●訃報2023~パート2(4月~6月)~主にソウル界で鬼籍に入った人たち | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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●訃報2023~パート2(4月~6月)~主にソウル界で鬼籍に入った人たち

 

【Artists Who Passed 2023 (Part 2) First Quarter】

 

2023年も多くのアーティストたちが鬼籍に入った。ソウル・サーチンのツイッター、ブログで紹介したものをまとめます。ツイッターのみのものはツイートをすべて。ツイッターで速報したあとブログでまとめたものは、ツイッターの速報第一報とその後の評伝などのブログのリンクを紹介します。それにしても訃報が多過ぎてなかなかブログ紹介まで間に合わない…。

 

パート2は、2023年4月から6月に亡くなったアーティスト、音楽関係者、また個人的に接点があった人たち。またツイッター(X)でだしたものの、諸事情でまとまったちゃんとした評伝が書けていないアーティストもいくつかでてきてしまった。

 

ティナ・ターナー

 

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【4月】

 

訃報。シーモア・スタイン Semour Stein死去。 April 18, 1942 – April 2, 2023 80歳。キング・レコーズから始まり、レッドバードなどを経て、自身のサイアー・レコーズを設立。マドンナ、トーキングヘッズ、プリテンダーズなどと契約し、世界的なスターに育てた。https://nyti.ms/3U1etMR

 https://pic.twitter.com/UA7Sf7xWyD

 

クラシック音楽専門誌「レコード芸術」(音楽之友社)70余年の歴史に幕。2023年7月号(6月20日)発売号で休刊へ。1952年3月に創刊。休刊のおしらせ→

https://bit.ly/433Coza

 

スイート・チャールズ死去~ジェームス・ブラウン・バンドのベース奏者

2023年4月4日

https://note.com/ebs/n/n618e708a0d1a

 

訃報 ペギー・スコット・アダムス Peggy Scott Adams  2023年3月27日フロリダ州ペンサコーラの自宅で死去。死因不明。74歳。1948年6月25日生まれ。https://bit.ly/40JvMo5 R&Bシンガー。アラバマ生まれだが、ペンサコーラ育ち。ベンEキングのコーラスから、徐々に頭角を出し、1968年、69年にジョ・ジョ・ベンソンとのデュエット曲がヒット。いったん引退したが、友人のジミー・ルイスの説得で復帰。以降は、地元を中心にライヴなどを行っていた。https://bit.ly/3MgEW74

https://bit.ly/3KBqSUJ

 

訃報 DJ OSAこと清水修2023年4月5日21時25分死去。58歳。ここ数カ月体調を崩し入退院し闘病していた。大腸がんだった。葬儀はすでに8日に家族葬で執り行った。友人関係の代表としてDJ AKIRAさん(南條彰)が発表。本人の意思で偲ぶ会、お別れの会は行わない。https://bit.ly/41iBDkl →

 

訃報 DJ OSA(DJオサ)~これからは天国でイヴェントやって

2023年4月11日

https://note.com/ebs/n/n0c1cce3bdc9b

 

訃報 クレイグ・"スクリーマー”・パウェル Craig "Screamer" Powell 2023年4月11日までに死去。すい臓の病気で闘病中だった。60歳前後とみられる。プリンス・ファミリー、マザラッティのギタリスト。仲間のジェリービーン・ジョンソンらがSNSに投稿した。https://bit.ly/3Uw9dRm 詳細後送。 https://pic.twitter.com/rhjSTZNYag

 

訃報 グレッグ・ペリー Greg Perry 2023年3月14日死去。評伝など→https://bit.ly/40eFDB7 73歳から80歳くらいと見られる。デトロイトを本拠に活躍、ハニー・コーン、100プルーフなどに楽曲提供。自身、カサブランカとRCAから計2枚のアルバム発表。さらに情報わかれば後送。

 

グレッグ・ペリー死去~ホットワックス/インヴィクタスのソングライター/プロデューサー、アルバム2枚発表

2023年4月15日

https://note.com/ebs/n/n6f73b2f5537b

 

速報 訃報 アーマッド・ジャマル Ahmad Jamal 2023年4月16日マサチューセッツ州の自宅で死去。92歳。伝説的なジャズ・ピアニスト→

https://wapo.st/43AeDiy 

2003年10月のライヴ評→

https://bit.ly/3zZG8Vj

 詳細後送。

 

ジャズ・ピアニスト、アーマッド・ジャマル92歳で死去~宝石はなかなか探せない

2023年4月18日

https://note.com/ebs/n/n911d89d9c3f3

 

訃報ブッカー・ニューベリー3世 Booker Newberry III 2023年4月5日オハイオ州ボードマンのリハビリ施設で死去。死因は未公表。67歳。

https://bit.ly/41vK23O

 https://bit.ly/3KM1YjU オハイオ州ヤングスタウンに1956年1月19日2人兄弟の長男として誕生。地元の教会で歌い始め→

ブッカー・ニューベリー67歳で死去

2023年4月19日

https://note.com/ebs/n/n4f2e23bbd432

 

速報。訃報。イヴァン・コンティ Ivan Conti ブラジル系フュージョン・グループ、アジムス Azymuth のメンバー。2023年4月17日死去。76歳。詳細・後送。https://bit.ly/40ko17d  #azymuth

 

訃報 オーティス・レディング3世 Otis Redding III 2023年4月18日ジョージア州メイコンの病院で死去。癌だった。59歳。https://nyti.ms/41lk8jv

 60年代に活躍した不世出のR&Bシンガー、オーティス・レディングの息子。自身「レディングス」として1980年代アルバム、ヒットなどを出した。レディングスは、オーティス3世がギター、ヴォーカル、兄のデクスターがベース、ヴォーカル、従兄のマーク・ロケットがキーボード、ヴォーカル。1980年、「リモート・コントロール」がヒット。同曲→

https://bit.ly/3LeD51O

レディングスは中級の成功だったが、スタックスのエディー・フロイドはオーティスをギタリストとして雇ったり、父のレガシーを守る財団の運営に協力していた。1963年12月17生まれ。父が飛行機事故で死去したとき(1967年12月10日)まだ3歳。

https://bit.ly/3osW4wL

 グループは初期レコード会社(アーロン・フーカス)と折り合いが悪くなり、オーティスはソロへ転向。財団「オーティス・レディング・ファンデーション」は年一で若い子供たちに音楽を教えるキャンプなどを開催。

オーティス3世がギター一本で歌う「ドック・オブ・ザ・ベイ」の動画→

https://www.youtube.com/watch?v=-pVeMSPThvI&t=68s

 

速報。訃報 ハリー・ベラフォンテ Harry Belafonte 2023年4月25日ニューヨークの自宅で死去。うっ血性心不全。96歳。https://nyti.ms/3HfM7ZU

 1927年3月1日ニューヨーク・ハーレム生まれ。両親は西インド諸島出身。シンガー、俳優、社会活動家。ブラックの人たちの権利を守り広げる活動に邁進。シンガーとしては「バナナ・ボート(デイ・オー)」が1957年世界的ヒットに。シンガーと成功し、ハリウッドへ進出。同時期のシドニー・ポワティエと良いライヴァル関係に。活動の主軸は社会活動へ。女優シャリ・べラフォンテの父。初期からマーティン・ルーサー・キング牧師らと親しくなり公民権運動にも寄与。1963年同牧師主導の歴史的なワシントン大行進にも参加。牧師暗殺後キング家を経済的にも支えた。映画やテレビなどで白人と共演することで様々な脅迫などを受けた。高校中退からネイヴィーに入隊。この時期にブラック作家の本に接し、その歴史に目覚めた。除隊後演劇学校に通い、クラスメートにマーロン・ブランド、トニー・カーティスらがいた。マンハッタンのアメリカン・ニグロ劇場の舞台に立った。1949年頃からニューヨークのクラブでジャズ的な作品を歌うようになり人気に。映画でも当時人気の黒人女優ドロシー・ダンドリッジと『カルメン・ジョーンズ』で共演。音楽的には「キング・オブ・カリプソ」と呼ばれたが本人は気にしていなかった。1985年、クインシー・ジョーンズらを誘い、マイケル・ジャクソンらが書いたチャリティ作品「ウィ・アー・ザ・ワールド」を主導。近年でも政治的に主張し、2016年大統領選ではトランプに投票しないよう強く促した。

 

【5月】

 

速報・訃報 川畑満男さん。Mitsuo Kawabata 日本のソウルバーの総帥。2023年5月16日午前都内の病院で死去。71歳。赤坂のソウル・バー、ミラクル・オウナー。しばらく前から痛風などで体調を崩し入院していた。前日から急に体調が悪くなり永眠→ https://pic.twitter.com/FwwPunnSg5

 

日本ソウルバー界のドン、川畑さんの葬儀にオッシーと行ってきました。やすらかにお休みになっていました。たくさんのソウルバー関係者らと久しぶりにお会いしました。そうした出会いも川畑さんのおかげです。おつかれさまでした。川畑さんとの思い出は後日ブログなどにまとめます。

 https://pic.twitter.com/R4FvuRnLpg

 

日本のソウル・バー界の総帥、川畑満男さん~葬儀盛大に~天国にソウルバーを。川畑さん関連記事一覧などブログ/ノートに

https://x.gd/ORI84

 #miracle #temps

#川畑満男

 

追悼 川畑満男さん https://note.com/ebs/n/n0d7606f518c3

… 古希記念DVD紹介 武蔵小杉のソウルバー「ソウル・ビート」オウナー、北村保夫さんが編纂製作した川畑さんの歴史を振り返るもの。都内各地のソウル・バーで見られる。

 

訃報 カルトン・コフィー Calton Coffie 2023年2月2日フロリダ州パームビーチガーデンズで死去。68歳。長く糖尿病を患っていた。5月に娘が明らかにした。 レゲエ・グループ、インナーシティー Inner City の1986年から1994年のリードシンガー、パーカッション、キーボード奏者。https://bit.ly/3IsfhG6

 90年代のテレビシリーズで現在も続く『COPS』のテーマ曲「バッド・ボーイズ」で有名。グループ脱退後、ホット・カップ・オブ・コフィーとしてソロ活動。イギリスを本拠に活躍した。https://bit.ly/3MljkoG

 

訃報 ジミー・ヴァ―ナー Jimmy Varner [James Charles Varner]2023年5月14日死去。1963年10月23日生まれ59歳。葬儀は8月8日ニューヨークで行われた。しばらく病気で入院中だったが、一時退院していた「母の日」週末就寝中に死去。

https://www.legacy.com/us/obituaries/name/james-varner-obituary?id=52538536#obituary

…  最初の妻とバイ・オール・ミーンズ結成。バイ・オール・ミーンズで1988年から92年にかけてアルバム3枚リリース。いずれも良質のソウル・アルバムで高い評価を得た。その後ジミーはモータウンでプロデューサーに。同レーベルで多くのアーティストをプロデュース。娘のエル・(ガブリエル)ガーナーはシンガーとしてデビュー。

 

ジミー・ヴァ―ナー(バイ・オール・ミーンズ)2023年5月14日59歳で死去|死去した状況、評伝など詳細ブログ・ノートに

https://note.com/ebs/n/n0b22987e639a?sub_rt=share_h

 

訃報 ジム・ブラウン James Nathaniel Brown 2023年5月18日ロスアンジェルスの自宅で死去。87歳。プロ・フットボール選手から俳優に転じ、その後公民権運動などの活動家として活躍。https://cnn.it/3WmxOZT 1974年映画『スリー・ザ・ハード・ウェイ』他映画、テレビなど多数出演。

 

訃報 シェルドン・レイノルズ Sheldon Reynolds  2023年5月23日午後6時すぎLAで死去。家族、フィリップ・ベイリーらが公表した。63歳。https://x.gd/wsiOP

 https://x.gd/5g87b

 オハイオ州出身。1987年頃からアース・ウィンド&ファイアーのギタリスト。それ以前は、サン、コモドアーズ

 https://pic.twitter.com/0zDBINSDyS

 

などのギタリスト。LAを中心に多くのレコーディングにも参加。アースのメンバーとしても来日。しばらく前から体調を崩して入院し、家族がファンに祈りを捧げるようお願いしていた。詳細は後送。

https://pic.twitter.com/7Z0yvxUF0E

 

速報・訃報 ティナ・ターナー Tina Turner 2023年5月24日スイス・チューリッヒ近くキュスナハトの自宅で死去。83歳。広報が明らかにした。死因は未発表。ニューヨーク・タイムズ、本人公式SNSなども報じた→

 

https://www.nytimes.com/2023/05/24/arts/music/tina-turner-dead.html?smid=tw-nytimes&smtyp=cur

 

https://x.gd/jaF7S

世界的なロックン・ソウル・アイコン。すでにミック・ジャガー、エリカ・バドゥ、ブライアン・アダムスなどが追悼コメントを出している。

https://www.billboard.com/music/music-news/tina-turner-dead-artist-reactions-1235336697/#recipient_hashed=e4405741a0807fbd56b74092f06f7f609126d9ca2e47c8d3c71d2e77a912a974&recipient_salt=e4537e4577f42adedc5feee8ee309204f476b91c0fdd8005eea4a8b93913b74d…

 

1939年11月26日テネシー州ブラウンズヴィル生まれ。1957年アイク・ターナーズ・キング・オブ・リズムに加入。その後、アイク&ティナ・ターナーに発展。激しい踊りとゴスペルに根差した圧倒的な歌唱力で「プラウド・メアリー」などヒットを出した。2人は結婚するが、夫アイクのの家庭内暴力に嫌気がさし、夫の元から身一つで逃亡。1983年ソロシンガーとして再起。アル・グリーンの「レッツ・ステイ・トゥゲザー」のカヴァーで見事カンバック。84年「ワッツ・ラヴ・ガット・トゥ・ドゥ・ウィズ・イット」がグラミー。以後はアリーナ・クラスでのライヴ、レコード・CDのヒットが続き、世界的エンタテイナーとなった。後進の女性アーティストに多大な影響を与え、特にビヨンセはティナに捧げるパフォーマンスも見せている。俳優として映画界でも『トミー』(1975)、『マッドマックス』などに出演。ハリウッドスターとしてもその存在感を見せた。彼女の生涯を描いた伝記に基づいた映画『アイ・ティナ』(1993)(ティナ役をアンジェラ・バセット、アイク役ローレンス・フィッシュバーン)でその激動の半生が描かれた。グラミー多数、ロック殿堂入り、ケネディ・センター・オナーなどの栄誉受賞多数。2018年にはミュージカル『ティナ』もニューヨークブロードウェイ、ロンドンなどで上演。

1970年12月アイク&ティナ・ターナーとして赤坂ムゲン初来日。6日間1日2ステージ完走。その後1985年12月武道館、大阪フェスティバルホール、1988年3月横浜スタジアム、武道館、大阪城ホールでライヴ。ワールドツアーの模様はDVDになっている。

 

CNNが毎時間(各番組)毎にゲストをリモートなどでいれて詳報。7時台シャーリー・リー・ラルフ、デビー・アレン、8時台、ルース・ポインター(ウィ・アー・ザ・ワールドで共演)、ブライアン・アダムス、9時台ハービー・ハンコックなど。

 https://pic.twitter.com/m9tGtvO880

バラク・オバマ元大統領のツイート https://twitter.com/BarackObama/status/1661514993383120896…

 

 ティナ・ターナーとの思い出をマーティン・ウェア(ヒューマン・リーグ、ヘヴン17)が語る。英ガーディアン紙(2023年12月20日付)→

https://x.gd/HyIvO

 

 アイクとの離婚後、レコード契約がなくライヴで細々と稼いでいたティナの奇跡の復活を演出。 @tinaturner 1982年ロンドンで彼女のライヴを見たとき何とかしなければと思った。ひょんなことからレコード会社と話がつきLAに飛んだ。大邸宅ではなかったが紅茶とビスケットでもてなしてくれた。いわゆるセレブにありがちな有名人プライドもなかった 

https://x.gd/HyIvO

 

彼女がキャリアを語り、結局、テンプスの「Ball of Confusion」とその後アル・グリーンの「Let's Stay Together」を録音。歌録りはどちらもワンテイク。「何かをスタジオで(たった一日で)クリエイトしたものが永遠に残る。あんな経験は二度と起こらなかった」 ティナとはたくさんの手紙のやりとりをした。最近マネージャーのロジャー・デイヴィスから連絡があり、ティナのマーティン宛の手紙が見つかったから送る、という。果たしてどんな手紙なのだろうか。@tinaturner (26 November 1939 – 24 May 2023, age 83) いい記事。

 

訃報 アイザック・レッド・ホールト Isaac "Redd" Holt 2023年5月23日シカゴで死去。91歳。音楽ジャーナリスト、Aスコット・ギャロウェイが明かした。1932年5月16日生まれ、先週91歳になったばかりだった。シカゴでラムゼイ・ルイス・トリオのドラマーになり「ジ・イン・クラウド」が大ヒット。同曲の大ヒット後、グループを脱退。ルイス・トリオにはその後釜としてモーリス・ホワイトが参加した。1966年ホールトはエルディー・ヤングとともに、ヤング・ホールト・アンリミテッドを結成。同グループは「ソウルフル・ストラット」が大ヒット。同曲はのちにバーバラ・アクリンがヴォーカルをつけ「アム・アイ・ザ・セイム・ガール」としてヒット。さらに、1992年、スイング・アウト・シスターズがこれをカヴァーして大ヒットとなった。ホールトはその後、シカゴで音楽を教えていた。

 

訃報 ビル・リー Bill Lee 2023年5月24日ブルックリンの自宅で死去。死因は未公表。94歳。ジャズ・ベース奏者、作曲家。映画監督スパイク・リーの父親。ベース奏者として200枚以上の作品にクレジット。その後、息子のスパイク・リー関連の映画音楽も担当。「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」(1986)「スクール・デイズ」(1988)、「ドゥ・ザ・ライト・シング」(1989)、「モー・ベター・ブルーズ」(1990)などにサウンドトラックで参加。1959年からニューヨーク在住。この時期、ボブ・ディラン、アリーサ・フランクリン、サイモン&ガーファンクルなどのレコーディングに参加。スパイク・リーは、「自分のジャズの知識はすべて父親から学んだ」と言っている。https://x.gd/MRsZb

 1928年7月23日アラバマ州生まれ、アトランタのモアハウス大学卒。シカゴ、アトランタなどを本拠にした後ニューヨークに移住。

 

訃報 ルーベン・ウィルソン Reuben Wilson 2023年5月26日死去。88歳。息子がSNSで発表。ハモンドB3などのジャズ・オルガン奏者。1968年からブルーノート・レーベル他で多くの自身名義、ゲスト参加作品などを出した。

https://x.gd/np5Dv

https://twitter.com/itsreubenreuel/status/1662156471688101896…

 

訃報 ジョン・アスリー Johnny Usry 2023年5月29日までに死去。74歳とみられる。ニュージャージー在住。1948年12月29日生まれ。親しい友人らがSNSに投稿。https://x.gd/vI0Eg

 フィラデルフィアのシグマ・サウンドなどに出入りするようになり、シグマを中心にアレンジの仕事などに。1975年頃、スリー・ディグリーズのバンドでカナダ・トロントに出向いたとき、同地のレコード会社からディスコ・アルバムを作らないかと誘われ、同地のミュージシャンを起用し制作。これが、ストラタヴァリアス名義でカナダで発売後、米ルーレットから76年発売

 https://amzn.to/3WIWD2h

 ここからディスコ・ヒットが誕生→

https://x.gd/OMsAk

 

 しかしその後シグマ/フィラデルフィア・インターなどで仕事をするも、恵まれず、一時期はホームレスにもなったという。2009年の映画『プレシャス』のサントラに、1979年PIRから出したジーン・カーンのWas That All It Wasが起用された。2021年1月日本の @tgroovemusic の尽力でストラタヴァリアスのアルバムが世界初CD化された。

 

【6月】

 

訃報 シンシア・ワイル Cynthia Weil 2023年6月1日死去。82歳。アメリカを代表する作詞家。作曲家バリー・マンの妻。60年以上夫婦として多くの作品を生み出した。 https://x.gd/LJEuN

 グラミー受賞、オスカー候補、多数アワード受賞。60年代からアメリカン・ソング・ブックを形作る一員「ふられた気持ち」作詞家シンシア・ワイルさん死去 82歳 ライオネル・リッチーにも楽曲提供 : スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20230603-OHT1T51054.html…

 

訃報 ジョン(ジョニー)・イングラム John (Johnny) Ingram 2023年6月1日死去。年齢死因不明。60代後半から70代前半とみられる。いとこが明かした→

https://x.gd/KiQe6

 フィラデルフィアのグループ、イングラムでドラムス&ヴォーカル担当。パティー・ラベルのお気に入りドラマーだった。ジ・イングラムとして、1976年ナッシュボロからLP『ジ・イングラム・キングドム』発売、その後3枚のアルバムを発表。メンバーのバーバラ・イングラムは、並行しスイート・ハーツ・オブ・シグマとして多くのフィリー作品のコーラスに。なお、クインシーのところでヒットをだしたジェームス・イングラムとは、まったく関係ない。ジ・イングラムは最大9人組セルフ・コンテインド・グループとして活躍し、イギリスでちょっと人気となった。

 

訃報 アストラッド・ジルベルト Astrud Gilberto 2023年6月5日死去。83歳。1940年3月29日ブラジル・バイーア州生まれ。ボサノヴァを世界的な音楽ジャンルにした立役者の一人。

https://x.gd/TTE7v

1959年ジョアン・ジルベルトと結婚、63年ニューヨークに行き、スタン・ゲッツ、アントニオ・カルロス・ジョビンらと『ゲッツ/ジルベルト』を録音。これが翌年発売され歴史的な作品となった。クリード・テイラーの発案で「イパネマの娘」が録音されこれが世界的ヒットになり、ボサノヴァを広めた。

 

訃報 ジョージ・ウィンストン George Winston 2023年6月4日カリフォルニアの自宅で就寝中に癌のため死去。73歳。https://x.gd/CpcNJ

 10年前に骨髄移植を受け闘病しつつ音楽活動を続けていた。いわゆるニューエージ・ピアニスト。1980年代にカリフォルニアのインディ、ウィンダムヒルから『オータム』『ウィンター・イントゥ・スプリング』などの4部作を発表、全米日本でも話題に。『オータム』収録「あこがれ/愛(Longing/Love)」は日本ではトヨタ・クレスタや箱根彫刻の森美術館のCM曲に使用されヒット

https://x.gd/UlGF4

2019年発表の通算19作目(ソロ15作目)のアルバム『レストレス・ウインド』ではアメリカのスタンダードなどをカヴァー。サム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カヴァー」をニューエージ風に仕立てた。

https://x.gd/Q0a5

来日多数。

 

悲報。音楽誌「プレイヤー Player」2023年6月30日発売号(2023年夏号)で休刊へ。1968年5月号から55年の歴史に幕。編集長北村和孝氏のおしらせ→

https://x.gd/oDuoO

 

 2001年に広告、総ページピークに、その後減少。2022年から季刊になっていた。

 

訃報 坂見誠二さん(ダンサー・ネームSEIJI=セイジ) 2023年6月16日長い闘病の末死去、65歳。癌だった。

 https://x.gd/7Tsb9

 日本のR&B、ヒップホップダンスをクリエイトしたダンサー。アメリカにもわたり、現地のダンサーにも大きな影響を与えた。日本でもTRFサムさん、ジャニーズ系の振り付けなど多数。ダンス番組審査員、プロデュースなど、ヒップホップダンスとジャズダンスを融合するなど常に進化系のダンスをクリエイトしてきた。1958年2月6日福岡生まれ。1982年同地でヨシボーさんらとダンス・チーム「ビー・ボップ・クリュー」結成。以後一線で活躍。

 

訃報  佐藤剛さん。Go Sato 音楽プロデューサー、作家。2023年6月20日、都内で死去。71歳。しばらく体調を崩し闘病していた。複数の関係者に連絡が入った。1952年1月21日岩手県盛岡出身、仙台育ち。1974年、音楽業界誌「ミュージック・ラボ」、その後新興音楽出版社で甲斐バンドをヒットさせ、1982年、自身の会社ファイブ・ディーを設立。THE BOOM(ザ・ブーム)、ヒートウェイブ、小野リサ、スーパー・バター・ドッグなど多数のアーティストをプロデュース。日本の音楽シーンで、まずアーティストのマインド、やりたいことなどを尊重し、アートとして完成しつつも、

https://pic.twitter.com/0kvZi72Crj

商業的に売れることにも心血を注いだ稀有なプロデューサー。また、2011年、由紀さおりとアメリカのジャズ・グループ、ピンク・マルティーニが共同制作した『1969』が世界的な話題になった。近年ではリトル・グリー・モンスターなどにも助言を与えていた。

 

1988年、マイケル・ジャクソン自伝『ムーンウォーク』で初の出版プロデュース。訳者に田中康夫氏を抜擢し成功を収めた。2011年、佐藤剛著ノンフィクション書籍『上を向いて歩こう』(岩波書店)上梓。これは坂本九の同曲がいかに全米1位になったかなど徹底取材で明らかにし、2013年同曲をめぐる『上を向いて歩こう』展示会も行った。また音楽業界が激変する中で、著作権、原盤権、音楽出版などについても一家言あり、特に最近の配信についても積極的に意見を発信していた。「せたがや音楽プロジェクト」のプロデューサーも務め2019年2月高山広の一人芝居で「ルーサー・ヴァンドロス物語」「アレサ・フランクリン物語」をプロデュース。2022年3月、NHK Eテレの『星野源のおんがくこうろん』中村八大の回で「ゴウかいせついん」として声の出演。葬儀は家族葬ですませ、後日お別れの会が企画されるかもしれない。

 https://pic.twitter.com/pBt7UJM4oQ

 

悲しいことに次々と偉大な先輩が鬼籍にはいります。佐藤剛さん @gosan5553 の葬儀に、田中康夫さん @loveyassy 松尾潔さん @kiyoshimatsuo と。安らかにお眠りになっているようでした。剛さんとのこと、ブログにまとめます。お世話になりました。安らかにお休みください。

https://pic.twitter.com/d2EzSKJxfM

 

佐藤剛さん死去~音楽プロデューサー、作家 THE BOOM、由紀さおり&ピンク・マルティーニ他、書籍『ムーンウォーク』『上を向いて歩こう』他 評伝とちょっとした個人的思い出ブログに→

https://note.com/ebs/n/n17a06f7d310b

マイケルの命日にご葬儀 、お世話になりました

 

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