年間はお休みしてましたが)出続けて、

私のあくまで個人的な意見ですが、残念ながら相手の意思を尊重しあえるカップルは少ないんじゃないかと思います。


検査コーディネーター(検査キットを配ってくれてるボランティアさんのこと)に、

検査キットやコンドームを持って帰らないかと話しかけられた時の男女アベックの

定番リアクションパターンを紹介します。


①♀「へぇ~、こんなの配ってるんだ。タダだし、欲しいな~」

 ♂「お互い浮気してなきゃかかんねぇだろ、止めとこう」

 と、彼が彼女の手を引いてスタスタ・・・。


②♂「あ、すいません僕たち付き合ってるわけじゃないんですよ」

 と、あっさり拒否・・・。


③♀「私たちは大丈夫でしょ」

 ♂「だよね、俺たちに限って、ないな~い」

 と、お二人とも興味はさらさらないご様子・・・。


こうしたリアクションに対して、私たちは次のように対応します。


①に対して

 「あなたが浮気したことないにしても、彼女の元彼を知ってますか?その元彼の彼女は?もしくはあなたの元カノからすでに感染してる疑いだってあるんですよ。出来れば定期的に、最低でもパートナーが代わるごとに、検査したほうがいいですよ」


と、説明します。

みなさん、誰から感染したのか気にしているようですが、そこは重要ではありませんね。もし陽性とわかっても、いつ誰からもらったのかもはやわからないですし。

陽性=浮気と考えるのはちょっと早いですね。


もしくは、そのことはわかっていても、パートナーの目の前で検査キットをもらうのが

恥ずかしいだけかもしれませんが。


②に対して

 「付き合っていないから性病に感染しないのですか?今のパートナーや過去のパートナーから感染したかもしれませんよ。」

と、説明します。

私たちは、カップルと見込んで話しかけているのではなく、ただ25歳以下の

方と見受けたために話しかけているのです。

その時一緒にいる人との関係は全く関係ありません。


③に対して

カップルに限らず、一般的に多いリアクションです。

エイズ検査のポスターにものっていますが、性病は元カノから、あるいは元彼の元カノから、もしくはその元カノの元彼から移っている可能性だってあります。

性感染症は、あなたが思っているよりもずっと身近な存在なんです。

自分は大丈夫、と思っている人ほど、安易な行動をとっていたりするものです。



でも、こういう話はとてもいいづらかったりしますよね、わかります。

特に自分の検査結果を相手に伝えるときとかは。


ここで、実際に私がパートナーにとった行動を紹介します。


まず私のことについて、私の検査結果は陰性でした。

そして、私は半年に1回ほど、定期的に検査をしています。


その上で、パートナーに検査を勧めました。

お互いが浮気していようがなかろうが、私の結果が陰性だったからといって

私のパートナーも陰性とは限らないからです。


だって、お互いいつも予防措置(ゴムをつけるってことね。)をとるし、

相手が陽性であってもウイルスを防げていたと思うから。


パートナーには、自分が相手を大切に想っていることや、性病の合併症が恐ろしいこと、検査をすること自体の意義について自分の言葉で説明したら、納得してくれました。


街頭で、パートナーとうまく性関連のコミュニケーションがとれてない方が

多いなと思ったので、参考までに自分の体験談を載せてみました。


それでは、今回は私の暇つぶしのためにながながと書きましたが、

みなさんにイベントにおこしいただけるのを願ってます。


それではイベントにて☆