アンプ・フィドラー65歳で死去~Pファンク、プリンスなどとも共演、Jディラの初期の育ての親 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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アンプ・フィドラー65歳で死去~Pファンク、プリンスなどとも共演、Jディラの初期の育ての親

 

【Amp Fiddler Dies At 65】

 

訃報。

 

デトロイト出身のキーボード奏者、ヴォーカリスト、プロデューサー、アンプ・フィドラー Amp Fiddler が2023年12月17日デトロイトで死去。65歳。昨年病に倒れ闘病中だった。治療費のためクラウド・ファンディングも行っていたが、復活となならなかった。

 

https://x.gd/akwZ3 

 

https://x.gd/9VgNB 

 

1958年5月16日デトロイト生まれ。Pファンク関連、プリンスらと共演。

 

昨年2022年8月手術をして療養中だった。病名についてはまだ明らかにされていない。その後同年12月クラウド・ファンディングが立ち上がり、7万ドル以上を集めた。本人名義のアルバムも多数。ファンキーなキーボードが持ち味。

 

Pファンクで数回来日。また2004年9月、自己名義でブルーノート東京に来日。また2012年12月同じデトロイトのミュージシャン仲間でもあるリオン・ウェアのライヴでも来日。このときはシャンテ・ムーアとの共演。このときもブルーノート東京。ライヴレポ→https://x.gd/4iAyS

 

2018年12月インコグニートのライヴへスペシャル・ゲストとしてブルーノート東京に登場した。

 

Jディラの面倒もみていた。ズーコつながりでのJディラ、アンプ・フィドラーのエピソード→

  https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12663016492.html @zooco1225 @AmpFiddler @JDilla_Fndn

 

https://www.instagram.com/amp_fiddler/

 

Amp Fiddler - interview: on teaching J Dilla how to use MPC; touring with George Clinton; Prince 2019/02/11

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=GP41bk4wRWQ

 

 

Inspiration Information Interview Amp Fiddler, Sly & Robbie

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=3zAkOQmPnZo

 

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アンプ・フィドラー・オフィシャル

https://www.ampfiddler.com/

 

評伝。

 

ジョセフ・アンプ・フィドラーは、1958年5月16日デトロイト生まれ。地元でキーボード奏者、ヴォーカリストなどとして活動。デトロイトのR&Bヴォーカル・グループ、エンチャントメントのバック・バンドの一員に。同郷でキーボード仲間でもあったバーニー・ウォーレルがアンプのデモテープをジョージ・クリントンに聞かせたところ、気に入り、バーニーに代わってアンプがPファンク(ファンカデリック、パーラメント)に参加。1985年頃から1996年まで約10年ほど、Pファンク軍団に参加していた。1990年、エレクトラとアンプ・フィドラーは、アンプの兄弟とともに契約。この後、ニューヨークの路上で知り合ったというマックスウェルにも手を貸すようになった。マックスウェルの『アーバン・ハング・スイート』のアルバム・アイデアなどを授けたという。

 

アンプ・フィドラーは初のソロとして『ウォルツ・オブ・ゲットーフライ』(2004年)リリース。このあたりから独特のフィーチャリスティックなサウンドを模索。様々な新機材を自由自在に駆使するようになった。

 

2008年には、レゲエのスライ&ロビーとアルバムを制作。

 

Inspiration Information Interview Amp Fiddler, Sly & Robbie

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=3zAkOQmPnZo

htps://www.youtube.com/watch?v=3zAkOQmPnZo

 

2009年5月、当時18歳だったアンプの一人っ子息子ドリアン・アンソニー・フィドラーが糖尿病から急死。ドリアンはドラマーで、アンプのバンドに入るつもりだったという。

 

ジョージ・クリントンのPファンク軍団以外でも、ジャミロクワイ、プリンス、ウォズ・ノット・ワズ、ブラニュー・ヘヴィーズ、フィッシュボーン、マックスウェルなどとも共演している。また同郷の若手Jディラなどにも目をかけていた。

 

イギリスでも人気が高く多くのCD・レコードなどをイギリスのレーベルでリリースしている。

 

2012年に手術をし、その後体調は良くなったり悪くなったりのだったようだ。2022年8月手術、同年12月には治療費などをねん出するためにクラウンド・ファンディングが行われた。984人から目標額7万5千ドルのところ、目標を超える78,488ドルが集まった。なお病名などは現在のところ明らかにされていない。

 

本人は「ヒップ・ホップ、ビーバップ、ソウル、R&B、アフロビート、レゲエ、ジャズ、サルサ、カリプソなどなんでも好きなんだ」という。「だから、ジョージ・クリントンのパーラメント‣ファンカデリックの元でプレイするのは夢がかなったようだった。ジョージ・クリントンから音楽業界でのやりかた、生き方など実に多くのことを学んだ」。

 

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アルバム

 

With Respect (1990)

Waltz of a Ghetto Fly (2004) –

Afro Strut (2006) –

Inspiration Information (2008) – with Sly and Robbie

Motor City Booty (2016)

Kindred Live (2017) – with Will Sessions

Amp Dog Knights (2017)

The One (2018) – with Will Sessions

 

 

OBITUARY>Fiddler, Amp (5/16/1958 – 12/17/2023, age 65)