◆ ブラザー・マルコムの『太古の日本語に宿る英知』 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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◆ ブラザー・マルコムの『太古の日本語に宿る英知』

【Brother Malcolm's Ancient Japanese Words of Wisdom】

英知。

マイ・ロングタイム・ブラザー、マルコム・アダムスさんが、『Brother Malcolm's Ancient Japanese Words of Wisdom』というビデオ・プログラムを思いついたように始めた。アダムスさんはアメリカの元CBS-TVの記者で、東京発のニューズをアメリカに送っていたりしたが、この10年は静岡県・掛川に移住し、そこを本拠に活動をしている。

この『Brother Malcolm's Ancient Japanese Words of Wisdom 太古の日本語に宿る英知』というコラムは、その名前の通り、昔からの日本語に潜む、日本語独特の言い回しやコンセプト、メンタリティーを英語で解説しようというもの。

第一回では、こんなフレーズを解説。

Naite kurasu mo issho, waratte kurasu mo issho.
泣いて暮らすも一緒、笑って暮らすも一緒
It is the same life whether we spend it crying or laughing.

Nana korobi, ya oki.
七転び八起き
to fall seven times, to rise eight times

Sugitaru wa nao oyobazaru ga gotoshi.
過ぎたるは、なお、及ばざるがごとし
Let what is past flow away downstream.

~~~~++++~~~~

リクエスト。

で、彼がこれを始めて僕が思い出したのが、その昔FEN(米軍放送)でやっていた「ワンフレーズ・日本語」のコーナー。窪田ひろ子さんという方が、日本語のちょっとしたフレーズを紹介し、その意味を外国人向けに英語で解説するというもの。日本語が簡単ということと、英語の解説がわかりやすいので、けっこう毎日好きで楽しみにしていた。

このたった2分程度のラジオ・コラムで窪田さんは、最後をこう〆ていた。「a little language goes a long way」(ちょっとした言葉が大きく役立つ。意訳で、千里の道も一歩から)

そして、僕の頭の中には、いつも英語にならない、英語にできない日本語というものがテーマとしてある。

そこで、マルさんに「侘び寂びwabi sabi」を英語ではどう説明するか、教えてください、とリクエストを書き込んだ。

そうしたら、速攻、英語で簡単な解説を教えてくれたのだが、それだけでなく、なんと11分程度のビデオを作って、アップしてくれたのだ。

アメリカ人、イギリス人など西洋の人に、東洋・日本の「侘び・寂び」のコンセプトを説明すると、少しは日本人や日本人の考え方などが理解されるのではないだろうか。下記の動画をぜひご活用ください。

Japan Journal: The Internet’s No.1 English Online Cybercast From Japan:

“Brother Malcolm's Ancient Japanese Words of Wisdom”
http://youtu.be/BZ8JP0Mix0s



ブラザー・マルコムに聞きたい日本語があったら、お知らせください。マルコムにきいてみます。

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