〇 『ゴールド・コンサート20回』～チャンピオン大会グランド・グランプリ・チャンピオンに笙YUUさん
【Grand Champion Goes To Shou-Yuu】
審査員全員（後列左から小久保氏、谷川氏、吉岡、宮川氏、萩原氏、手前、湯川氏、工藤氏）
グランド・チャンピオン。
障がい者を中心にしたアーティストのオーディション・コンテスト、ゴールド・コンサート第20回が2023年9月23日（土・祝日）15時半から東京・有楽町の国際フォーラム・ホールCで行われ、過去10年以内にチャンピオンに輝いた8組が登場。いずれもがチャンピオンということでひじょうにハイレヴェルな争いとなり、結局、ひじょうに僅差で「笙」（しょう）という楽器を見事に操り演奏を聴かせた笙ユウ（しょうゆう）さんがグランド・チャンピオンに輝いた。
ショウユウさんと
今年は20回を記念して、これまでのチャンピオンを集めた特別回。グランド・チャンピオン以外、2位にDJユータ＆ヨウイチ、3位にキャッパーズ、観客賞にコンスタントグロウ、湯川れい子賞に佐藤翔（さとう・かける）が授与された。
キャッパーズと
今年は、チャンピオン大会だけに、どの楽曲、出場アーティストもひじょうにレヴェルが高く、審査員も、どれを選ぶか大変な苦労をした。また各審査員の得点集計もういずれも僅差となり、僅差のまま1~3位が決定した。優勝者の笙ユウさんは授賞後話を聞くと、毎日欠かさず数時間練習しているという。４年前の優勝時と比べて、上達しているかと思うかと尋ねると、「そう思います」と自信をみなぎらせていた。雅楽をこうした一般の人に広めることに大きな意義を感じた。
授与式では、今年で審査員を卒業する湯川れい子さんに特別の賞状が贈られた。
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ゴールドコンサート・オフィシャル
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出演者一覧
出演者プロフィール、ゲスト、司会者、審査員など
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出場者
DJ Yuta & Yoichi
第12回ゴールドコンサートグランプリ
曲名：to the Melting Hope world
障がいの種類：肢体
地域：鳥取
編成：PC・シンセサイザーほか手足に不自由があっても音楽ができる方法を独自に確立し、音楽制作やライブ活動をしている、サウンドクリエイター。2015年の第12回ゴールドコンサートへ初出場し、グランプリを受賞。その事がきっかけで、鳥取県からのサポートも受けながら本格的に音楽活動を開始する。以降、多方面からのオファーをこなしながら、長年の目標であった、Tokyo2020パラ開会式でのパフォーマンス出演を実現。2022年には、パリでのファッションショーで音楽制作を担当するなど、今現在も活動の幅を広げ続けている。
ConstantGlowth
第13回ゴールドコンサートグランプリ
曲名：さくらはまだか
障がいの種類：肢体
地域：沖縄
編成：ボーカルほかメンバーはVo.勇武(イサム)、Ba.春菜(ハルナ)、Dr.利奈(リナ）、EGt.茂徳（シゲノリ）、Key.Eyoko（いよこ）の計５名。
ボーカルの勇武は生まれながら筋肉が徐々に衰えて息をする筋肉さえ奪われると言われる進行性の難病「脊髄性筋萎縮症」を抱え車いす。
現在、CDを無料で配布しながら沖縄県内外で精力的にライブを行っています。
CDの無料配布はその数も100万枚！
ミリオンセラーではなく、ミリオン配布を行ってConstantGlowthの歌が100万人の方に知って頂き100万人の方に口ずさんで頂くことを目標にやってます。（※一部サポートメンバーでの出場）。
太田将誉
第14回ゴールドコンサートグランプリ
曲名：桜舞う
障がいの種類：知的・発達
地域：東京
編成：ピアノASDという個性と共に、ピアノが大好きという幸せを両手に一杯抱えて誕生しました。4歳で鍵盤に出会えた時、何の躊躇もなく人生初の即興演奏を弾き周りを驚かせました。障害による困難、挫折の度にピアノへの情熱は大きくなり、その度に新しい作品は生まれました。両手に溢れる幸せを、決して諦めない情熱を、幸せのメロディーに乗せて世界中にお届けしたいです。
全国各地、ウィーン、ニューヨーク、カイロにて演奏。金賞、グランプリなど多数受賞。日比谷ネクストアーティスト選出、演奏。東京都主催「つながる音楽祭」ゲスト出演予定。
佐藤翔
第14回ゴールドコンサートグランプリ
曲名：TRUTH
障がいの種類：視覚
地域：東京
編成：シンセサイザー・ドラム僕は生まれつき目が見えません。でも色んな音が聞こえます。そして自分で色んな音が出せるようになりました。それが音楽でした。今では音楽があることで僕は毎日が楽しくて仕方ありません。更に音楽を通じて多くの方と友達になりました。みんなと音楽を楽しむことが大好きです。そしてもっと多くの人を音楽で笑顔にすることが僕の夢です。このステージではみんなに感謝しながら最高のパフォーマンスをしたいと思います。応援よろしくお願いします！
クチイシ＆マウストーンズ
15周年ゴールドコンサートグランプリ
曲名：ハレルヤ
障がいの種類：肢体
地域：大阪 十三
編成：ギター・ボーカルほか口石和人を中心に大阪十三をホームとして活動。ギターのタッキーはBarカルカロドン・カルカリィスのオーナー兼バーテンダー。カホンのケッチー藤原は藤原自動車工業(株)の社長。共に十三で生活を営む。ボーカルのクッチャンは全国津々浦々で活動。日常の喜怒哀楽をブルース、R&R、ブギにのせて歌ってます。ナイスミドルな僕達(笑)心に響く唄をお届けします。
笙YUU
第16回ゴールドコンサートグランプリ
曲名：令和の煌
障がいの種類：知的・発達・内部
地域：宮城
編成：笙ほか1985年宮城県仙台市生まれ。
幼少より雅楽に惹かれ13歳から笙を始める。 2010年より宮内庁楽師松井北斗氏に10年間師事。雅楽曲に加え、独自の奏法で様々なジャンルの曲を演奏している。ウィリアムズ症候群と言う障害を音楽の分野に特化する才能へと開花させ「心あたたかくなる笙の音を世界へ」との思いを胸に、笙の音を届け続けている。2019年「第16回ゴールドコンサート」でグランプリ賞を受賞。コロナ禍の現在はyoutubeで笙YUUチャンネルを開設し、積極的に演奏を配信している。オリジナルCDを６枚発表している。
CAPPERS
第17回ゴールドコンサートグランプリ
曲名：星を見に行こう
障がいの種類：肢体
地域：東京
編成：ボーカルほかJAHLIとゆかいな仲間たち。
香介
第18回ゴールドコンサートグランプリ
曲名：Bluebird
障がいの種類：視覚
地域：東京
編成：ピアノ・ボーカルロックピアニスト、シンガー・ソングライター。滋賀県長浜市出身。
先天性緑内障が原因で、7歳で失明。
15歳の頃、ラジオで耳にしたレイ・チャールズに衝撃を受けたことを機に、ピアノを始める。
短大在学中、演奏活動を本格的に開始。
アメリカン・ルーツ・ミュージックに根差したサウンドが特徴。
2016年には、憧れだった米南部ニュー・オーリンズを訪れる。
2021年、パラアスリートへの応援歌を含む初のフルアルバム『Another Star』をリリース。
現在、ピアノロックをコンセプトに、様々なプロジェクトにて活動、盲導犬育成の為のチャリティーライブ『PIANOLOGIE』を定期開催中。
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特別出場者
香港展能藝術會トリオ
曲名：心の湖からの喜悦
障がいの種類：視覚
地域：香港
編成：二胡、ヴァイオリンほかメンバーは、視覚障がいをもつ二胡奏者の楊恩華（ヤン・エンファ）とヴァイオリン奏者の丁怡杰（ディン・イージェ）、車椅子のピアノ奏者の鄧卓謙（アンソン・タング）。3人は将来有望な音楽家で、奨学金を受けて香港演芸学院や英国王立音楽院で勉強をしている。また、それぞれ「VSA International Young Soloists Award」を受賞し、ワシントンD.C.の公演に招かれた。音楽を学ぶ過程で様々な壁に直面してきた3人だが、それでも夢を諦めず、音楽を一生の仕事にするため、日々努力をしている。
香港の有名な作曲家、梅廣釗（ムイ・クォンチュウ）氏が３人のために制作した新曲『心の湖からの喜悦』を日本で初披露する。
（※鄧卓謙の怪我のためピアノ奏者はサポートメンバーが参加）
※『心の湖からの喜悦』は、香港展能藝術會が2023年に作曲家へ制作依頼をしたもので、楽曲作成費は香港作曲家及作詞家協會「CASH音楽基金」の支援を受けています。
ユビン・リー
曲名：ショパン：12の練習曲集作品25 第5番 ホ短調
障がいの種類：発達
地域：韓国
編成：ピアノ5才よりピアノを始める。韓国仙和芸術高等学校作曲科卒業。
作曲とピアノの才能を持ち、様々な舞台でピアニストとして活動しており、2019年にはソウル芸術の殿堂で開催された第10回ポコアポココンサートにて、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏。
第一回ハートハート音楽コンクール銀賞、スペシャルオリンピックス韓国文化芸術功労賞、TJB音楽コンクールグランプリ、スペシャルK（韓国障がい者芸術コンテスト）金賞、など受賞歴多数。
ENT>CONCERT>Gold Concert