「いろいろな気持ち」
今日は大雨でした。
晃士くん。
彩ちゃん。
丈一郎くん。
宗太郎くん。
心春ちゃん。
そして、聡太郎。
去年、丈一郎くんが募金活動開始前に。
そして、聡太郎が渡航後に。
彩ちゃんが渡航を前に。
心春ちゃんは、ご両親が移植を検討されていました。
晃士くんは募金活動の記者会見前日に。
そして、多臓器移植をした宗太郎くん。
雨だからか、みんなの名前が浮かびます。
他にも、同じ病気や心臓病でお子さんを・・・という方が多くいらっしゃいます。
私には多すぎると思う、子どもたちの名前です。
ずっと悩んできました。
何ができるのか、何をするべきなのか。
私の周りにいる皆様は温かくて優しくて、「今はゆっくり休んで」「無理をしないで」と言って下さいます。
でも、私には失ってしまった子どもたちの命の重みが、私を前に進ませているように思います。
正直な気持ちでは、全てをなかったことに出来たら、どれだけ楽になれるだろうと思うこともあります。
でも、聡太郎を産み、育てる前の自分に戻れると言われても、戻りたいなんて思いません。
どんなに今が辛くても、聡太郎の与えてくれたものが大きいからです。
聡太郎に与えて貰うものが何もなくても、生きていて欲しかった。というのが本音です。
でも、聡太郎は大きな何かを残していなくなってしまいました。
本当なら、多くの愛情も物質も何もかもを与えるのは親の私たちで、先に逝くのも私たちのはずなのに・・・。
雨の日は、そういうことばかり考えます。
でも、晃士くんのことで、気持ちが大きく動きました。
ちょうど同じ頃に、聡太郎の募金活動に協力をして下さっていた方々が、署名活動をしてはどうかと言ってくれました。
現在、調整させていただいております。
ただ、国会との関連があるので、現在急進行で話を進めさせて頂いております。
発起人や代表者や署名用紙の配布方法、署名の郵送先などが決定しましたら、このブログでも皆様にお願いをさせて頂きたいと思います。
では、何故、決まっていないことを先に書くのか・・・。
国会の難しい話でしたので、政治に疎い私には書ききれないのですが、今国会で審議されないと、現在の臓器移植法案は再審議されないまま流れてしまいます。
では、今国会で、審議して頂くにはどうすればいいのか・・・。
署名活動をして提出するには3月末までとなります。
すごい差し迫った期日です。
なので、先に告知させて頂きました。
どうか、その際にはご理解とご協力をお願い致します。
日本でも小児の移植が可能になるように。
一人でも多くの子どもたちに未来と希望を与えるために。
すぐには何も変わらないかも知れません。
それでも、この一歩を進めなければ、何も変えられません。
心からお願いを致します。
生後2ヶ月のそうちゃん。
右上の写真が生まれて数日のそうちゃんです。
可愛くなったよね!
ママにとってはいつでも可愛い聡ちゃんだったよ。
そうちゃんへ
雨が降っても、雨がやんでも、天気になって太陽が出て晴れても、そうちゃんには逢えないね。
そうちゃんが、そうちゃんでしかない現実を分かっているから、悲しくて悲しくなくて。
へんな感じだよ。
私が一つのことに執着しそうになってバランスを崩しそうになると、すごいタイミングで別の話が出てきます。
今回の件もそうでした。
やっぱり、そうちゃんが見守ってくれているのかな。
でなければ、こんな話にはならないと思うよ。
私は聡太郎を産んだつもりなんだけど、やっぱりキミは天使だったのかい?
ママとパパの子どもにしては、大きなものを残しすぎてると思うんだけど。