【京都市民料理教室@ラ・キャリエール】 ・・・プロローグはこちらから・・・
たいたん = 炊いたもの。
料理家・杉本節子さんのご本でこの表現になじみはあったものの、発音が初めて解り、感動でした。
「た」いたん、と最初の「た」を強く発音する。
そして、炊く、というと、私の感覚ではごはんのみが対象ですが、
こちらのひとは、(水を使って)火を通すならば、対象がなんであっても大概、「炊く」という動詞を用いるようだ。
ところで、夫は純京都人でありますが、私相手には関東弁で話してくれるし、
(※関東の人へご注意。関西では「◎関東弁 ×標準語」らしいです。お気をつけて・・・)
近所のひとびとにとっても、“関東弁を使う人間が身近にいる” ということ自体が新鮮らしいので、
私は是が非でも京都弁を使えるようになりたい!とは思っていません。
意味が判るようにはなりたいですが。。よく分からない単語が今もたまにあるので。。
でもまあそれ以前に、2年まるまる住んでおいて、いまだ「こんにちは」のイントネーションひとつ、マスターできてないのですから、挑戦できるレベルでは到底ありません
さて、それはともかく、芋とぼうだらです。
しかも、たいたん。
ぼうだら。
先にも書きましたように
、なんだか独特の郷土料理の趣・・・があり、食べてみたかったのです。
芋も、使うのはエビイモですよ。これにも憧れがありました。ちょっとお値段高いし。
エビイモはさすがブラックタイガーみたいな模様です
しかし・・・、
感想から先にいうと、どちらも、あまり私の口には合いませんでした唯一残しました。。好き嫌いほとんどないのに!
残念です。
しかし作り方を書きます。せっかく教わってきたので。
【材料】(5人分)
ぼうだら(数日間水で戻したものを購入する) 800g
エビイモ 5個
黄ゆず 1/4個
調味料・・・
だし汁 600ml
酒 100ml
みりん 30ml
砂糖 50g
濃口しょうゆ 30ml
淡口しょうゆ 40ml
【作り方】
1、ぼうだらは、大きくカットし、米のとぎ汁で茹でてもどす。
2、鍋で1とだし汁、酒を中火にかける。
3、エビイモは皮を大きく厚くむいて面取りし、一度水につけてあくを取り、2の鍋にいれて一緒に煮る。
4、エビイモが柔らかくなれば、残りの調味料をいれて炊き上げる。
5、黄ゆずは皮のみをこそいで、千切りにする。
6、4が煮えたら取り出し、煮汁をさらに半分に煮詰めて、ソースとしてかける。
7、黄ゆずをふって、出来上がり。
【コツ】
・ぼうだらは、ゆがくとやせる。
・ゆがく=茹でる(自分用メモ)。
・エビイモとぼうだらは一緒に茹でることで、あくを互いに吸収し合いまろやかな味になる。ただし昔のやり方であり、今は別ゆでを良しとするところも多い。
・高いエビイモは、火の通りが良い
・煮崩れをふせぐため、芋は鍋から取り出してから切る。
見るとすごくおいしそうなのだけどね。。。