ルドルフ・アイズレー84歳で静かに死去

【Rudolph Isley Dies At 84 In His Sleep】

左からルドルフ、ロナルド、オケーリー

訃報。

ロックンロール、ソウル界を7ディケードにわたって牽引し、現在でも現役で活躍するアイズレー・ブラザースの創始者のひとり、ルドルフ・アイズレー Rudolph Isleyが2023年10月11日、現在居住しているシカゴ近郊の自宅で、就寝中に死去した。84歳だった。特にこれといった持病もなく、自然死だった。

死去を伝える記事。

https://www.tmz.com/2023/10/12/rudolph-isley-brothers-founding-member-dead-dies-singer-motown/

https://www.npr.org/2023/10/13/1205671795/rudolph-isley-founding-member-of-the-isley-brothers-dies-at-age-84

https://www.nytimes.com/2023/10/12/arts/music/rudolph-isley-dead.html

https://www.bbc.co.uk/news/entertainment-arts-67098878

https://www.cincinnati.com/story/entertainment/music/2023/10/12/rudolph-isley-obituary-isley-brothers/71158938007/

70年の歴史を持つアイズレー・ブラザース。アイズレー兄弟は、上から、オケーリー・アイズレー（1937年12月25日～1986年3月31日、48歳）、ルドルフ（1939年4月1日生まれ～2023年10月11日、84歳）、ロナルド（1941年5月21日生まれ）の3人のヴォーカルに、アーニー（1952年3月7日生まれ）、マーヴィン（1953年8月18日生まれ～2010年6月6日、56歳）、ルドルフの義理の弟クリス・ジャスパー（1951年12月30日生まれ）の3人のバンドを加えた6人組。兄弟にはロナルドの下に4男としてヴァーノンがいたが、1955年交通事故で13歳前後で死去している。

ロナルドは主としてバック・コーラスの一員として、また、オリジナル楽曲を作る時の共作者として参加。リードを取ることはめったになかった。グループのリードは９割がた弟のロナルド・アイズレーが担当している。

1986年に長兄（第一子）のオケーリーが急死したことにショックを受け、1989年までにグループを脱退、聖職者となった。ただ、アワード・ショーなどでオリジナル・メンバーが必要なときは、顔をだしていた。

ただ、2021年、実質的にアイズレー・ブラザースを仕切っていた弟のロナルド・アイズレーが、「アイズレー・ブラザーズ」のグループ名の商標権を登録、この権利から派生する印税などがロナルドのもとに行くようになったが、それに異を唱え、2023年春、そこからの印税などを求めて訴訟を起こしていた。

https://www.youtube.com/watch?reload=9&v=BW8-BRnbV-Q

前で歌う3人のうち、真ん中の赤いスーツがルドルフ。左はオケーリー（黒いスーツ）、右がリードを取るロナルド。

https://www.youtube.com/watch?v=hlEDIQ4HFIQ

これでも右がロナルドで、真ん中がルドルフ。

https://www.youtube.com/watch?v=7nvudxqX_LA

ここでは真ん中がロナルドのリードで、ルドルフは口髭の右側。

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アイズレーに関しては、ライヴとトークでそのアーティストを掘り下げる『ソウル・サーチン：ザ・セッション』第３回でアイズレー・ブラザーズを取り上げた。

ソウル・サーチン: ザ・セッションVol.3　１４日無事終了