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HONDA GE6 フィット
天井防振処理
今回の施工は天井の防音、制振処理 です。
カーオーディオにおいていろいろな部分を防音、制振作業をすることがありますが
その中でトップクラスに効果が高いのが天井(^^♪
面積が多いわりにフラットで強度の弱い部分が多い形状の為でしょうか。
一定の振動が起きやすいのか、スピーカーの振動と共振をしてしまうのか。
もしくはフロアと並行の壁になっているため定在波のようなものが発生しているのか、、、
また、それのすべてが少しずつ重なっているのか。
はっきと何がってのは分かりませんがものすごく車内の音質に関わっているのは確かです
防振処理の施工内容や方法で効果は若干変わるのですがオーディオの音質的にどうなるかというと
まあ、ものすごく全体的に変わるのですがワタシが特に一番気が付くのが
低域。 低域の解像度やキレが全く変わってきます
今までどうしてもぼやけていた帯域がしっかり鳴りだしたりします。
こんなところに今まで悩んでいた原因があったのかと何度も感じたことがあります
そして、低域が改善するということは当然中高域にわたっても改善が見られます。
どうしてもドアのデッドニングだけでは対応出来なかった中域の乱れや解像度の改善など。
その他諸々・・
とてつもないレベルで音質改善の可能性を秘めているのが天井の処理です
ドアのチューニングはやり方によって良くも悪くもなるのですが天井に関しては
もちろん技術の差はあるとは思いますが基本改善しか体感したことがありません。
しかしドアと同じで天井でも施工方法の技術が向上すれば帯域ごとの位相のコントロールやイコライザのような使い方も出来そうですね。
とくに低域をコントロール出来るとなるとそれはものすごい可能性を秘めているのではないでしょうか??
今後、全国の専門店様でもますます増えてゆく施工だと思いますからこれからどんどん新しい技術が生まれてきたら楽しいですね~
さて、施工の流れです。
天井の内装を剥がすために各ピラーを取り外します~
しかしそこにたどり着くにはもっと下の部分から分解しないといけない車種が多いですね。
このフィットもそうです。
で、その下の部分を外すためにはシートベルトも外さないといけなかった気がします。
あとはバイザーやルームミラー、ルームライトなども取り外します。
まあ、さくさくっと進めば15分程度で天井にたどり着けると思います(#^.^#)
天井はずしました。
ここからは様々な施工方法や手順があると思いますが当店では
まずは鉄板部を脱脂して制振材を張り付けます。
良く使用する材料は STP GOLD です。
理由は柔軟で張り付けやすいのとまあまあ軽量な為、熱等で後々剥がれたりがしにくい為です。
あと経験上、天井の施工はレアルシルトやレアルシルト匠が最強の効果を発揮しました。
車種で結果も変わるのですがたぶん制振材の制振特性上、拘束型制振材レアルシルトの
効き方が天井に求める制振具合にドストライクなのかもしれませんね。
レアルシルトアは効果が最強の拘束型制振材です。
ドアには用途や場所を考えながら使用しないとデメリットも出てくると思われますが
天井では今まで良い結果しか出たことがありません。
唯一のデメリットは若干ほかの素材よりお高いのかなってところですね。
今回の車両ではいろいろ考えた結果、STPGOLDを施工後
バランスを見ながらレアルシルトを張り付けてゆき、最後にSTPの防音材を張り付けて
天井その他の部分を組み立ててもとに戻すという内容で施工しています。
すみません。画像がさかさまです、、
stp GOLDを張り付けた状態。
こんな感じです。
室内灯やバイザーなどをあとでつけないといけないのでその様なものの邪魔にならないように
考えながら圧着してゆきます。
はい。またさかさまです。すみません。
ここまででGOLDの施工が終了です。
この後、オーディオを鳴らしながらいろいろ考えながらレアルシルトをチューニングで貼ってゆきます。
画像は作業に夢中で取り忘れました。
全ての作業が終了後、内張を組み立てて完成です(^^♪
サウンドチェックしましたが今までとは別次元のサウンドに仕上がりました
特に今回の車両は ZRAUDIO エクストラバカンスシリーズというハイエンド機を使用していますのでそのポテンシャルを引き出すには様々な工夫が必要です。
底知れぬ性能のスピーカーですので良い音を出すために出来ることは全てやりたいですね。