お焼香の作法・・・知ってると役立ちます | ”そうぎコンシェル”のブログ

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業界で30年以上やってきた『そうぎコンシェル』です。
お葬式のマナー、常識、間違いや業界ウラ話などお葬式のことや、
終活・エンディングノートなどについて書いていきたいと思います。

こんにちは。そうぎコンシェルです。

葬儀業界に30年以上たずさわって参りました。
自分の経験を生かし、お役に立つ情報をまとめられないか、
と思い、
ブログをやってみようかと考えました。はじめてのブログなので正直いつまでやれるか、、、


よく人に聞かれること、お役立ちの情報やウラ話なども、ご迷惑をかけない程度に書いていきたいと思っています。

ついこの間も、急なお通夜に参列する知人から、、、

「お焼香って、何回?どうするのが正しいの?」
という質問をうけました。
この質問、意外と多く聞かれます。

故人を偲び、お弔いする心がもちろん最も大切なことは言うまでもありませんが、
「間違ってるかな?」とか「どうするんだろう?」みたいな気持ちがあると、
なかなか心もこめにくくなることもあります。
この際、少なくとも自分自身の宗派や代表的なやり方を覚えておくのもいいかと、、、

お焼香は、ご葬家の宗派に則った作法で行うのが基本とされていますが、自分自身の宗派作法でおこなっても良いとされています。

***同じ宗派でも、地域や宗教者の方によりちがう場合もあります。以下は、あくまでも基本の作法です。悪しからず***

関東の場合、人数が多い(時間が限られている)場合など「おひとり、1回のご焼香でお願いします。」とご案内される場合が多いようです。

各宗派の基本の作法は以下のとおりです。

浄土宗 1回~3回 軽く額にいただきます
浄土真宗(西) 1回 額にいただきません
浄土真宗(東) 2回 額にいただきません

日蓮宗 1回~3回 軽く額にいただきます
日蓮正宗 3回 各3回額にいただきます

真言宗 3回 各3回額にいただきます
天台宗 1回か3回 額にいただきません
臨済宗 1回 額にいただきません
曹洞宗 2回 1回目のみ額にいただきます(2度目はやりません)

ちなみに、
お焼香は、右手の親指、人差し指、中指の3本で行うのが正式です。
これは、インドではこの3本の指以外の右手の薬指、小指と左手は不浄なものとされることに由来しているそうです。

これをご参考にご自身の宗教宗派などを確認して、宗派の作法をしっかり身につけるのも
心のこもったお弔いをするために役立つと思います。

より良い終活と葬儀の案内人
そうぎコンシェル

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