今の私ができるまで③ の続きです。

中学生になると、クラブ活動が必須になり、私はとあるスポーツ系のAクラブに入部。本当は別のスポーツBが好きで(Bの方が実際得意だったし)、Bができるクラブに入部したかったのですが、母親の言うことを聞かないといけないと思い込んでいたので、母の勧める通りにAクラブに入部したのでした。(ちなみに母は若い頃、Bスポーツの選手でエースのポジションだったのですが、練習が厳しすぎて、娘には同じような厳しい練習をさせたくなかったようでした。)

このエピソードからもわかるように、私にとっては母の言うことは、中学になっても絶対でした。
多くの母親がそうであるように、私の母も子育てを失敗したくない思いが強く、私たち子どもにはかなり厳しかったように思います。
今の親子は友達のような親子が多いのでしょうが、私の場合は君主と家来のようなイメージで捉えていました。

反抗期もあったのですが、父に対していちいち腹が立って、無視していたら、母に叱られたのをきっかけに、無視はしなくなりました。

そんなこともあり、いつの間にか私は自分の意見を押し通すとか、怒りっぽいような女性を母と重ねて見てしまい、そのような女性に対して苦手意識を持つようになり(ただその時は全く気付いていなかったですが)、かつ自分の意見や感情に思い切り蓋をするようになりました。


続きます。